COLUMN

〈Penguinmarket Records〉作品ガイド

インストゥルメンタル・バンドを中心に確固たる信念を持って作品を届けてきたインディペンデント・レーベル《Penguinmarket Records》。2005年の設立以降リリースされたタイトルの中から、レーベルの足跡を辿る上での重要作を編集部が10作品厳選し、ディスクガイドを作成した。

MUSIC 2023.07.26 Written By 峯 大貴

現在《Penguinmarket Records》を取り仕切っている鈴木哲也のインタビューはこちら。

保護中: 「Music has no borders」を掲げ、京都から世界へ-Penguinmarket Records 鈴木哲也インタビュー

 

《Penguinmarket Records》からの最新作となるkottのインタビューはこちら。

自由な即興と枠組みの楽曲。三者三様の即興アーティストが矛盾を昇華させるバンドkottをはじめた理由とは

『Munchen』 oaqk

発売日:2009年8月26日

レーベル:Penguinmarket Records

現在《Penguinmarket》を取り仕切る鈴木哲也もドラムとして在籍する、2002年活動開始のインストゥルメンタル・バンド。自主制作のEPや、MONOが主宰する《human highway records》のコンピレーション作品『The Mixing of Landscape』などの参加を経てたどり着いた、1stアルバムが本作である。

 

ギター2本による美しいハーモニーや、時には相対する不協和音やノイズが折り重なっていく。10分を超える楽曲も3つあり、ドラムとベースも伴って音景のグラデーションをじっくり描き出すアンサンブルはハードコア、エモはもちろんだが、プログレやサッドコアとして聴くこともできるだろう。しかし不思議と複雑な印象は皆無。セッションを基本に作り上げられたということで、4人が呼吸を合わせるまでの一部始終やそれぞれの心象の移ろいがストレートに落とし込まれた、ピュアなカオスが広がっている。特にM8“6 Years”での大胆なストリングスとのコラボレーション。じわじわと込み上げてきた感情が一気にスプラッシュするラスト2分の白眉なことよ!(峯 大貴)


Apple Musicはこちら

『サクラメント・カントス』 wooderd chiarie

発売日:2010年2月17日

レーベル:Penguinmarket Records

2001年結成、インストバンドが多い本レーベルでは珍しく上邨辰馬(Vo / Gt)による冷ややかで叙情的にゆらぐ歌とメロディを核とした、ギターロックバンドである。本作は1stアルバム『シンボリック・エレファント』(2008年)と対となる「女性性」や「供養」をテーマした2ndアルバム。

 

上邨、小和瀬健士(Gt)の二人のソングライターを擁し、上邨は古代エジプトで霊魂を表すM4“バー”、ギリシア神話に登場する吟遊詩人であるM3“オルフォイス”など独自の言葉選びが特徴的だ。また神秘的で壮大なハイトーンを駆使したメロディには『深海』前後のMr.Childrenからの影響も思わせる。一方でM7“asa→hiru”を筆頭とするストレートにポップな小和瀬の楽曲が好対照。複雑に入り組んだコンセプトや表現ではあるが決して飲み込みづらくはないというバランスの良さを感じる。

 

ホリエアツシ(ストレイテナー)が絶賛を寄せるなど、下北沢のインディーロックシーンを中心に評価を集めていた彼らだが2013年に活動休止を発表。現在久保寺豊(Ba)は〈下北沢ERA〉の店長を務めている。また2022年には小和瀬、久保田、岡部将宗(Dr)らによる、新たなインストバンドquad.が始動した。(峯 大貴)

『World Penguin's Carnival 2010』 Various Artists

発売日:2010年10月13日

レーベル:Penguinmarket Records

レーベル開設5周年を記念したコンピレーション・アルバム。当時の所属バンドsgt.、旅団、wooderd chiarie、Clean Of Core、oaqk、L.E.D.に加えて、この後リリースすることとなるMAS、middle 9、egoistic 4 leaves。そして東京で活動していたnenem、ロンドンのバンドScreaming Tea Party、パリを拠点にしていたツジコノリコの全12組が参加している。

