
東郷清丸・単独公演『匚ル』(ほうる)
2026年4月17日(金)、東郷清丸の楽団編成「東郷清丸 匚(ほう)」が、〈武蔵野公会堂〉で単独公演「匚ル(ほうる)」を開催する。
東郷清丸 匚は、2022年より「楽団編成」と称して定期的に稼働させてきたプロジェクトだ。公演を重ねるごとにメンバーが加わってきたが、今回は過去最大となる11人編成での演奏を予定している。
公演に向けて、東郷はInstagramでステートメントを発表した。そこでは、東郷清丸 匚が合奏そのものをもっと楽しむための編成であり、新しく湧く発想を試しながら勉強と実験を重ねてきたことを説明。本公演は、数々の編成で積み重ねてきた試行錯誤の成果を披露する場になるという旨を語っている。
会場の〈武蔵野公会堂〉は、4月末から改修工事に伴い一時閉館する予定で、閉館前のタイミングで行われる公演としても注目される。なおイベントビジュアルは東郷清丸が手がけており、武蔵野公会堂の座席表をトレースしたデザインとなっている。
チケットは好評発売中。東郷清丸にとって初のホール単独公演となる本公演は、特別な一夜となりそうだ。
東郷清丸匚単独公演「匚ル」ステートメント
2022年からはじめた楽団「匚」は、僕自身が合奏そのものをもっと楽しみたいと思って立ちあげた編成です。ドラムセットはひとまず使わない、コーラスを多く織り込みたい、管楽器のアンサンブルを取り入れたい…と自分の中から新しく湧いてくる要求に応えるために、いつも勉強と実験を繰り返しています。合奏を楽しむということは「人がひとりいる」ということをより深く味わおうとすることでもあるのだと途中で気が付きました。同じ楽譜でも違う人が演奏するとまったく違うエネルギーの音楽が生まれる。優劣のものさしを超えて、その人にしか出せない音というのが誰にでも必ずあって、それが鳴る瞬間に立ち会えるときはいつも嬉しい。
日々それぞれのフィールドで生きている演奏メンバー、今回は過去最多の11人です。「11人が集まって鳴らす音」のすべてを体感する方法は、鳴らされるその場に居合わせるほかありません。これまで録音や映像も残してきたけれど、記録にはどうやっても残しえない類のおもしろさに僕は魅了されてしまっていて、匚自体がそれに特化した編成でもあるし、「ホール」とはまさにそういうおもしろさのために作られたような空間だと考えています。当初から夢見ていたホール公演を実現させてくれた主催のムーンロマンティックスと会場の武蔵野公会堂に感謝します。
あとは、客席にも人ひとりがたくさん集結して立ち会ってくれたら、きっと想像以上におもしろくなるでしょう。「匚」はもともと自分で開いていた集会のためにつけた名前です。ピンときた方はぜひお集まりください。
東郷清丸匚単独公演「匚ル」
| 日時 | 2026年4月17日(金) open 17:30 / start 18:00 |
|---|---|
| 会場 | |
| 出演 | 東郷清丸匚
東郷清丸(Vo / Gt) 田上碧(Cho / Gt) yuukitakami(Cho) 伊神柚子(Tp / Cho) 本藤美咲(Sax) 矢島絵里子(Fl / Cho) 安田くるみ(Tb) 中村太紀(Bass) 高良真剣(Perc3) チェ・ノブト(Perc2) 富田真以子(Perc1) 垣内英実(FOH) |
| 料金 | 前売り¥5,000 / 学割 ¥3,500(自由席)
・整理番号順入場 ・中学生以下大人1名につき1名まで入場無料 ・お子様とご来場の場合は月見ル君想フHPにてお子様用チケットの取得をお願いします |
| チケット | |
| イベント特設ページ |
東郷清丸

音楽家。歌とギターを中心にあらゆる楽器の演奏がうたになる。島を拠点として、着る服を作り、パンを焼き、魚を釣って食べながら「わたしにとって音楽や歌はなんであるか」を探求し制作する。得た経験をもとに書籍やZINEや会報誌も発行。全国各地に同士を探して交流し現地へ赴いてライブや朗読を行う。
ギター弾き語りや喋り、朗読などを交えるソロスタイルのほか、自らスコアを書く楽団編成「東郷清丸匚」とその派生形(彡やト)オーソドックスな3ピースバンド編成「東郷清丸巛」や即興演奏などライブにおける表現形態はさまざまある。
活動初期のアルバム『2兆円』(2017年)は若手ミュージシャンのための音楽賞・APPLE VINEGAR MUSIC AWARDにノミネート、続く『Q曲』(2019年)は同・審査員特別賞を受賞。
その後、ポピュラー音楽の構築力・パフォーマンスの瞬発力を活かしCMや舞台の音楽にも活動領域を拡張。2024年にノゾエ征爾演出の音楽劇『死んだかいぞく』(音楽・田中馨)や、影絵師・川村亘平斎による『直島影絵-のらくら地蔵-』に参加し、得意とする歌とギターと、そのほかにも語りやナレーション、笛や打楽器を用いたサウンド演出を担った。
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関西インディーズの水先案内人。音楽ライターとして関西のインディーズバンドを中心にレビューやインタビュー、コラムを書いたりしてます。
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