EVENT

ハイライフ八ヶ岳2022 powered by ソラリズム

野外フェスティバル『ハイライフ八ヶ岳2022 powered by ソラリズム』が9月10日(土)、9月11日(日)に山梨県北杜市の〈小淵沢 女神の森〉で開催される。開催まで1ヶ月を切り、タカシタブラカシ(ハナレグミ×U-zhaan)ほか追加出演者の発表に加え、出演者の日割りと、ステージ割りも発表された。

MUSIC 2022.08.17 Written By 柴田 真希

東京から車で約2時間強とアクセスもよく、八ヶ岳が生む大自然の中で音楽と食文化を堪能できることに定評があるハイライフ八ヶ岳。これまでは「絶景音楽フェス」として〈サンメドウズ清里〉で開催されていたが、今年は同じ山梨県・清里の中で場所を変え、更に野外LIVEプロジェクト『ソラリズム』との同時開催。清里の魅力について、ハイライフ八ヶ岳実行委員長の三上浩太はインタビューの中で「絶えず様々な価値観やカルチャーを柔軟に取り入れながら新しいものを作り続けている」ことだと語っている。

 

ライブは、森と音が響き合う野外エリア「フロンティアフォレスト」と、映像と音が響き合う屋内クラブエリア「クラブ ワンダーラスト」の2つの会場で展開。両ステージは森の中を歩く小道で結ばれ、小道の真ん中にはワインやクラフトビール、味噌などさまざまな発酵グルメが堪能できる「発酵サーカス」エリアが設けられる。

会場マップ
野外エリア「フロンティアフォレスト」
屋内クラブエリア「クラブ ワンダーラスト」

2022年のテーマとして「WANDERLUST ワンダーラスト – はじまりの庭 – 」を表明し、“世界を探求したい”という強い欲望が体現される催しが詰め込まれた2日間。「WANDERLUST(旅行熱、放浪癖)」の原義は“世界を探求したい”という強い欲望”。どんなに行動を制限されても、どんなにアルゴリズムにレコメンドされても、探究心を抑えきれない。そんなWANDERLUSTな人々が集うハイライフ八ヶ岳には、3つのアイデンティティがあるという。

『ハイライフ八ヶ岳』3つのアイデンティティ

 

開拓

ハイライフ八ヶ岳の原点、山梨県清里は、アメリカの教育者・牧師のポール・ラッシュと地域の人々により開拓され、戦後発展を遂げた。ハイライフ八ヶ岳も、地域内外の人々が共にゼロから立ち上げ、新しい時代のカルチャーを探求している。

 

実験

ポール氏が持ち込んだアメリカカルチャー、高度経済成長、バブル崩壊、移住者の急増。八ヶ岳は、さまざまな時代背景と地場のカルチャーが混ざりあう実験的なエリア。ハイライフ八ヶ岳も「まずはやってみる」ことを大切にしている。

 

発酵

ワインやクラフトビールカルチャー、創業150年の味噌屋さん、 発酵デザイナー。山梨には発酵が根付いている。開催6年目となるハイライフ八ヶ岳も、まだまだ発酵中。フツフツと内側から変化するプロセスを一緒に楽しもう。

出演者は既に発表されていたstarRo、OMSB、鬼の右腕、no.9 orchestra等の19組に加え、追加出演者として発表されたのは、8組。タカシタブラカシは、四半世紀に渡って自身の音楽を突き詰めるシンガーソングライターの永積 崇(ハナレグミ)と、インドの打楽器タブラを武器に数多くのミュージシャン・クリエイターとのコラボを経験し、独自の音の表現を追求するU-zhaanの二人が2021年に結成したユニットだ。そして『第74回カンヌ国際映画祭』で脚本賞ほか4つの賞を受賞した、濱口竜介監督による映画『ドライブ・マイ・カー』の音楽を担当した石橋英子。KANDYTOWNのメンバーとしても活動するラッパー・トラックメーカーのRyohu。南アフリカ発の新たなダンスミュージック「Amapiano」をいち早く日本に広めているDJ mitokon などが決まっている。ヒップホップ、アンビエント、ジャズ、ソウルなどジャンルは多彩。ダンスミュージックやDJプレイを豊富に含んだラインナップが、八ヶ岳に集う。また、ハイライフの醍醐味であるVJによる映像演出も注目したい。

チケットは各プレイガイドで発売中。公式サイトでは宿泊施設の候補もリストアップされていて、気軽に参加するための情報が丁寧に掲載されている。一度行くと毎年参加したくなるという人が続出しているハイライフ八ヶ岳。涼しくなった時期の行楽に、身近な人を誘って行ってみてはいかがだろうか。

