REPORT

マーガレット安井が見たボロフェスタ2019 2日目

オープニング ビューティフル・ドリーマー

私の大好きな映画作品に『うる星やつら 2ビューティフル・ドリーマー』というものがある。これは主人公のラムが文化祭前夜を「延々に続いて欲しい夢みたいな1日」だと思い、恋した妖怪が願いを叶えるため、諸星あたるたちを永遠に続く文化祭前夜の夢に閉じ込めるという作品だ。うる星やつらのキャラクターは一癖も二癖もある。しかしそのキャラクターがトラブルを起こしながらも、壁など作らず、協力しながら同じ文化祭という空間の中で楽しく生活するシーンは魅力にあふれている。つまりビューティフル・ドリーマーの世界というのは多様な価値観をもつ人間たちが永遠に楽しい時間を過ごす理想郷なのだ。そしてこれはボロフェスタでも同じことが言える。文化祭という空間で多様な人間が行き交い「延々に続いて欲しい夢みたいな1日」を体現したビューティフル・ドリーマーの世界なのだから。

ボロフェスタは今年で17年目の開催となるが、出演したアーティストは口々に「ボロフェスタは文化祭みたいで楽しい」と語る。例えばオープニング。今年はでかい貝が空から降ってきて、会場のやぐらへ落ち、ラグビーボールが生まれる。それを受け取ったハリボテマッチョ姿のパーティー・ナビゲーター土竜が瓦を頭で割る。私もいろんな音楽フェスは見たが、こんななんでもありなオープニングを見れるのはボロフェスタぐらいだ。余談だが、この貝は「今年『天気の子』が流行ったからRADWIMPSの‟愛にできることはまだあるかい”を流し、貝を出せば、それ‟愛に”じゃなくて‟貝に”やないか!!と誰か突っ込むやろ」とボロフェスタ代表の飯田仁一郎の発案らしい。このような内輪のノリ的な発想がフェスとして活かされるのも実に文化祭的だ。

 

そして毎年ながらラインナップもなんでもありの様相だ。ロックバンドもいれば、アイドルもいて、京都にゆかりのある人もいれば、そうでない人もいる。フェス界のサラダボウルと言ってもいいだろう。そんな多様な楽しみ方を提示するボロフェスタのなかで、シンガーソングライターのASAYAKE01は新しさに満ちていた。

新時代のシンガーソングライター ASAYAKE01

Photo:Sho Takamoto

シンガーソングライターといえば自分が生み出した言葉を楽器一本で演奏するアーティストである。今回のボロフェスタでも何組ものシンガーソングライターが出演し、会場を沸かせた。なかでも新しさに満ちていたのが、どすこいSTAGEに登場したASAYAKE01であった。大阪のシンガーソングライターのASAYAKE 01は2005年に活動をスタートするが、2012年に活動休止。しかし2018年頃より、音源のリリースを行い、中村佳穂のアルバム『AINOU』にも参加。今年は7年ぶりにライブ活動を本格的に再開し、全国流通盤アルバム『SSW』をリリースした。

 

手にはギター、足にはバスドラムをセットした出で立ちで登場したASAYAKE01。開口一番「前日のライブの打ち上げからそのままきました。今日は巻くかもしれないですがノン・ストップで行きます」と言い放ち、一曲目に‟ギター”を披露。切なく哀愁のただよう歌声と、ギターで紡がれる心地良いグルーブが会場を包み込む。打ち上げからそのままという言葉が嘘のように、‟YOU & I”、‟seiron!”などをテンポよく次々と演奏していく。

 

彼の特徴の一つに即興性というのがある。中村佳穂が彼のアルバム『SSW』に「ASAYAKE01は私のルーツです」とコメントを寄せていた。ASAYAKE01も中村佳穂と同じく音楽に合わせ自身の体験を即興的に言葉として紡ぐ。東京での企画ライブで、レコ発でもないのに中村佳穂を含めた出演者から「おめでとう」と言われたエピソードを歌いながら「平成は終わったけど、あの時代を生きた人たちへ」と歌われた‟LAST MAY”は即興的に自身の体験を語るASAYAKE01らしさが表れた瞬間であった。

 

ラストはTwitterで公開したトラックを聴いたリスナーの言葉を繋ぎ合わせてできた‟Don’t Look Back In 夕暮れ”を披露し、大団円のなか終了。現在、次の音源を製作中とのこと。まだまだASAYAKE01からは目が離せそうにない。

熱狂の渦にするボロフェスタのならず者 クリトリック・リス

Photo:堤大樹

最初に伝えたがボロフェスタはサラダボウルである。ステージで歌うバンドもいれば、枠にこだわらずその場を台風のごとく荒らし、熱狂を作り出すアーティストもいる。ボロフェスタでは常連であるクリトリック・リスはその代表だ。

