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マーガレット安井の見たナノボロ2022 day2

京都の夏の音楽フェスティバル『ナノボロフェスタ』。今年からは『ナノボロ』を正式名称とし、昨年同様KBS京都ホールで2日間に渡って開催されました。ANTENNAでは今年も編集部あげての総力取材!2日間の模様を各日1名のライターによる独自の目線で綴っていきます。本記事では8月21日の模様をハイライト。

MUSIC 2022.09.02 Written By マーガレット 安井

「いつも通り」開催された2022年のナノボロ

年月が経つのは早い。つい先日、ボロフェスタ20周年を祝ったばっかりだというのに、もうナノボロフェスタの季節だ。

 

今年は『ナノボロフェスタ』から『ナノボロ』を正式名称とした同フェス。とはいえ内容自体に大きな変化があったのではなく、3ステージ制で、出演者は関西のインディーズバンドをメインに据えたラインナップ。会場のロビー前方部分には出し物があり(今年は夏祭りをテーマにしているらしく、ヨーヨー釣りと輪投げがあった)を行っていたり、オープニングでは相変わらずナノボロの主催者であり、〈Live House nano〉の店長である土龍が変なこと(今年はウルトラマンの首を天高くに上げていた)をやっていた。

いつも通りのナノボロが今年も開催された、そのように書いてもいいだろう。だがこの「いつも通り」がどれだけ大変なことであるか。

 

現状、COVID-19が猛威を振るっており、全国での新規感染者数は20万人を超える日もある。そんな状況でナノボロが今まで通り開催される確証なんて、正直どこにもない。スタッフ内でクラスターが出るかもしれないし、近隣の方々や市が自粛を呼びかける可能性だってある。つい先日だが、ナノボロのホストを務める〈□□□の家〉のオーナー、ミノウラヒロキ氏が主催するフェス『WIND RUSH』が開催1週間前に淡路市から「海水浴場での音楽イベントは中止してほしい」の要請を受けて中止※することになった。今年は『FUJI ROCK FESTIVAL』、『SUMMER SONIC』、『ROCK IN JAPAN FESTIVAL』 といった大型の音楽フェスが軒並み開催され、なんとなく「コロナ禍でも音楽フェスは開催されるもの」といった認識が私たちの中にあるのかもしれない。だがそれは当たり前でもなんでもない。毎年フェスの作り手たちがCOVID-19という見えない敵と対峙し、知恵をふり絞って、注意を重ね、その結果が1つのフェスができ上がっていることを、ここに記さないといけない。

※なおこのWIND RUSHは『NANO WIND RUSH』としてLive House nanoと□□□ん家で8月6日~7日の2日間にわたり開催された。

もちろん今回のナノボロでも昨年と同様で、コロナ対策として消毒液の設置やマスクの着用の義務はあった。だが今回はホールにあった区分けスペースが撤去され、自由な位置でライブを楽しめるようになっていた。こういう所からも、フェスを運営する側が過去の経験や感染症リスク、そして観客の自由など様々なものを天秤にかけながら、ナノボロでのルールを作ってきたことがわかる。安全にフェスを楽しむ、そのための方法を常に模索した結果が2022年のナノボロとして反映されているのだ。

 

また今回、『ナノボロ2022』の中で象徴的であったのはウクライナへの支援だ。ナノボロではロシア軍のウクライナ侵攻のため、祖国を離れ、京都へ避難してきた方々に現況を聴くというトークイベントを2日間開催。また会場の至る所に、避難者支援の募金箱が設置されていた。それまでもトークイベントは開催されていたが、世界情勢に対して真摯に向き合った内容のイベントは同フェスとしてはおそらく初めてのことである。もしかしたら今後は音楽のみならず、私たちが知らない文化や時事に向き合うイベントが今後も出てくるのではないかと、そんなことを想起させてくれた取り組みであった。

ナノボロで成長と変化を感じさせてくれたアーティストたち

ライブレポートに話題を移すと、今回のナノボロは私が以前からライブを観ていたバンドが多く出演していた。例えば2日目のトップバッターに出てきた愛はズボーン。定期的にライブは観ているが、その度に観客を沸かせている印象があるバンドだ。ただ10年近くこのバンドを観てて感じるのは、以前は会場に風船を投げ込んだりして観客を盛り上げていたりもしたが、今ではコンプを利かせたベースを軸にしたダンス・パンクなサウンドとGIMA☆KENTA(Vo / Gt)と金城昌秀(Gt / Vo)の掛け合いで会場をダンスフロアへと変えていくところに変化を感じた。

