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峯大貴が見たボロフェスタ2019 3日目

令和元年10月27日(日)、ボロフェスタ最終日。前日にボギーの“贈る言葉”で2回も彼を胴上げするのに参加してしまった。なおかつトリのBiSHの“BiSH-星が瞬く夜に-”や“beautifulさ”に畳みかけられた日にゃ、振りも合わせて盛り上がってしまい疲労が残る。しかし毎年、この3日目の会場には、大トリとその後のエンドロールのムービーに向けて火事場の馬鹿力のように上がってくる熱量と、もう終わってしまうことの名残惜しさが滲んでくるのがたまらない。最終日ならではの、沸き立つ鮮やかな後の祭りの心象風景。単に素晴らしいステージを並べた、その日限りのフェスティバルではなく、翌日からのそれぞれの日常に優しく引導を渡すようなメッセージを残すのがボロフェスタだ。今年は見終わった後に何が残るのか、この場所にかける思いが最も混沌とする最終日の模様から読み解いていこう。

予期せぬアクシデントが引き起こす名シーン

この日出演予定だったGEZANはマヒトゥ・ザ・ピーポーの体調不良により、前々日の25日にキャンセルが発表された。10月12日に行われるはずだった、全感覚祭19 TOKYOが台風により中止。急ピッチで代替策を整え、台風が過ぎ去った13日深夜から14日の朝にかけて渋谷のライブハウス各所で開催にこぎつけ完遂するという偉業を成し遂げた後の、まるで燃え尽きたかのような止む負えぬ断念。ぽっかり空いたGEZANのタイムテーブルを埋めるものとして名乗りを上げたのは、そのSHIBUYA全感覚祭にも出演していたNOT WONKだった。

 

今年のボロフェスタにはMETROの夜の部の出演が決まっていたが、急遽の2ステージ目。結果として前の出番のズーカラデルと連続して北海道のバンドがホール内を彩ることになったのも巡りあわせのよう。転換中に加藤修平(Vo / Gt)がぽつぽつと歌う。「もう会えない人に もう一度会うために タイムマシンを作るよ 何十年かかっても だからそこで待ってて 鼻くそでもほじってて 一三月で待ち合わせ……」。GEZANの“待夢”だ。そしてステージが始まり照明が彼らを青で照らし出すと、加藤はGEZANのカラーである赤に変えるよう指示を出して、“Landfall”から演奏が始まった。

 

いつになくドシっと一つ一つの音を置いていく丁寧なアンサンブル。本曲のラストで加藤がむせぶように雄叫びを挙げると、ジワリと照明が赤から青に切り替わる。その瞬間、GEZANからボロフェスタのステージを飾る役割を完全に引き継いだようにも見えた。その後も台風時の避難所にホームレスやペットが入れなかったという話からマヒトの言葉を借りて「想像力の歌です」と言って“Shattered”を演奏するなど、終始リスペクトを込めながらのステージ。だからこそ後半に機材トラブルでしばらく中断してしまい、最後の曲となってしまった“This Ordinary”を始める時に、いつになく悔しさが見て取れる表情を滲ませていた。仲間の危機を想像力によって察知し、突き動かされたように演奏するNOT WONK。今年のボロフェスタにGEZANの存在を意地でも刻み込もうとするようなステージであった。

Photo:岡安いつ美

またもう一つ直前に発表されたトピックスが、Limited Express(has gone?) のステージにカネコアヤノがゲスト出演するということだ。主催メンバー飯田仁一郎(Gt)が所属するボロフェスタの看板バンド。これまでもホール内の2つのステージをHave a Nice Day!とまたいで“Heaven Discharge Hells Delight”を披露したり、“カラダイデオロギー”でBiSHを呼び込みメンバーがどんどんフロアにダイブしていくなど、ボロフェスタでは常にパンクでオルタナティヴ、そしてスペシャルな熱量のぶつかり合いを見せてきた。しかし純然たるシンガーソングライターであるカネコアヤノとの交じり合いは予想もつかなかった。

 

YUKARI(Vo)はセッティング段階からハイ状態。暴れる準備は万端といわんばかりの観客たちを巻き込み、冒頭の“百鬼夜行”からモッシュの輪が広がっていく。新作『perfect ME』からの曲を中心に、YUKARIがフロアにも飛び出していき自ら混沌を煽る。その合間にはYUKARIがベースに徹して、飯田と谷ぐち順(Ba)が男臭く“Useless”を歌うのもまた一興だ。毎年のお祭り騒ぎであるのは確かだが、今年のYUKARIには明確に伝えるメッセージがあった。「女が負ける世の中はもうやめよう!好きな格好していいんだよ!全部戦ってあげるから!」とMCで叫ぶ。YUKARI自身がこれまで女性として経験してきた悔しかったことの告発かつ、そこからの脱却宣言だ。そして披露したのは新作を象徴する楽曲、“フォーメーション”。ビヨンセ“Formation”へのリミエキなりのアンサーとして、「When I believe women’s power」と繰り返される、女性を鼓舞する楽曲だ。ここでカネコアヤノを呼び込んだのだ。YUKARIと並んで上記のフレーズを歌いだす。女性らしさがありながら、性差問わない芯の強さを持った佇まいのカネコによって、この曲最後の1ピースをはめるようなリミエキの目論見が炸裂した瞬間だ。

