INTERVIEW

ボロフェスタがバンドマンたちに与える、常識外の「カッコよさ」とは?

今年で23年目、地元に密着しながら常に音楽の面白さとオルタナティブを発信してきた音楽フェス『ボロフェスタ』。バンドマンたちはその存在をどのように捉えているのか。オーガナイザーの土龍と、水平線、171(イナイチ)、ゴリラ祭ーズ、モラトリアムのフロントマンが語る、常識の外にある「カッコよさ」とは。

MUSIC 2024.10.18 Written By マーガレット 安井

毎年、ボランティアスタッフが中心となってDIYで会場設備が設置され、ステージではメジャー・インディーを問わずアーティストたちが熱演を繰り広げる『ボロフェスタ』。ここ数年、ライターとしてこのフェス、およびキックオフイベントである『ナノボロ』を追いかけてきたのだが、ライブ中に関西の若いバンドマンたちが「ようやく出演できた」と感慨深そうに語る場面に何度となく出くわしてきた。

 

このフェスの何がバンドマンたちを揺さぶり続けているのであろうか。そこで今回は〈livehouse nano〉(以下、nano)の店長であり、『ボロフェスタ』のオーガナイザーでもある土龍と、今年出演する水平線、171(イナイチ)、ゴリラ祭ーズ、モラトリアムの各フロントマンに集まってもらい、このフェスが今、若いバンドマンたちにどのようにとらえられているのかを伺った。

土龍が語る、注目の若手バンドとその理由

土龍

対談の前に土龍に今日集まってもらった4バンドの特徴と『ボロフェスタ』にオファーした理由を聞いた。

最初はギター・リコーダー・鍵盤ハーモニカなど多彩な楽器でポップミュージックを奏でる滋賀県発のバンド、ゴリラ祭ーズ。2017年結成ではあるが、〈nano〉でライブをしたのは今年5月が初めてだったとのこと。以降、『ナノボロ2024』そして本祭である『ボロフェスタ』にも出演する彼らを土龍はどう見ているのか。

土龍

ゴリラ祭ーズは形を決めないのが最高。この曲を演奏するにはこの楽器があった方がいいとなれば、躊躇なく新しい楽器を選べるところが自由だなと。ただそれって適当にやっているのではなく、自分たちの演奏したい音楽が真ん中にあって、それに準じているだけなんですよね。

 

初めて〈nano〉に出た時に、リハーサルを見て「あー、カクバリズムか!」と思った。後でメンバーの平野(駿)(リコーダー)が「SAKEROCKがめちゃくちゃ好き」と言っていて。確かにライブを観たら、楽器もいろいろやるし、寸劇みたいなこともするので合点がいった。『ボロフェスタ』としても、《カクバリズム》とは付き合いも古くて、今まで何組も出てもらっているので、ボロフェスタとの相性はいいだろうというのが直感でありました。

次に語ってくれたのは京阪神で活動する171。『ナノボロ2024』では2日目のトリとして、グルーヴの効いたロックチューンで会場をめいっぱいに沸かせていた。最近ではSEKAI NO OWARIのFukaseがXで「バチくそイケてる」とポストして話題にもなったバンドだが、土龍は自分の知らないタイプのオルタナティブバンドであり、とある伝説から愛されている存在だと語る。

土龍

初めて観た時はオルタナティブでエッジの効いた音を鳴らしていてインパクトがあった。しかしSuiseiNoboAzやLOSTAGEを〈nano〉の同じステージで演奏しているのを見ているので、自分の中では物足りなさも正直感じていて。ただ(田村)晴信(Vo / Gt)に「何の音楽が好きなん?」みたいな話をしたら、僕が想定していたバンドは「あんまり聴かないです」と言われて。それでよくよくライブを観たらヴァイブスありきで演奏しているのに、謎にアンサンブルが合っているという不思議な感覚もあった。だからこれは物足りないのではなく「自分の知らないタイプのオルタナティブバンドが出てきた」と考えを改めました。