 

ボロフェスタのタイムテーブルを見ながら気になることがあった。それはクリトリック・リスが、夕焼けSTAGE、麒麟STAGEの2つにまたがっている点だ。彼は一体どこから登場するのか。そう思いながら登場を待っていると、なんとオープニングでも使用された中央のやぐらから登場。‟味噌汁”ではやぐらに乗りながらスタッフや観客の力を借りつつ、縦横無尽にフロアを移動する。

 

「思いのほかやりづらいやん!」と愚痴を溢しながらも、マントを振り回し‟カレーライス”を披露。会場からは「カレーライス」コールが巻き起こる。その後に立て続けに歌った‟エレーナ”では、やぐらから降りて会場を練り歩きながら観客へ絡み、‟俺はドルオタ”になるとクリトリック・リス型の風船人形が何体も投下され、会場はもはやカオス状態。

 

だが終盤にはカオス状態から一変。ド下ネタながら男の青春をリアルに歌った‟MIDNIGHT SCUMMER”を拳を上げて会場全体が大合唱。ラストの‟WEEKDAYS LIVE LIFE”ではみんなで肩組んでステージを取り囲むほど、会場が一体となった。散々フロアを荒らしながら「また成長して帰ってきます。ボロフェスタ呼んでくれてありがとう」と礼を告げて舞台を後にした彼に、観客のアンコールはいつまでも鳴り響いていた。

事件を起こせ 空きっ腹に酒

Photo:ヤマモトタイスケ

自由さ、荒くれ者という点では、街の底STAGEに登場し素晴らしいアクトを見せた空きっ腹に酒も忘れてはいけない。「事件を起こせ!空きっ腹に酒!!」というパーティー・ナビゲーターのMCで登場したユキテロ(Vo)は、「このステージ、空調がないらしい、どこまでも熱くなろうぜ」と口火を切った後、鳴らされたのは‟音楽と才能”。ドラム、ベースの細かいビートに有機的にからむギターサウンド。そしてユキテロの高速ラップが加わりると会場は興奮に包まれる。サビでは「上に飛べるやろ!もっと飛べるやろ!」とガンガン煽り、会場は熱狂の坩堝と化した。

 

そんな観客の熱狂などお構いなしに、「おはようございます、ボロフェスタ。楽しなってきた!!」と叫び、‟Most”でさらに会場を熱くする。ハードコアやヒップホップ、ファンク、すべてを飲み込んで生まれるサウンドが超満員の街の底STAGEを炎天下にする。このままのペースで突き抜けるのかと思いきや、ベースの音がならないトラブルが発生。しかしそんな不測の事態も、百戦錬磨のライブバンドの空きっ腹の酒はヒューマン・ビートボックスからのリズムセッションにつなげ会場を盛り上げ続けた。

 

ピンチを好機に変えたところで、ベースの音が鳴りライブ再開。‟キョとムー”そして‟宇宙で独り”を演奏。「知らんくても、歌ってええねんで」とユキテロの煽りに対して、会場からはシンガロングが巻き起こる。‟宇宙で独り”という曲でシンガロングが起こったことに対して「今日独りやなくて良かったです」と感謝を伝えたあと、爆発必至の最新ナンバー‟Have a Nice Day!!”がスタート。後方のお客が雪崩れ混み、ユキテロは観客席へ飛びこみ、会場はまさにお祭り騒ぎとなった。

 

さらに彼らの代表曲‟正常な脳”を演奏し、ラストは本日の街の底STAGEのトリを任されているワンダフルボーイズのカバー‟夜のベイビー”を披露。「今日だけの歌を聴かせてくれ Are you ready ? 」とユキテロが言うと会場からは合唱が起こった以降は、ユキテロがステージを降りて入場規制待ちの観客を観に行ったり、フロアの真ん中にいき会場の観客を座らせたり、最後にはフリースタイルラップをかましたり、とやりたい放題。しかしそんな彼の姿に会場はどこまでもヒートアップし、この日最高の盛り上がりをみせる。「愛してるぜ!」と最後に言い放ちステージは終了。荒くれ者として会場をかき回しながら、観客に向き合い愛を叫ぶ。空きっ腹に酒のステージはまさに事件というべきライブであった。

鉄壁の新体制 ZAZEN BOYS

Photo:堤大樹

さてボロフェスタもいよいよ終盤。夕焼けSTAGEトリ前を飾るのは2年ぶりの登場となったのは向井秀徳率いるZAZEN BOYSだ。前回の出演は元ベーシストの吉田一郎の脱退前のラストライブであったが、2年の時を経てボロフェスタに帰還。その間に彼らは、初の女性ベーシストMIYA(Ba)が加入している。