 

注目すべきは一部を除いて、新曲・新録を提供している気合いの入りようであり、MAS“Tsurukame Skipper”やoaqk“LELIURIA”など、現在でも本作でのみ聴くことできる曲が多数収録されている。またアニバーサリーを祝した作品とあってカラッと明るい楽曲が多いのも特徴だ。ツジコの“あけて、あけて (akete, akete)”はMASのリーダーTyme.(ヤマダタツヤ)とのコラボ曲。極太のビートが効いたトラックにキュートな歌声が揺蕩うひと際ポップな仕上がりで、翌年には共同名義のアルバム『GYU』(2011年)に結実していく。

 

当時の本レーベル周辺の人脈が一望できるようなラインナップであり、《Penguinmarket》入門盤としておすすめしたい華やかな作品だ。(峯 大貴)


Apple Musicはこちら

『えんけい / En kei』 MAS

発売日:2010年11月10日

レーベル:Penguinmarket Records

作曲家、サウンドデザイナー、プロデューサーであるヤマダタツヤ(Gt / ヴィブラフォン / プログラミング)を中心に1999年結成。当初は打ち込みが中心だったが、作品を追うごとにエレクトロニカやダブ、ジャズが複雑に絡み合ったバンドサウンドを展開。本作は現状の最新作となっている3枚目のアルバムだ。

 

サックス奏者、評論家である大谷能生(Sax)とsgt.のメンバー成井幹子(VVn / ヴィブラフォン)などが加わった5人編成で制作。またレコーディングエンジニアには後に折坂悠太、さとうもか、大石晴子の作品なども手掛ける中村公輔が参加している。膨大な音のかけら一つ一つを細かくエディット、そして計算高くマッピングしていく緻密さの極北。なのに数分聴けば脳にジワーンと効いてくる肉体的でダイナミックな作品だ。中でも中盤、サックスとトランペットが厳かに唸りを上げる“Kanata – Inside”から性急なビートミュージックに移行していく“Katana – Outside”の流れよ。パッションが破裂する瞬間を捉えた、他では得難い音楽体験である。

 

ヤマダは湘南のパーティ『焚火dub』の主宰や、ソロ名義Tyme.として活動中。2019年にはソロ1stアルバム『NO ONE LIKE YOU AND ME』を発表している。(峯 大貴)


Apple Musicはこちら

『Lingua Franca』 旅団

発売日:2011年1月19日

レーベル:Penguinmarket Records

2003年結成、民族打楽器とドラム、ベース、ツインギター、エレクトリックバイオリン、ディジュリドゥ、シンセサイザーを擁する総勢9名のサイケデリックジャムバンド、旅団の初スタジオ収録作品。「共通の母語を持たない者同士の意思疎通に使用される言語」という意味を持つ『Lingua Franca』。旅団という名だけあり、本作では1つのジャンルに固執するのではなく、さまざま国を旅するがごとく、サイケデリック、ハードコア、ヘヴィメタル、アフロビート、ハウス、ラテンなどの音楽ジャンルを次々と横断し、我がものとしている。

 

またメンバーが13人から9人にはなったが、前作『Terra Incognita』(2008年)まで迎えていたゲストは不在。だがそれまでの作品にあった多彩で勢いのあるサウンドは変わらず、よりタイトでソリッドなダンスミュージックに仕上がっている。個人的には前作でも収録された楽曲ビートを全面に押し出すことで、7拍子でも踊れる音楽としてリアレンジされた “子午線の湾”が絶品だ。(マーガレット安井)


Apple Musicはこちら

『BIRTHDAY』 sgt.

