kottが1st アルバム『kott』をリリース。6月30日から全国を巡るリリースツアーをスタート
6月21日(水)にバンド名を冠した1stアルバムをリリースしたkott(コット)。元jizueのドラマー粉川心、Schroeder-Headzなどのサポートも務め即興音楽界隈でも活躍するコントラバス奏者の岡田康孝、関西屈指のジャズピアニスト髙橋賢一という京都を拠点に活動する同世代の即興音楽家たちが集まったピアノトリオである。本作に収録されているのは、先行して配信されていた“光の足跡/ light cruising”、“渦/ reflection”、“白夜の踊り子/ night dance”の3曲を含む、全8曲。尖ったリフが炸裂する“渦/ reflection”、洞窟に響くかのような共鳴が美しい“白煙の地下室/ cave”など1曲1曲の趣は違えど、45分間心地よく楽曲の世界に没入できるのは音像がこだわり抜かれているからだろう。各配信サイトでの視聴はスタートしているが、kottメンバーのたっての希望でフィジカルの音源を入手できるのはライブ会場とpenguinmarket records onlineでの通販のみとなっている。
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また、アルバムをリリースしたタイミングで“光の足跡/ light cruising”のMVも公開。彼らが紡ぎ出す音が映像へと変換されたような短編映画を思わせるこの作品を監督したのはメンバーの岡田康孝。音へのこだわりが視覚的に感じられる作品となっている。
このアルバムをひっさげて6月30日からは全国各地を巡るツアーもスタート。現在のところ18公演が予定されているが、今後も公演は追加されるという。フジロックの出演も決まり、今、注目の彼ら。アルバムを聴いたあとは、ぜひライブで発せられる彼らの音に飲み込まれる体験をしてほしい。
kott
アーティスト:kott
レーベル:penguinmarket records
発売:2023年6月21日
フォーマット:CD / デジタル
価格:¥3,000(税込)
収録曲
1. 光の足跡/ light cruising
2. 渦/ reflection
3. 風切音/ wind sound
4. 白夜の踊り子/ night dance
5. 白煙の地下室/ cave
6. 光/ reject
7. 波のない海/ deep sea’s stardust
8. 解放/ dive
kott 1stアルバム『kott』リリースツアー
6月30日(金)東京〈Jazz bar 琥珀〉
7月 2日(日)栃木〈光明寺〉
7月 3日(月)神奈川〈YOKOHAMA Grass Roots〉
7月15日(土)福井〈Tree Cafe〉
7月21日(金)愛知〈FreeStyle BAR? 輪-RiN-〉
7月23日(日)滋賀〈dry river 2ND〉
8月 4日(金)石川〈黒崎海水浴場 浜茶屋 入のや〉
8月 6日(日)福井〈中野商店〉
8月18日(金)長野〈瓦RECORD〉
8月20日(日)東京〈ogikubo velvetsun〉
8月22日(火)青森〈yamaju〉
8月23日(水)青森〈ROXX〉
8月25日(金)北海道〈Sound Lab mole〉
8月27日(日)宮城〈IRORI〉
9月 1日(金)大阪〈梅田Shangri-La〉kott presents『kott × NABOWA』
9月15日(金)熊本〈tsukimi〉
9月16日(土)鹿児島〈イパネマ〉
9月18日(月・祝)香川〈燦庫〉
and more!
kott
SHIN KOKAWA(drums)、YASUTAKA OKADA(contrabass)、KENICHI TAKAHASHI(piano)
kyoto experimental piano trio
元jizueのドラマー粉川心の呼びかけにより、それぞれソロアーティストとして独自の表現を追求していた岡田康孝、高橋賢一らと同世代の即興音楽家3人で2021年に結成。 限り無く美しい異世界の景色から、混沌の奥深くにある残酷な狂気まで強烈な振り幅を持ち、更に原始から続く多様なダンスミュージックを飲み込んで、様々な色彩を描き放つ3人の音像は、聴衆を非現実な世界へと連れ去る力を持つ稀有なバンドとして高い評価を得ている。
Webサイト:https://penguinmarket.net/artist/kott/
Tune Core :https://www.tunecore.co.jp/artists/kott
WRITER
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奈良県出身。京都在住。この街で流れる音楽のことなどを書き留めたい。
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