 

あとこれは僕の中での伝説としてさまざまな人に言っていますが、去年の夏に〈nano〉でワンマンをやって、見事にソールドアウトしたんです。ただ大体チケットが売り切れても、当日行けなくなったとかもあって10人ぐらいは減ったりするのですが、その時は着券率100%。そもそもオルタナティブって「もう一個別の」という大衆性に対して反旗を翻すみたいな意味のある言葉です。にも関わらず、お客さんや友達のミュージシャンなどみんなから愛されている、ポップな存在になっているのは本当にすごいと思います。

『ナノボロ2024』で1日目のトリを飾った京都のロックンロールバンド水平線。田嶋太一(Vo / Gt)と安東瑞登(Vo / Gt)による層の違うツインボーカルと、まるで大海原を思い起こすような壮大なサウンドスケープが魅力的な彼ら。土龍は常に謙虚に自分たちの音楽へと向き合い、柔軟にインプットしていく姿勢に感動したと話す。

土龍

水平線に関しては最初に聴いたときに、ギターロックでありながらポップなサウンドや、全員がコーラスワークをちゃんと聴かせるところからOASISやくるりなどのバンドが好きというのがわかった。ただ楽曲に統一性がないと思えて、その時は「いろいろな曲をやりすぎちゃうか」と伝えた記憶があります。でもそこからしばらくして、久しぶりに〈nano〉に出演したら、その部分がグッと水平線の音楽になっていて驚きました。

 

また別のライブの時に「『良い歌を聴かせるバンド』というのは既に皆が知っている。そろそろカッコいいバンドを目指しなさい」「アンプのボリュームを上げろ!」とアドバイスをしたことがあって。まとめるのが上手なのは素晴らしいことですが、もう一つさらに上の『ロックバンド』としてドライブする姿を見たかった。そうしたら彼らも「意外とこの音量でもいけますね」となって。それが影響しているかわからないですが、また表現の幅が広がった印象もあります。

 

たぶんこのバンドは「自分たちの音楽はどうあるべきか」を考えてしっかり煮詰めることもできるし、それによって芯となる部分が強くなるのだと感じます。今では規模の大きいサーキットフェスとかにも呼ばれるようになって、色んなところに水平線の歌が届いているのは誇らしいです。

最後に紹介してくれたのはモラトリアム。2021年に結成して以降、京都を中心に精力的に活動を続けているバンドだ。その特徴といえば、熱量の高いサウンドと中村響太郎(Gt / Vo)のパッションを感じさせてくれる歌声。さらにプログレッシブ的な展開も魅力的で、ライブでは1曲に15分もかけることもある。2022年の『十代白書』では、準グランプリを受賞したこともある彼らだが、土龍はバンドマンとしてではなく、音楽家として研ぎ澄まそうとする、その精神に期待をしている。

土龍

モラトリアムは求めているものが尖り過ぎていて、そこが美しいバンド。それは「3ピースで俺たちのやりたい音楽をやった」という結果であって、「別に俺、ギターいらんかも」ってなったら普通にギターを置くやろうし、ドラムやベースをなしにする選択肢も取れると思う。そういう意味ではゴリラ祭ーズと同じように、自分たちの演奏すべき音楽をちゃんと選んでいる。バンドとしての夢とかドラマよりも、音楽をどう演奏するかへの比重がすごく高いんです。

 

加えて、メンバー全員が音楽をやるうえで「自分が生きるということは」ということも考えていて。音楽と生活を切り離すのではなく、ライフワークとして演奏すると捉えようとしているのが面白い。踊ってばかりの国、OGRE YOU ASSHOLE、GEZANとか、本当にスピリチュアルなマインドや思想的なことを織り込むようなバンドにこの先なれる気がします。