 

「Matsuri Studioからやって来ました、ZAZEN BOYSです」と向井秀徳(Vo / Gt)と観客に挨拶したのちに、演奏されたのは‟HIMITSU GIRL’S TOP SECRET”。タイトで筋肉質なサウンドがホールを掌握すると突然、MIYAがアカペラでベースのフレーズを歌い、それに呼応するかのように吉兼聡(Gt)、松下敦(Dr)が各々のフレーズを声にだして歌う。有機的にアカペラを組み合わせたところで向井がギターの音をひとつ叩きつけると、会場からは大きな歓声が沸き起こる。

 

‟HIMITSU GIRL’S TOP SECRET”の音源にはアカペラは存在しない。ライブだけで行われる一種の演出である。彼らはライブになると既存曲を自由自在に変化させ、時にアドリブも混ぜて会場を沸かせている。次に演奏された‟COLD BEAT”でもひとつ間違えると演奏が崩れる緊張感の中で、容赦なくアドリブで言葉遊びを入れる向井秀徳。そこに喰らいつくメンバーの演奏に、観客から大きな拍手が巻き起こる。

 

その後、新曲である‟杉並の少年”、そして‟This is NORANEKO”を披露するが、ここで気が付かされるのは新ベーシストであるMIYAの役割だ。コーラスで彼女の声が入ると、バンドの持つ緊張感と質実剛健なサウンドはそのままに、華やかさが加る。こうなるとは ZAZEN BOYS は向かうところ敵なしである。もちろんZAZEN BOYSと並行して活動するハードコア・ファンクバンドの385で培われたであろうバッキバキなスラップベースのテクニックも過去のメンバーに決して引けは取らない。

 

ライブは終盤。‟ポテトサラダ”そして童謡‟夕焼け小焼け”を向井が独唱。「わかんねぇかな、わかんないだろうな」と松鶴家千とせオマージュを入れたあと、披露されたのは乱れぬ重厚なアンサンブルが気持ちいい‟WHISKY & UNUBORE”。一を最後はライブ終盤での演奏が定番となった‟Asobi”に会場が湧き上がる。ハードロックを思い起こす、ボトムのきいたベースサウンドと力強いドラムビートに、「遊び足りない、足りない」と、言葉が何度も繰り返すされる中で音が渦となり、やがて会場を巻きこみ歓声の嵐を引き起こす。「Matsuri Studioからやって参りましたZAZEN BOYS!キョウトシティー!!」と向井が高らかに叫びZAZEN BOYSは会場を後にした。

BiSHが見せたアイドルとしての多様性

Photo:岡安いつ美

近年、ロックフェスにアイドルの出演は少なくないが、トリを飾るケースは多くない。そんな中でBiSHは去年、そして今年と2年連続でボロフェスタのトリを飾っている。パーティーナビゲーターからリフトダイブ、脱衣は禁止、写真撮影はOK、などの注意事項が読まれたあと、アイナ・ジ・エンド、セントチヒロ・チッチ、モモコグミカンパニー、ハシヤスメ・アツコ、リンリン、アユニ・Dの6人が同じ全身緑色のコーデで決めて登場した。

 

彼女たちのファンこと清掃員や、初めてBiSHのライブを観る人もいる中で、1曲目に鳴らされたのは‟スパーク”。自信に満ちたステージングで、いきなり観客を釘付けにする。続けて爆裂パンクナンバー‟DEADMAN”が流れると会場は一気にエキサイト。さらには鉄壁のロックアンセム‟SMACK baby SMACK”ではサビの″はーいOK”のフリを観客とキメて、もはや会場全体は彼女達の虜である。

 

何度かBiSHのライブには足を運んでいるが、観るたびにステージからは多様性を感じてしまう。彼女たちはアイドルとしては珍しく自分たちで作詞、作曲、振付までを行っている。アイドルの固定観念に縛られず、新しいあり方を模索しているように感じる。またBiSHは実に個性的なユニットであり、眼鏡をかけるメンバーもいるし、金髪や奇抜な髪型のメンバーもいる。パワフルに歌うメンバーもいれば、繊細な声をしたメンバーもいる。しかし彼女たちは衣装をメンバーカラーで分けることなく、全員統一したコーディネイトで歌うことで、ひとりひとりの豊かな個性を、1つの世界で受け入れていこうというメッセージを発しているように思える。

 

