浮遊感と自由さを併せ持った3ピースバンド・睡眠船が1st EP『みずのゆくえ』をリリース
東京を拠点に活動する 3 ピースバンド睡眠船が、6月12日(水)にEP作品『みずのゆくえ』をリリースした。
「部屋にこもって生活する時間を経て感じた心の揺らぎ」から着想を得ており、楽曲ごとに「意識と無意識」「 静と動」「現実とファンタジー」など相対的なテーマを据えた作品となっている。そのサウンドはレイドバックされた浮遊感のあるビートとたすく(Vo / Gt)のまるで遊泳するかのごとく自由で伸びやかなボーカリングが魅力的だ。まるでフィッシュマンズとたまが合わさったかのような、歪さと居心地の良さが絶妙なバランスで融合されている。
アートワークは1stシングル“水槽”に引き続きたすく、楽曲のミックスはメンバーの伊村邑一朗(Ba)が行っている。またマスタリングは〈Kirin Mastering〉の西尾大介が担当。音に漂う、水上の波のような透明感と自由さを併せ持つ睡眠船。『みずのゆくえ』はまさに己を体現した作品である。
みずのゆくえ
アーティスト:睡眠船
発売日:2024年6月12日
フォーマット:デジタル / CD
価格:¥1,980(税込)
収録曲
1. 分身
2. 水槽
3. みずのゆくえ
4. リボン
5. クーロンの壁
睡眠船
たすく(Vo / Gt)、伊村邑一朗(Ba)、岸本篤志(Dr)からなる、東京を中心に活動する3ピースバンド。掴んでは消えるような捉えどころのない日本語詞、そして絶妙なバランス感覚で躍動する三位一体のアンサンブルが魅力。2022年都内で結成し、ライブ活動や音源制作など勢力的に行っている。
2023年3月に1stシングル“水槽”をデジタルリリース。Apple MusicやSpotifyをはじめ数々のプレイリストにリストイン。国内のみならず海外からも注目を集めた。2023年9月に開催された『S.W.I.M. 2023 オーディション』ではファイナリストに選出され、mona records賞を受賞。また、川崎市で行われた『キングスカイフロントアートフェスティバル 2023』へ出演するなどライブハウスを越えた枠組みでもパフォーマンスも行っている。
メンバー個人の活動としては、たすくはクロスオーバーポップバンド・東京センチメンタル馬鹿野郎のメンバーとしてや、岸本篤志はセッションドラマーとしても活動中。このバンドならではの特徴といえる、三者三様のサウンドが生み出すアンサンブルの妙は必聴・必見。2024年6月自身初となる1stEP『みずのゆくえ』をリリース。
WRITER
- マーガレット 安井
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関西インディーズの水先案内人。音楽ライターとして関西のインディーズバンドを中心にレビューやインタビュー、コラムを書いたりしてます。
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