バンドマンたちに影響を与える、ボロフェスタという存在

ここからは水平線、171、ゴリラ祭ーズ、モラトリアムの各フロントマン4人にも参加してもらい、『ボロフェスタ』との出会いについて語ってもらった。

171・田村晴信(以下、171・田村)

僕、京都出身なのですが、そのころは存在ぐらいしか知らなかった。神戸の大学に通っていた2019年に初めて『ボロフェスタ』に行きました。会場につくまではZAZEN BOYSとクリトリック・リスとeastern youthを目当てにしていたんですが、ホール内にはメインステージが2つあって交互にライブをしていく中で、ZAZENを目当てで待機をしていたんです。そしたらその前の出番でメシアと人人が出たんですが、初めて観たそのライブがめちゃくちゃ良くて。 そこですごく感激したし、こんなフェスに出たいと思いました。

『ボロフェスタ2019』メシアと人人ライブレポート

水平線・田嶋太一
水平線・田嶋太一(以下、水平線・田嶋)

僕も京都出身で『ボロフェスタ』という名前は知っていましたが、行ったことはなくて。滋賀県の大学に進学して2018年の2回生の時に水平線を組んだんですが、まだライブ活動をする前にメンバーの安東くんと二人で遊びに行ったんです。目当てはミツメやThe Songbardsだったのですが、衝撃的だったのは踊ってばかりの国で。

土龍

最後に“boy”やって「ロックンロール」と叫んでな。あれは袖で見て震えた。

水平線・田嶋

その帰りに安東くんと「これからバンドやっていくし、いつか『ボロフェスタ』に出るのを目標にしよう」みたいなことを話したのは覚えています。

『ボロフェスタ2018』踊ってばかりの国ライブレポート

モラトリアム・中村響太郎(以下、モラトリアム・中村)

僕はバンドを組んでしばらくした時に〈京都GROWLY〉でライブをしたんです。そこでライブハウスの方から「『ボロフェスタ』の運営に関わってみない?」と言われて「ほな、やろうか」ってことで、2021年ごろからスタッフになりました。

 

でも出ているバンドをあんまり知らなくて。同じくスタッフだったULTRA CUBの清水佑(Ba)に何を観たらいいか聞いたら、「お前、ボアズ(SuiseiNoboAz)をまだ観たことないんか?うらやましいな!」と言われて。それでその年〈街の底STAGE〉でライブを見たら「何これ?」と、気がついたら泣いていました。ちょうどバンドを動かし始めた時だったので、「『ボロフェスタ』の街の底STAGEに絶対に出る」ことを目標に活動し始めたんです。

『ボロフェスタ2021』SuiseiNoboAzライブレポート

ゴリラ祭ーズ・平野駿

ゴリラ祭ーズ・平野駿(以下、ゴリラ祭ーズ・平野) 皆さんと違って、僕は『ボロフェスタ』には行ったことがなくて。そもそもバンドを本格的に開始したのが2022年ぐらいで。その年の秋に〈KBSホール〉に行ったのですが、そこに『ボロフェスタ』のチラシがあって。「こんな豪華なアーティストが京都に来るんだ」と思ったのがファーストインプレッションでした。ただその時は鳥取の大学に通っていて、ライブとかも全然できていなかった。さらにドラムもベースもいなかったから「界隈が違うのかな」と思っていて。

 

それで2024年から滋賀に帰ってきて、本格的に関西でライブをやり始めたんですが、「今後、どんなことで爪痕を残すか」みたいなことをメンバーと話していて、「(関西で活動するなら)『ボロフェスタ』に出たい」と話していました。

各バンドマンが『ボロフェスタ』と出会うことで、その後の活動に影響を与えていることがよくわかる。全員の話を聞いた後、土龍はこんなことを語ってくれた。

土龍

晴信が言っていたように「ZAZENを見に行ったら、見ざるを得ないタイミングでメシアが出てきた」とかはこちらの狙い通りで。『ボロフェスタ』では毎年、絶対的にライブのクオリティーが保障されている地元のアンダーグラウンドなバンドもブッキングしています。それはお客さんに「こんなにかっこいいバンドがいるんだよ」というのを知ってほしいから。その光景を観た他の地元のミュージシャンにも影響を与え、「いつか出たい」と思ってくれるのは、今までやってきた甲斐がありますね。

「あこがれ」「音楽のすべて」若いバンドマンたちにとってのボロフェスタとは

若いバンドマンたちに影響を与える『ボロフェスタ』。そんなフェスに対して、彼らは今どのようにその存在をとらえているのであろうか?