「めちゃくちゃ緊張しましたが、とても嬉しかった。今のBiSHを届けたい。あと少しですが、踊ったり歌ったりしてBiSHを楽しんで欲しい」とセントチヒロ・チッチが語ったあと‟BiSH -星が瞬く夜に-”、‟beautifulさ”と代表曲を続け、会場全体でジャンプを巻き起こるほど会場を盛り上げる。そして本編ラストは‟オーケストラ”を披露。演奏が始まると、背景の白い幕がゆっくりと下がっていき綺麗なステンドグラスが露わに。昨年もボロフェスタで披露したが、今年もステンドグラスの美しさに負けない、精一杯、自分たちのステージングを観客に見せつけるBiSHの姿がそこにはあった。最後に拳を高らかに上げる姿をみて、私は確信した。また来年も、いやこの先も彼女たちはボロフェスタのステージに立ち続けるに違いないと。

エンドロール 今夜ダンスには間に合う

話を冒頭に戻す。ボロフェスタと『うる星やつら 2ビューティフル・ドリーマー』。2つに共通するのは「どんなやつでも肯定する」ということだ。例えば『うる星やつら』の諸星あたるはラムという可愛いい婚約者がいるが、しょっちゅう女の子をナンパするクズ野郎だ。そんなあたるに対してラムは電気ショックをするが、決して彼のことは嫌いにならず好きでいつづける。つまりラムはどんなことがあろうとも、あたるを信頼し、肯定し続けているのだ。ボロフェスタも、観客、アーティストのダイブやモッシュなど危険行為は起こるが、それを肯定する。昨今のコンプライアンス重視のフェスに比べると規則があきらかに緩い。でもそれはボロフェスタがフェスに来る全ての人の裁量を信じ、肯定しているからだ。信頼と肯定があるからこそ、ボロフェスタにも『うる星やつら』同様に自由で楽しい空間が広がっている。

 

それ双方とも身分の違いがあるが、対等であることも共通している。ボロフェスタでは、先ほどまでライブをやっていたアーティストが普通にライブを楽しんでいたり、喫煙スペースでスタッフと観客が一緒にタバコを吸っている場面によく出くわす。これは他のフェスではあまり見かけない光景だ。アーティストも、観客も、スタッフも壁がなく対等で、音楽に触れあう。それは金持ちお坊ちゃんの面堂終太郎、怪力美少女の三宅しのぶ、女性でありながら男として育てられた藤波竜之介、そして宇宙人のラムといった、多様なキャラクターが身分とか属性とか関係なく、永遠の文化祭前夜を楽しむ、ビューティフル・ドリーマーの世界とリンクする。

 

多様な人間が行き交い、肯定と対等を感じさせるボロフェスタ。それは差別や偏見、言論弾圧などが蔓延する今の社会のなかで、延々に続いて欲しい夢みたいな、ビューティフル・ドリーマーな1日ではないか。そんなことを思っていると、エンドロールで思い出野郎Aチームの‟ダンスに間に合う”が流れる。

今夜 ダンスには間に合う
散々な日でも ひどい気分でも

 

今夜 ダンスには間に合う
分かり合えなくても 離れ離れでも

 

今夜 ダンスには間に合う
何も持ってなくても 無くしてばかりでも

 

今夜 ダンスには間に合う 
Ah 諦めなければ

 

思い出野郎Aチーム‟ダンスに間に合う” より

今年のボロフェスタのテーマは「SNSには気をつけよう」。 Twitterを見ていると思想が分かり合えない人たちが壁を作り、お互いをののしり合い、分かり合えない相手をブロックする。しかしお互いが壁を作ってばかりでは、結局のところ何も変わらないし、新しい視座を得たり、学びを得たりすることは出来ない。だからこそ私たちは「人は多様である」ということを理解し、受け止める必要性があるのではないか。それでも、どうしても「多様性」を許容できない場合はライヴハウスに行けばいい。人はどれだけいがみ合っていても、音楽の前では平等だし、誰もが幸せな状態になる。散々な日でも、ひどい気分でも、思想が分かり合えなくても、喪失感にうちひしがれても、ライブハウスは全ての人間を肯定してくれる。

 

もしライブハウスにも行けないのならあなたの好きな音楽を聴けばいい。辛いことがある。イライラすることがある。今日もそんなネガティブな感情をSNSに吐き出す前に、音楽を聴く。すると一時ではあるが、嫌な気持ちを忘れるではないか。音楽は、ライブは、私たちを裏切らない。少なくともボロフェスタが開催する3日間はビューティフル・ドリーマーのような、終わらない楽しい世界が広がっている。ボロフェスタは明日もまだある。楽しい宴は始まったばかりだ。

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