中盤に登場した水曜日のカンパネラも、ライブを観に行っていたアーティストだ。ただ私が観たのはボーカルがコムアイの時代であったので、詩羽になってからは初めて観た。「ステージじゃないところから登場で〜す」と客席から登場したり、“招き猫”で巨大な招き猫の風船がステージに登場するなどは、コムアイ時代のパフォーマンスを踏襲していると感じた。だが“ディアブロ”でコール&レスポンスを振付(頭上に掲げた腕をゆらゆらと揺らす)で行ったりしていたところは、コロナ禍で声を出したコール&レスポンスができない今だからこそのパフォーマンスだと感じた。

そんな中、印象的だったのが今年メジャーデビューを果たしたバンドCody・Lee(李)だ。昨年の〈ナノボロフェスタ2021〉は新型コロナウイルスの影響でキャンセルをしたが、今回はリベンジと意気込んでの出演。ステージ登場後、“愛してますっ! 、”“春”と演奏していく彼・彼女ら。高橋響と尾崎リノ(Vo / Ag)の男女ツイン・ヴォーカルが織り成す掛け合いや、ハーモニーが綺麗に会場へと響いていく。MCでは今回のナノボロが京都での初ライブであることを明かし、「あと、ボロフェス! ナノボロから上り詰めたいなという向上心があるので、今日は精一杯爪痕を残して帰りたいなと思います! 」と言い“悶々”、“我愛你”、“When I was cityboy”を演奏していた。そしてその姿を見ながら私は嬉しくてたまらなかった。

 

Cody・Lee(李) は2019年の8月にメンバーが脱退し、その後、今の編成となって活動しているが、実は私がライブを観たタイミングはそのメンバーが脱退するニュースがあった翌日のことであった。正直、その日のライブのことはあまり覚えてはいないが、MCで高橋響(Vo / Gt)が不安げながら「これからどうなるかわからないですが、頑張ります」といった一言は今でも覚えている。あれから数年。幾多の苦難を経てメジャーデビューし、楽しそうに演奏するCody・Lee(李) を見ながら、「あのころの高橋響はもういない」とそんなことを感じた。

取材を通して見えてきたバンドのスタンス

以前から観ていたバンドに加えて、今年はANTENNAで取材をしたアーティストもナノボロに出演していた。例えば猫戦。自身の楽曲に合わせたかのような80年代〜90年代のサマーバケーション的な衣装で登場し“ヴァーチャル・ヴァカンス”、“オー・エル”、“Lovers…?”と今年リリースされた『蜜・月・紀・行』のナンバーを立て続けに披露した。そしてそのサウンドは緩やかで、実に心地のいい。以前、インタビューで「猫戦は自然体なバンドである」と書いたが、そういう姿を見せられるバンドだからこそ、気負いせずに肩の力が抜けたチルになれる音楽を奏でることができるのだと感じた。

また終盤に登場した(夜と)SAMPOも以前、取材をしたバンドだ。MCでいくみ(Vo)が「我々の多くが京都の大学生を経てまして、憧れのフェスに出れて嬉しい」と語っていたこともあってか、今回はいつもにもまして気迫のこもった演奏をしていた。特に白眉だったのが2ndミニ・アルバムの表題曲でもある“はだかの世界”。この曲はバンドがなかなか自分の思ったようにいかないと悩んでいた吉野エクスプロージョン(Gt)が、「こういう状態でもいいのかな」と自信を肯定したことから生まれた。演奏の前にいくみが「何もなくてもよいよってことを歌いたい」と語り歌われた同ナンバーは、さまざまな苦しみを経ることでしか歌えない言葉と、ありのままでいいという肯定が詰められており、会場の観客の心に深く刻み込まれたにちがいない。

そんなANTENNAで取材した中で特に印象に残ったのは、2日間の大トリを飾った京都生まれの7人組バンドWANG GUNG BANDだ。このWANG GUNG BAND の杉本周太(Gt / Vo)はまだバレーボウイズだったころに、インタビューをしたことがある。その時の内容は是非、ANTENNAの記事を読んでいただきたいのだが、その中で杉本がバレーボウイズのコンセプトは「永遠のなつやすみ」であったことを明かし、それが変化しつつあると語ってくれた。

 