2020年まで開催してきた「サンメドウズ清里」でのハイライフ八ヶ岳の様子
日時

2022年9月10日(土)〜11日(日)<雨天開催>

会場

女神の森 ウェルネスガーデン/セントラルガーデン

〒408-0044 山梨県北杜市小淵沢町1578

 

チケット

・2日通し入場券 ¥9,000
・1日入場券 各日¥6,000
・小学生・中学生 各日¥1,500(当日現金払い)
・駐車券 各日¥1,500
各プレイガイドで発売中・詳しくはこちら

出演: 9月10日(土)

<フロンティアフォレスト> 佐藤タイジ / ermhoi with The attention please / 鬼の右腕 / 勝井祐二 / 辻コースケ and more!!

 

<クラブワンダーラスト> starRo / 川辺ヒロシ(TOKYO No.1 SOUL SET)/ GREEN ASSASSIN DOLLAR / Jambo Lacquer / IKE & rice water Groove Production / YOUNG-G,MMM(OMK/stillichimiya) / mitokon / Auto&mst / VJ rokapenis / VJ mitchel and more!!

出演: 9月11日(日)

<フロンティアフォレスト> タカシタブラカシ(ハナレグミ×U-zhaan) / Ovall / 石橋英子 / オオヤユウスケ(Polaris)/ 勝井祐二 / 辻コースケ / no.9 orchestra and more!!

 

<クラブワンダーラスト>OMSB / 一十三十一(clubset) Dorian + Kashif / Ryohu / DRAMATICBOYS / FusionColors / DJ マイケルJフォクス / VJ rokapenis / VJ mitchel and more!!

