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全てのクリエイター仲間に捧ぐ!異色のシンガーソングライター 離想宮が“芸術をやろう!”をリリース

MUSIC 2026.03.01 Written By マーガレット 安井

シンガーソングライターの離想宮(りそうきゅう)が、2026年2月25日に新曲“芸術をやろう!”をリリースした。

 

離想宮は、昼間は会社員として働きながら、作詞・作曲・編曲・歌唱に加え、アニメーションMVの制作までを一人で手がけるアーティストだ。またマユリカ・阪本や ロングコートダディ・堂前透など人気よしもと芸人を擁するロックバンド「ジュースごくごく倶楽部」のアートワークやMV制作も手掛けているほか、演劇への楽曲提供など、その活動は多岐にわたる。

これまで打ち込み音楽を主軸に制作してきたが、本作ではギターサウンドを軸に、スウィング感のあるリズムと緻密な和声進行を随所に織り込み、各セクションの生音が生むグルーヴによって、ダイナミックレンジの広いアレンジに仕上げている。

 

歌詞に登場する「自分ひとりでやっていたんだ」というフレーズは、作詞・作曲・編曲・歌唱・映像制作までを担ってきた離想宮自身の歩みや覚悟と重なる。また「何にも残せないくらいなら今すぐに死んでもいいと思う」という言葉には、創作や芸術に身を投じたことのある者なら誰しも覚えのある、情熱と焦燥、もがき苦しむような感情が生々しく刻まれている。

本人が手がけたアニメーションMVでは、音楽性に悩み苦しむ主人公や、しのぎを削り合うバンドマンたちが、いずれもクラシック音楽家を思わせる装いで描かれている点も印象的だ。絵本調の柔らかなタッチでありながら、舞台はダークでアングラな夜の街。ユーモラスな表現を交えつつ、芸術に人生を賭ける者たちの孤独や滑稽さ、そして切実な覚悟が浮かび上がる映像となっている。

 

離想宮は「私生活や人間関係をどうしようもなく犠牲にして音楽や美術、文筆、舞台、ダンス、映像、建築、ゲーム制作……その他すべての“ものづくり”をやっている仲間たちに捧げます」とコメントしている。

 

また、芸術をテーマにした本作にちなみ、さまざまなジャンルで表現活動を行うクリエイターからの「芸術をやろう!」推薦コメントも到着。THEラブ人間の金田康平や、著書『右園死児報告(ウゾノシニコホウコク)』が「このホラーがすごい!2025年版」で第6位を獲得した小説家・真島文吉らのコメントが、離想宮のSNSで公開されている。

 

今後も、離想宮と交流のある芸人や各種クリエイターによるコメントが順次公開される予定だ。

 

離想宮「芸術をやろう!」推薦コメント

真島文吉(小説家)

たとえば出口の無いトンネルのような人生で、誰も読まない小説を書いて引き出しにしまう。その目的は自分を救うためであり、供養するためであり、この世に爪痕を残し憎悪の結晶を生み、あるいは万が一、同じトンネルを歩く者の目に留まり、何かをつなぐことへの祈りでもあります。

 

作品を作ること、残すことそれ自体に偉大な意味があると信じる人間として、誰も読まない小説を夜ごと書いた者として、共鳴するところの多い歌詞でありました。

 

私も連れて行ってくれ。私も本気なんだ。そんな気持ちが自然と湧く、熱の通う曲です。

 

金田康平(THEラブ人間)

生活とは暮らしのことを丁寧に考え、より幸せな方向へコマを進めることにある。

そんなあたりまえなことこそが生活であって、そこに未来はある。

__

もう、うーんと昔。

50年以上も前にヨーロッパで産まれた「ロックオペラ」。ひとりの登場人物が楽曲の中で暮らし、同一の世界線の中で物語られる。要はただのポップスにとどまることのない新しい音楽。

 

そんなロックオペラの名作は数多ある。プリティシングス『SF ソロー』、ザ・フー『トミー』、キンクス『アーサー、もしくは大英帝国の衰退ならびに滅亡』、そしてみんなご存知のビートルズ『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』。一度再生すれば、現実からひとっ飛び。生活や暮らしなんて忘れ、どこまでも彼らの描く物語に埋没できる。

 

そのように、ロックオペラはただのポップスを超え、物語であり、芸術を音楽で成し遂げることになった。

 

2026年、ロックオペラの新作がこの『芸術をやろう!』なわけで、歌詞だけ眺めたら切羽詰まった人物が、他人の目を気にして、自己嫌悪に陥り、躁鬱を繰り返し、愛などいらないと嘯きながら愛を求めるという、非常にインチキくさい人間がのたうち回る様にしか見えないが、なんと恐ろしいことに、ここに音符と拍が乗っかった最初1秒でうっとりさせる。ここにこそ音楽の、ひいては芸術を選んだ人間の凄みを感じる。

 

何を語るかなんて、生き様なんて、面白い人間かどうかなんて、政治家やタレントに任せておけばいいのだ。

 

芸術とは暮らしのことを完膚なきまでに破壊し、より困難な方向へコマを進めることにある。そんな不条理なことこそが芸術であって、ノーフューチャーこそが私たちのゴールだ。

芸術をやろう!

 

アーティスト名:離想宮

発売:2026年2月25日(水)

フォーマット:配信

レーベル:RISOUKYU

配信リンク:https://risoukyu.lnk.to/geijyutsuwoyarou

離想宮(りそうきゅう)

 

楽曲の作詞・作曲・編曲・歌唱に加え、ミュージックビデオを始めとしたアニメーション・映像制作、ジャケットなどのイラストも全てひとりで手掛ける異色のシンガーソングライター。「闇のみんなのうた」をコンセプトに精力的に楽曲を制作し続け、さらにはゲームミュージックの制作や芸人の出囃子作成、イラストやアニメーションのクライアントワークを手掛けるなどその活動は多岐に渡る。

 

X(旧Twitter):@risoukyu 

Instagram:@risoukyu

YouTube:@risoukyu

TikTok:@risoukyu

 

Podcast番組「離想宮のネオ・失楽園」

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