大阪の女子3ピースバンドacd.がデビューアルバム発売。6月には大阪でレコ発ライヴも決定
大阪のインディーズバンドacd.が2019年6月5日(水)にデビュー・フル・アルバム『アンネセス』をリリースする。acd.はメグ(ex ecosystem)、エリ(ex.ハヌマーン / マイミーンズ)、サユリ(Orange Stones)からなる女子3ピースバンドである。
2017年の夏に完全自主制作での2曲入りシングルをライブ会場、大阪FLAKE RECORDSのみでの販売し、500枚を売り切り。東京での出演ライブは全て完売。また既に『アンネセス』は5月1日から各種サブスクリプションサービスで配信されており、AppleMusicの今、最も注目すべき新人アーティストを紹介する「今週のNEW ARTIST」に選ばれるなど、今後の活躍が期待されるバンドだ。
さてacd.のデビューアルバム『アンネセス』であるが、それはまさに質実剛健という言葉が似合う作品だ。力強いドラム・ビートとベース・ライン、そして鋼鉄のように固く、タイトなギターカッティング。それがトータルのバンド・サウンドになれば、無駄をそぎ落とした筋肉質な演奏ありながら高い熱量を感じさせてくれる作品へと仕上がっている。特に本作のなかで白眉なのは、2017年の自主制作シングル収録されている“NY”。この曲にはマスロックが持っている技巧的な側面も、オルタナティブロックのもつエモーショナルな感性も、歌謡曲がもつ歌心までも、すべてが集約してあり、まさにこの1曲がacd.というバンドの名刺代わりにもなる楽曲だ。
6月2日(日)にはレコ発ライヴとして、大阪の南堀江SOCORE FACTORYでMASS OF THE FERMENTING DREGSとのツーマン・ライヴが決定。そして、このライヴでアルバム『アンネセス』が先行販売される。なおブックレットには歌詞だけではなく、彼女達の写真集も掲載されるので、そちらにも注目だ。
作品情報
アーティスト:acd.
タイトル:アンネセス
レーベル:FLAKE SOUNDS
発売日:2019年06月05日
価格:2,160円(税込)
ライヴ情報
日時:2019年6月02日(日)
開場 18:00 / 開演 18:30
場所:南堀江SOCORE FACTORY
出演:acd.
MASS OF THE FERMENTING DREGS
料金:前売り ¥2,500 / 当日 ¥3,000(+1ドリンク ¥500)
チケット:チケットぴあ(Pコード:148-216)
WRITER
- マーガレット 安井
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関西インディーズの水先案内人。音楽ライターとして関西のインディーズバンドを中心にレビューやインタビュー、コラムを書いたりしてます。
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EDITOR
- 堤 大樹
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26歳で自我が芽生え、とうとう10歳に。「関西にこんなメディアがあればいいのに」でANTENNAをスタート。2021年からはPORTLA/OUT OF SIGHT!!!の編集長を務める。最近ようやく自分が持てる荷物の量を自覚した。自身のバンドAmia CalvaではGt/Voを担当。
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