171・田村晴信
171・田村

『ボロフェスタ』は東京のバンドも来るし、お茶の間のおじいちゃんおばあちゃんが知っているアーティストも来る。それにチケット代もめちゃくちゃ安い。それで行ってみたら、名前の知らないバンドに心を撃ち抜かれて、ライブハウスへの落とし穴にはまってしまう。京都を象徴するイベントであり、ライブハウスカルチャーへの玄関口になるようなイベントだと感じます。

水平線・田嶋

バンドやっている身としては純粋にいつまでもあり続ける壮大な目標であり、あこがれです。今年初めて出演するので達成できることに喜びを感じつつ、どんどん階段を上り続けて最終的にはメインステージでステンドグラスが輝く中で演奏したい。

モラトリアム・中村響太郎
モラトリアム・中村

僕にとっては音楽のすべてです。もともとはPK shampooのようなバンドをやりたくって。モラトリアムを組んだ時は、正直モテたい気持ちもあった。でも『ボロフェスタ』に来て「響太郎、おまえ絶対これとか好きやで」と言われて観たOGRE YOU ASSHOLEに衝撃を受けて。「え、これいつ終わるの?でもなんかめっちゃ気持ちいい」と思って。気づいたらスタジオに入って14分くらいの長い曲を作っていました。

土龍

響太郎、OGREのセット図をつまみに、酒が飲めると言っていたもんな。

モラトリアム・中村

飲めますね!あと循環させる場所だとも思っていて。ボアズもそうですが、このフェスは自分の音楽性にもすごく影響を与えています。そんなモラトリアムのステージを『ボロフェスタ』で観てもらって、「俺もこういうのやりたい」と誰かの憧れになれれば嬉しいなって思いますね。

ゴリラ祭ーズ・平野 本当にあこがれだし、土龍さんの話を聞いて我々が抜擢されたのは本当に光栄だと思います。僕らは『ボロフェスタ』に出演するロック・オルタナティブバンドとは系統が違うと自負していますが、引っ張り上げてごちゃ混ぜにしてくれるので、本当にありがたいフェスだなと。

土龍

あれやで、クリトリック・リスのようなハゲでパンツ一丁のおっさんが歌っていたりするのも『ボロフェスタ』やで。

一同 ははは(笑)

土龍

例年だと〈街の底STAGE〉には地元のローカルのバンドに出てもらおうと思っているけど、今年は路線を変更して〈nano〉でワンマンをソールドするイメージがつくかどうかで選んだ。反面、ゴリラ祭ーズが出演する〈どすこいSTAGE〉はロビーという絶対に人目につく場所なので、面白く、インパクトのあるライブを見せてくれるミュージシャンを選びました。

 

過去に〈どすこいSTAGE〉でやっているライブが面白くて、ずっと見入ってしまった例はいくつもあって。一番面白かったのはでんぱ組.incを観に行こうとしていたお客さんが、ロビーで好き勝手歌うクリトリック・リスに完全に心を奪われて、気がついたら目当てのライブが終わっていたとか。そういうことが起こるのが『ボロフェスタ』に限らず、フェスの醍醐味だと思う。

ロビーで奮闘するクリトリック・リス(2018年)