そのことを思いながら WANG GUNG BAND を見ると彼・彼女らは「なつやすみ」という学生時代のモラトリアムを歌うのではなく、大人の目線で書かれた曲が多いことに気がつく。

1曲目で演奏された“SUNDAY”は失恋をした大人の男が描かれ、“チョコレイト”では青春時代を回想する描写がある。新曲“バイバイサマー”も〈明日になって目が覚めたら この魔法はとけてしまっているんだなぁ〉というフレーズからは、「永遠のなつやすみ」を歌っていた自分たちからの決別を想起した。バレーボウイズを経て、精神的な成長をみせてくれたWANG GUNG BAND。ステンドグラスをバックに楽しそうに演奏する彼らをみながら〈いつまでたっても大人になれやしねぇぇえええ!!!〉と歌ったあの頃は杉本はいないと感じた。

力強さを発揮したヤユヨ

もちろん、今回のナノボロで初めて観たバンドも多かった。中でも、個人的に発見であったのがヤユヨである。

 

もちろん以前から彼女たちのことは知っていたし、『さよなら前夜-single-』がリリースされたころから注目していたバンドではあった。しかし今回、初めてヤユヨのライブを観て「こんなに魅力的なバンドなのか」と驚きを隠せなかった。

 

ヤユヨの音楽は「容赦なくロックンロールを残して帰ろうと思うのでよろしくお願いします! 」とライブ中に本人たちが公言していたようにロックンロールなのだが、そのノリはとても軽い。“futtou!!!! ” から“うるさい!”、“あばよ、”と彼女たちの曲が次々披露されるのだが、情緒的に観客の心に訴えかけるようなものではなく、カラっとしてポップ。さらに楽曲の構成もビートもシンプルであり、耳なじみよくスッと耳に入ってくるのだ。

 

さらにメンバーがユニゾンで歌ったときの力強さといったら。もちろんリコ(Vo / Gt)の歌も素晴らしいのだが、それが他のメンバーとのユニゾンになった瞬間、倍以上の力強さとして会場に照射される。ラストに演奏された“Candy”なんか、終盤になるにつれて、ユニゾンの持つ力強さが存分に発揮され、まさに圧巻の一言。最後に「ありがとうございました! また京都!来ます!最後まで楽しんでいって〜!」と言い、ヤユヨのライブは終了。カラっとポップな出で立ちで、次々と力技を繰り広げる演奏に私は心の底から惚れた。

「間違いない」から歩み続けられたナノボロ

もちろんこの他にも素晴らしい演奏をしてくれたアーティストは山のようにいる。例えば、いぶし銀なブルースのもつ味わいを体現しながら、電気グルーヴ“NO”のカバーを入れたりする遊び心を見せてくれたアフターアワーズのショーウエムラ。代打として登場し、オルタナティブでありながらポップなサウンドで会場を掌握したズカイ。とにかく動き回りながら、観客を振り回すカオステックなパンクスを一人で体現したバイセーシの病気マサノリ。重厚なアンサンブルながら、図太くスピード感のあるロックサウンドでナノボロを走り抜けたUlulU。シンガーとしての透明感のある歌声と、音楽家としての実験精神で会場を魅了したSawa Angstromのメンバー児玉真吏奈など……。

 

こんな感じで、挙げるときりがないのだが、今年もたくさんの素晴らしいアーティストに勇気や感動をもらった。そして今回は出演者だけではなく、ナノボロを運営する人々にも勇気をもらった。先ほども語ったが、今もなお全国での新規感染者数は20万人を超える日もあるというなかで、嫌な顔一つせず笑顔でお客さんへ対応するボランティアスタッフたちや、常に走り回りながら会場の様子確認やアーティスト対応を行っていた土龍、飯田仁一郎などの主催メンバーには本当に頭が下がる思いだ。

 

さらに重要なのは運営側も観客と一緒になっているという点だ。TOKIMEKI☆JAMBOJAMBO の演奏がスタートした途端、土龍がいきなり最前列まで駆け出して観客と一緒に踊っていたし、飯田仁一郎はフロアで開催されていた縁日の輪投げを楽しんでいた。そういう自分たちのフェスを楽しめているということは、自分たちのやっていることが間違いではないことを表しているように感じる。そして間違いないと思えるその自信があるからこそ、コロナ禍になっても音楽を止めることなくナノボロは歩み続けたし、これからも歩みを続けていくに違いない。

 

さあ、ナノボロの次はボロフェスタだ。21年目のお祭りはもうすぐそこまでやってきている。

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