 

中盤からYUKARIはフロアの中心に置いた脚立にカネコを連れ出し、登らせる。カネコは戸惑いながらも、普段の自分のパフォーマンスとまるで違う異形のリミエキ・ステージを楽しんでいる様子であった。しかし曲が終わり、YUKARIから脚立からのダイブを促されると「やだ!」と頑なに断る。何度か押し問答となった二人の意地のぶつかり合いに、会場からは緊張が流れる。最後には谷口に促されてYUKARIがダイブし、なんとかステージを収拾させることとなった。場の雰囲気に流されない。自らのことは自分で決める。カネコは根っから、YUKARIの提唱するメッセージを体現している存在なのだ。二人のフィメイル・シンガーのコラボは視点を同じくしながら、発信する表現方法が異なる主張が対峙した、今年のボロフェスタの中でも随一のベストシーンであった。

Photo:岡安いつ美

一方カネコアヤノ自身はその後にバンドセットで登場。全体的に押し気味の時間進行の中、始まるかと思ったらお手洗いにステージを降りてしまう奔放っぷり。しかし新作『燦々』の1曲目でもある“花ひらくまで”を静かに歌い出すと、会場が優しい空気に満たされる。“恋しい日々”では一体感を持って拳を振り上げたり、シンガロングが起きるが、この日、中心に披露された『燦々』の楽曲からは生活の匂いがブワっと立ち込める。本来であれば会場全体が同じ時間を共有するはずのライブ・ステージだが、カネコの歌を聴いている時は一人になれるような気がする、それぞれの日常に立ち返るライフ・ソングの数々。ラストに披露された“愛のままを”を、表情を様々に変えながら歌うカネコの音楽は、日常に散らばる愛を拾い集めることで自分を肯定していく自立した強さを魅せていた。

Photo:岡安いつ美

長いキャリアを経てどすこいSTAGEに降り立つ2組

どすこいSTAGEに目を移して、長いキャリアを経てこの場所に立った演者2組のことも、記録しておこう。今年20周年を迎えたWaikiki Recordのレコード・オーナーでもあるサカモトヨウイチ(Vo / Gt)が率いるELEKIBASSはメンバー全員会場入り口からおなじみのお面をつけて、ステージまで練り歩くジプシー&チンドン・スタイルで登場。サカモトは「帰って来たよー!!ボロフェスタ―!!」と喜びを爆発させて“We all live happilly together”からスタート。なんとまだ西部講堂で開催されていた2005年以来の出演で、KBSホールになってからは初の出演である。軽妙なおしゃべりをしながら、“君は恋泥棒”、“Paris”、“Garden Party”など、屈託のないオールディーズ・ポップス・ラヴァーな楽曲と、楽しいコール&レスポンスによって体を揺らす。

 

サカモトと亀田JP(Gt)以外はサポートメンバーとなるが、この日のキーボードには佐々木悠(Turntable Filmsなど)、そしてベースには宮一敬と京都のミュージシャンを迎えた特別編成。宮はかつてYOGURT-pooh として活躍しながらも脱退後はmusic studio hanamauiiのレコーディング・エンジニアとして京都の音楽シーンを下支えている存在なだけに、ステージに立っているのは貴重。観客から「ミヤー!」と煽りも受けてソロパートを披露する一幕もあったが、ELEKIBASSの人を繋げるパワーと、15年近く時を経て再びステージで交差するボロフェスタの歴史が垣間見えた。

Photo:堤 大樹

もう1組。2002年にcutman-boocheとして関西でキャリアをスタートさせたが、バンド時代ふくめても初めての出演となったシンガーソングライター金佑龍。ずっと出たかったと、今年はMC土龍に直談判して叶ったという念願のステージは、moqmoqのオカザキエミ(Cho / コンサーティーナ)とのデュオ編成。前日もライブのため喉が枯れ気味だが、「今日完全に潰しても歌う」ことを宣言し、のどぬ~るスプレーを吹きながら“Everlasting”から始めていく。徐々に声の調子を整えながら披露したフィッシュマンズの“ナイトクルージング”はカバー曲ではあるものの、ルーパーで声とギターを重ね、その場でトラックを作っていくウリョンのスタイルに昇華された、ライブでは欠かすことが出来ない楽曲だ。

 

中盤MCで「金佑龍」としてのソロ活動を2020年3月で終了することを告げ、現名義でのライブフライヤーを観客に配布していた。残すところ僅かな今の自分を見てほしいという必死な気概。大きな決断と変化ではあるが、背水の陣では決してない。ラストに歌った“See you letter…”の詞の通り「君の方はどうですか?ぼくはまた歩んでいくけど」と、当たり前のようにこれからも進んでいくためのポジティブなリスタートであることが伝わる。最後に長らく名乗った「金佑龍」の名前をボロフェスタの歴史の中に置いていくような気合いのこもった歌であった。