ボロフェスタは「カッコいい」を「あこがれ」に変えてくれるフェス

これまで若いバンドマンたちがボロフェスタに対してどう思っているかを聴いた。ではボロフェスタ側はどのような存在だと思われたいのであろうか。

土龍

いつか出たいなと思ってもらいたいけど、それとはまた別に「近所のおっさんがこれを作れるなら、俺らもできるのでは」ということを思ってほしいかも。対抗勢力とかになる必要はないけど、小さい規模でいいから京都のさまざまな場所で面白いことが起こって、それを外から見た人が「京都って、今めっちゃくちゃ盛り上がってない?」と感じてくれたら最高かな。『ボロフェスタ』はそこを先導する存在でありたいし、何かしらプラスな感情を持ってもらえるイベントになることが一番の理想かも。

 

それに、今日一緒に話した今年出演する4バンドのような地元の若い出演者が、フェスの血流を良くすると信じています。ライブハウスを経営していても思うことですが、出演者の循環というものこそがその場所やイべントが続くために絶対に必要なことだと思っています。いつも同じ出演者が出るからこそ安定のクオリティもあると思います。が、それを敢えて求めず、リアルタイムの地元のカルチャーをブッキングに組み込むことにも、毎年開催する意義があると思います。

 

そんな気持ちで誘った今日の4組が、しっかり強い気持ちで『ボロフェスタ』を捉えてくれているのは、とても嬉しいですね。

京都のシーンを先導していく発信基地を理想とする『ボロフェスタ』。その根源にあるのはジャンルを越境するカッコよさだと感じる。出演をするアーティストはポップ、オルタナティブ、アバンギャルド、アイドルなどばらばらだ。しかしながらそのジャンルの中でも、ボロフェスタ側が厳選した、確かなカッコよさを持つアーティストたちが〈KBSホール〉に集まり熱演を繰り広げる。

 

そして観客は今まで触れていなかったジャンルの音楽のカッコよさに感化され、ある者は「あの場所に立ちたい」、またある者は自身の音楽性までも影響を与えられるのではないだろうか。現に水平線、171、ゴリラ祭ーズ、モラトリアムの各フロントマンはこのフェスとの出会いで、人生が大きく左右されている。そしてそういうバンドはこの4組以外にも、たくさんいるはずだ。

 

自分の常識の外にいたバンドたちとの遭遇に衝撃を受けた者、出演をあこがれた者、それらの思いも乗せながら23年目の『ボロフェスタ』は今年も開催される。最後に集まった各バンドに意気込みを聞いた。

171・田村

ライブを観てくれたお客さんやバンドマンたちに音楽を聴いた以上の、あこがれみたいなものを提供できればいいなと感じていて。あと僕らも、いつかボロフェスタのトリになりたいという気持ちもあるので、今はやる気が溢れています。

ゴリラ祭ーズ・平野 僕らは京都でフライヤーに名前が載るみたいな活動をやり始めたばかりなので、しっかりと聴いてもらって、名前だけでも覚えていただけるライブをやれたらと思います。

水平線・田嶋

ずっと目標にしてきたイベントなので、ここまでやってきたことを思い切り表現したいですし、その先へつながるようなライブをやれればと思います。

モラトリアム・中村

ライブを観ていた人たちに、僕たちの音楽が生活の糧になるというか、少しでも寄り添えたら良いなと思います。あと「この音は街の底では収まりつかん!メインステージでやらなあかん」というぐらいの音を出したいです。

土龍

どのバンドもすごくいいライブをするに違いないと信じています。この4バンドに限らずですけど、『ボロフェスタ』に誘っているミュージシャンたちには間違いのない信頼を本当に置いているので。ラインナップにある出演者の名前を知っていようが知らなかろうが、ぜひ目撃してほしいです。

ボロフェスタ 2024

日時

2024年11月2日(土)~4日(月)

 

KBSホール

11月2日(土)open 11:30 / start 11:55

11月3日(日)open 11:30 / start 11:55

11月4日(月)open 11:30 / start 11:55

 

CLUB METRO

11月2日(土) open 22:00 / start 22:00

会場

KBSホール

CLUB METRO

出演

11月2日(土)