主催

(有)en

Webサイト

https://hi-life.jp/festival2022/

WRITER

RECENT POST

COLUMN
【2024年3月】今、大阪のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
REVIEW
黒沼英之「Selfish」- 息苦しい時は、ただ環境が変わるのを待つだけでいいんだよ
COLUMN
【2024年3月】今、東京のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
COLUMN
【2024年2月】今、大阪のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
COLUMN
【2024年2月】今、東京のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
INTERVIEW
ただ笑顔でいてほしい。黒沼英之が休止中の10年間で再認識した、作った曲を発表することの意味
COLUMN
【2024年1月】今、大阪のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
COLUMN
【2024年1月】今、東京のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
COLUMN
【2023年12月】今、大阪のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
REVIEW
omeme tenten『Now & Then / ブラックホールなう』 – …
COLUMN
【2023年12月】今、東京のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
COLUMN
【2023年11月】今、大阪のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
COLUMN
【2023年11月】今、東京のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
INTERVIEW
和製ストロークスから前人未到の新機軸「シティロック」へ進化した、Kamisadoインタビュー
REPORT
あそびは学び! 14回目の開催・みんなであそぶフェス 『ONE MUSIC CAMP』2日目レポート
REPORT
大自然の中で音楽とコミュニケーションを! 14回目の開催・みんなであそぶフェス 『ONE MUSIC…
INTERVIEW
【前編】わんぱくカルチャー・コレクティブ集団・少年キッズボウイとは?1stアルバムリリース記念で全員…
INTERVIEW
【後編】わんぱくカルチャー・コレクティブ集団・少年キッズボウイとは?1stアルバムリリース記念で全員…
COLUMN
【2023年10月】今、大阪のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
COLUMN
【2023年10月】今、東京のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
COLUMN
【2023年9月】今、大阪のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
COLUMN
【2023年9月】今、東京のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
REVIEW
既踏峰『ぼくら / 青い影』- 天使に連れて行かれた先のサイケデリア
REVIEW
ハナカタマサキ『時計のひとりごと』 – ホームビデオのように思い出を刻む、ハナカタ流・愛…
REVIEW
THE 抱きしめるズ『最強のふたり / しんぎんおーるおぶみー』 – 友達を想って、友達…
COLUMN
【2023年8月】今、大阪のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
COLUMN
【2023年8月】今、東京のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
INTERVIEW
映画が「作る人」をもう一踏ん張りさせてくれる -〈日田リベルテ〉原さんが映画館をやる理由
COLUMN
【2023年7月】今、大阪のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
COLUMN
これはもはやバンドではない! 新時代のわんぱくカルチャー・コレクティブ集団 少年キッズボウイの元へ全…
COLUMN
【2023年6月】今、大阪のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
COLUMN
【2023年5月】今、大阪のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
REPORT
10年間変化し続けてきた、場所と音の特別な関係 – 街なか音楽祭『結いのおと-TEN-』…
REPORT
フェスでの出会いが、日常を豊かにする – 街なか音楽祭『結いのおと-TEN-』Day1-
REVIEW
元気がないときは、お腹いっぱい食べるしかない – かりんちょ落書き『レストラン』
COLUMN
【2023年4月】今、大阪のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
INTERVIEW
街なか音楽祭『結いのおと』の継続で生まれた、地域と人の結節点 – 「結いプロジェクト」野…
COLUMN
【2023年3月】今、大阪のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
REVIEW
少年キッズボウイ“最終兵器ディスコ” - 感情の昂りは、戦争ではなく踊るエネルギーに
REVIEW
周辺住民『祝福を見上げて』 – 自分の心模様を映してくれる、弾き語り作品集
COLUMN
【2023年2月】今、大阪のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
REVIEW
井上杜和『日々浪漫(DAILY ROMANCE)』 – 古典手法を味方に現代の風俗を織り込んだ、自由…
REVIEW
鈴木青『始まりはいつもこんなポップス』 – 灰ではなく、炭になる燃え方を
COLUMN
【2023年1月】今、大阪のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
COLUMN
【2022年12月】今、大阪のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
COLUMN
【2022年11月】今、大阪のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
INTERVIEW
一人きりでの宅録を突き詰めた先で開いた、オーケストラの彩り – 高知在住SSW・ハナカタマサキ『Sm…
COLUMN
【2022年10月】今、大阪のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
COLUMN
【2022年9月】今、大阪のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
INTERVIEW
照らされるんじゃない、輝くんだ – 加速する「BRIGHT PUNK」バンド MINAM…
COLUMN
【2022年8月】今、大阪のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
REVIEW
50 pears『Wave Biograph』 – バンドは、小さな波が集合して生み出す大きな波
COLUMN
【2022年7月】今、大阪のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
REVIEW
くぐり『形』 – 解放を志向し、現世を超越した存在となる
COLUMN
【2022年6月】今、大阪のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
REVIEW
雨が降って虹が出るまで、ミュージカル映画のような23分間 – ソウルベイベーズ『Soulbabies…
COLUMN
【2022年5月】今、大阪のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
INTERVIEW
肩書きを外した“人と人”の交流 ーー『逆光』須藤蓮監督が見つけた、地に足ついた宣伝の原理
REVIEW
かりんちょ落書き“海が満ちる” – 灯台の光のように、目的地を照らす歌
COLUMN
【2022年4月】今、大阪のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
REVIEW
qoomol “You are so Claire” -『ミッド・サマー』に通じるアンビバレンスな芸…
COLUMN
【2022年3月】今、大阪のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
REPORT
みらんとLIGHTERSーー“猫”映画の公開記念イベント・ライブレポート
INTERVIEW
【第一回】音楽のラッピングーーグラフィックデザイナー・TYD™️(豊田由生)
INTERVIEW
京都の〈外〉から来て5年、確信とエラーで進む空間現代の現在地
INTERVIEW
アーティストが集まる理由ーー代表・番下さんに聞いた、bud musicが描くフラットな関係性
INTERVIEW
鈴木青が放つ、目の前の影を柔らげる光の歌
REVIEW
crap clap – ノスタルジー
COLUMN
今、どんな風が吹いている?|テーマで読み解く現代の歌詞
COLUMN
「あなたはブサイクだから」の呪い|魔法の言葉と呪いの言葉

LATEST POSTS

REVIEW
「キテレツで王様になる」SuperBack『Pwave』のキュートなダンディズムに震撼せよ

2017年に結成、京都に現れた異形の二人組ニューウェーブ・ダンスバンドSuperBack。1st ア…

REPORT
台湾インディーバンド3組に聞く、オリジナリティの育み方『浮現祭 Emerge Fest 2024』レポート(後編)

2019年から台湾・台中市で開催され、今年5回目を迎えた『浮現祭 Emerge Fest』。本稿では…

REPORT
観音廟の真向かいで最先端のジャズを。音楽と台中の生活が肩を寄せ合う『浮現祭 Emerge Fest 2024』レポート(前編)

2019年から台湾・台中市で開催され、今年5回目を迎えた『浮現祭 Emerge Fest』。イベント…

INTERVIEW
2024年台湾音楽シーンを揺らす、ローカルフェスとその原動力―『浮現祭 Emerge Fest』主催者・老諾さんインタビュー

2024年2月24,25日の土日に、台中〈清水鰲峰山運動公園〉で音楽フェス『浮現祭 Emerge F…

COLUMN
【2024年3月】今、大阪のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト

「大阪のインディーシーンってどんな感じ?」「かっこいいバンドはいるの?」「今」の京都の音楽シーンを追…