Photo:Sho Takamoto

Homecomingsで締めくくる、変わり続けるボロフェスタ

時刻は20時30分。大トリを前にしてアンテナでも長らく活動を追い続けている、Ribet townsの初ボロフェスタ・ステージも見届けることができた。初日に出演した京都の仲間、踊る!ディスコ室町のメンバーもフロアから見守る中、どすこいSTAGEに9人がわいわい乗っかるステージは壮観。しかしそれほど気負いは感じられずいつもと同じように、一斉に遮二無二に演奏して、アサヨ(Vo)がしこたまハッピーに歌っていく、ポップ・オルケスタっぷりが頼もしかった。予定していたセットリスト終了後もアンコールまで巻き起こして「フェスにアンコールなんてあるの!?」と驚きまじりに喜びながら“パレード”を披露していたのが感慨深かった。

Photo:Sho Takamoto

そして急いでホール内に移動すると、ちょうどMC土龍が最後の演者を紹介していた。「ボロフェスタに遊びに来たことが、自分たちにとって大事なものを屈託なく信じていけるような生活、人生を歩んでいけるようなきっかけになればいいなと思っています」と告げて大トリのHomecomings Chamber Setを紹介する。メンバー4人に加えてバイオリン×2、チェロ、ビオラを加えた特別編成だ。少しの緊張が顔に滲む、畳野彩加(Vo / Gt)はまずキーボードで“Whale Living”を弾き始めた。弦楽隊が入ることで彼らの歌物語の濃淡は浮き彫りになり、優しくドラマチックに響いてくる。

 

昨年のアルバム『WHALE LIVING』の収録曲や新曲“Continue”を披露していく。合間には福富優樹(Gt)がボロフェスタでの思い出をMCで話していた。2013年にホムカミが初めて出演した時にも出ていたでんぱ組inc.がこの日最初にパフォーマンスしていて感慨深くなったこと。以前はKBSホールのすぐ近くに住んでいてそこから毎年ボロフェスタに通っていたこと。この場所での記憶一つ一つを噛みしめているようだった。また途中には先日亡くなったダニエル・ジョンストン“Living Life”のカバーを演奏する場面も。福富のオレンジのヘッドアンプの上にはダニエル・ジョンストンのグッズが置かれていた。アンコールの最後に演奏したのは“LEMON SOUNDS”。大学時代を過ごした町と夜をテーマにした1stアルバム『Somehow,Somewhere』から披露された、この日唯一の楽曲である。この曲で締めくくったことは、Homecomingsから京都、そしてボロフェスタへの置手紙のようにもとれた……。

 

あのホムカミがボロフェスタを締めくくる。2012年に京都精華大学で結成し、ボロフェスタには2013年から出演。地元バンドとして常にこのイベントと共に歩み、成長してきた。初年度からステンドグラスが開帳するという快挙を果たし、当時まだ大学在学中であった福富は“I WANT YOU BACK”の演奏中なのに後ろを振り返って驚いていたのが印象的だった。2015年は平賀さち枝を呼び込んでコラボ曲“白い光の朝に”や、この日が初となる“カントリーロード”も披露。最後には次に隣のステージで演奏するneco眠るを巻き込んで“猫がニャ~て、犬がワンッ!”をコラボしていた。また最後のMCで福富が「是非京都のバンドを見てほしいです。この後地下でSuessがやって、明日はTHE FULL TEENZとかも出ますので」と言っていたのが粋だった。

 

そんな彼らの2019年はChamber Setの始動や、映画主題歌も手掛けるなど一層の飛躍を見せる。そしてついに拠点を東京に移すこととなった。京都の学生バンドから、全国区のバンドへ。彼らが成長した姿となって、例年出演してきたボロフェスタに帰還し、Chamber Setというひと際豪華なパフォーマンスで大トリを飾る。それはこの場所の景色と時代が確かに変わったことの象徴のように思えた。ボロフェスタは青春時代に戻るためのノスタルジックな場所なんかじゃないんだ。ここからそれぞれの道に向かって、前へと踏み出すための場所なんだ。

Photo:岡安いつ美

エンドロールでは全出演者と全ての関係者のクレジットが流れる。BGMはこだま和文によるネーネーズのカバー“黄金の花”。ダブビートに乗せて次のように歌われる「素朴で純情な人達よ ことばの違う人達よ 黄金で心を汚さないで 黄金の花はいつか散る」。立場、主義、考えが違う人たちが同居するこの世の中。SNSに感情を振り回されることなく、立ち止まって考えることが、未来を切り開くことに繋がっていく。ボロフェスタが今年伝えたかったメッセージがこの曲の中に集約されている気がした。演者も、ここで見た景色も、見に来た観客も、そして私も、次のステップへと向けて変わり続ける。だからこそ、この2019年のボロフェスタの記憶を忘れないように、ここに書き残しておく。

 

「忘れないように ここにずっと書いておくけど 口ずさむ君がいなくなったら 煙の中で消えてしまう」“Smoke”Homecomings)

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