Age Factory / Hedigan’s / KOTORI / Maki / Helsinki Lambda Club / 夜の本気ダンス / バックドロップシンデレラ / PK shampoo / 愛はズボーン / さらさ / 荒谷翔大 / きのホ。 / ULTRA CUB / memetoour / 眞名子新 / 171 / ベランダ / Cwondo / SAGOSAID / ザ・シスターズハイ / ポンツクピーヤ / ゴリラ祭ーズ / みっちー(シンガロンパレード) / 周辺住民(連名) / 降之鳥 / クリトリック・リス / コロブチカ

 

11月3日(日・祝)

ZAZEN BOYS / リーガルリリー / MOROHA / OGRE YOU ASSHOLE / MONO NO AWARE / TENDOUJI / bacho / さよならポエジー / ルサンチマン / JYOCHO / Sundae May Club / kurayamisaka / Texas 3000 / THE BOYS&GIRLS / 鈴木実貴子 / 鉄風東京 / 水平線 / No Fun / hananashi / おやすみホログラム(DJ set) / モラトリアム / CeeeSTee / ボギー / THE HAMIDA SHE’

 

「―いま話したい、あの日からのこと、能登半島のこと―」

ACT:YOCO ORGAN / ゆーきゃん

<TALK SESSION>

GUEST:辻野 実(NOTONOWILD)/ YOCO ORGAN

聞き手:飯田仁一郎(ボロフェスタ)

 

11月4日(月)

PEDRO / でんぱ組.inc / 梅田サイファー / cinema staff / KING BROTHERS / Limited Express (has gone?) / 柴田聡子 / a子 / ASP / 4s4ki / Peterparker69 / DENIMS / 幽体コミュニケーションズ / くだらない1日 / downt / 天国注射 / TOKIMEKI☆JAMBOJAMBO / キツネの嫁入り / Nagakumo / pavilion / 佐野千明 / RAY / ザストロングパンタロンX / ぶっ恋呂百花 / iVy / やっほー / Jose

 

CLUB METRO

11月2日(土)

Seiho / in the blue shirt / lilbesh ramko / Telematic Visions / Barbara / MIYABI / BIG松村 / AiR NiKAr / Shunpuri / mogran’BAR

 

PARTY NAVIGATER

MC土龍 / ミノウラヒロキ・マジックショー

 

KBS食堂

タコとケンタロー / PIZZA MONSTAR / 寺町大丈夫 / ボロペチーノうどん / café ALMA

料金

一般チケット

全通し券:¥21,000(+1ドリンク代別途) ※前売りのみ

KBSホール1日券:前売り ¥7,300 / 当日 ¥7,800(+1ドリンク代別途)

METRO券:前売り ¥3,500 / 当日 ¥4,000(+1ドリンク代別途)

 

学生割引チケット

全通し券:¥18,100(+1ドリンク代別途) ※前売りのみ

KBSホール1日券:前売り ¥ 6,300 / 当日 ¥6,800(+1ドリンク代別途)

METRO券:前売り ¥3,000 / 当日 ¥3,500(+1ドリンク代別途)

 

小中学生チケット(小人)

KBSホール1日券:前売り ¥1,500 / 当日 ¥2,000(+1ドリンク代別途)

※小学生、中学生は、保護者同伴に限り有効

チケット

ローソンチケット:https://l-tike.com/borofesta/
Lコード<国内用>55416 <海外用>55430

 

チケットぴあ:https://w.pia.jp/t/borofesta2024/
Pコード <全通し券>781473 <1日券>277644

 

イープラス:https://eplus.jp/borofesta

タイムテーブル

https://borofesta.jp/timetable/

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私たちがバンドを続ける理由。シゼンカイノオキテが語る、15年間と今について。
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脚本の妙から先へと向かう傑作 今こそ『カメラを止めるな!』を観なければならない理由
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