発売日:2011年8月17日

レーベル:Penguinmarket Records

それはまるで耳だけで体感する長編映画。エモーショナルかつドラマチックな音像で楽曲のタイトルに込められた物語をつくりだしているのが明石興司(Ba)、成井幹子(vl)、大野均(Dr)、田岡浩典(Gt)の4人から成るインストゥルメンタルバンドsgt.だ。結成は1999年だが、2003年よりこのメンバーで活動。《Penguinmarket》自体、彼らの2005年作『perception of causality』のリリースをきっかけに設立されたまさにレーベルの顔的存在である。本作は2枚目のフルアルバム。

 

物語の幕開けを飾る‟古ぼけた絵本”では前作『capital of gravity』(2009年)と同様に成井のヴァイオリンを主軸に進んでいくのだが、2曲目の‟cosgoda”からは主人公が新しい登場人物に出会うかのように中村圭作(kowloon, stim, ホテルニュートーキョー, toe)のピアノが加わる。そこからの景色の変化は目まぐるしく、“アラベスク”では吉田隆一(blacksheep)のバリトンサックスの異国情緒感じるリズミカルなメロディと大谷能生(MAS)の縦横無尽に響き渡るアルトサックスのプレイが大きく物語を動かしていく。映画でいう名シーンをあげるのであれば、第二次世界大戦を意味する“Zweiter Weltkrieg”だろう。uhnellysのkimによるラップがストレートに心を揺さぶる。ボーカルが入った楽曲はこれが初というsgt.。新しい試みに貪欲に挑戦しながら、彼らが得意とする映像的表現を突き詰めた、最高傑作といえる1枚だ。(乾 和代)


Apple Musicはこちら

『aluva』 egoistic 4 leaves

発売日:2012年3月14日

レーベル:Penguinmarket Records

2002年に結成、名古屋を拠点に活動する6人組インストゥルメンタル・バンド、egoistic 4 leaves。佐藤タイジ、ドレスコーズ、中村佳穂、fox capture planなどを支えるメンバーも在籍する同バンドの魅力を一言でいうと「難解なはずなのに踊れる」という点だ。その特徴がいかんなく発揮された1stフルアルバムである。

 

この作品には11拍子の“arupmet ”や15拍子である“utaknot ”など、ほぼ全ての曲において変拍子のオンパレードであり、さらにポリリズムも組み合わさりエモーショナルなジャズミュージックを形成していく。だがこれだけ入り組みながらも、リスナーは気にすることなく踊れてしまうのが本作の素晴らしさ。その理由は伴奏するサウンドが複雑な動きを一切せず、ビートと同じ動きをする、またはアンビエントでクールなサウンドを鳴らすということに徹しているからだ。すなわちegoistic 4 leavesにおける主役はビートであり、その傍に旋律がある。

 

本作から8年後に2ndフルアルバム『debris』(2020年)を地元名古屋のレーベル《THANKS GIVING》からリリースするが、そこではより変拍子、ポリリズムに磨きをかけながら、Robert Glasper以降の現代ジャズシーンとの共鳴をはかった作品となっている。(マーガレット安井)


Apple Musicはこちら

『in the universe』 L.E.D.

発売日:2012年10月17日

レーベル:Penguinmarket Records

Ba / Syn / Proの佐藤元彦(omni sight、Jackson Vibeなど)、Drのオータコージ(曽我部恵一バンド、ザ・ベーソンズ、sticoなど)、Sax / Fluの加藤雄一郎(Natsumen、Calmなど)を中心に2000年結成。様々なフィールドで活躍するミュージシャンが集まった7人組「シネマティック・インストバンド」L.E.D.。

 

本作は渋谷〈O-nest〉で行われた自主企画の模様を収録したライブアルバム。それまでの代表曲が揃った入門編というべき全8曲で、ミックス・マスタリングを益子樹(ROVO、DUB SQUAD)が手掛けている。オープニングを飾る“aqua”からツインドラムによる分厚いグルーヴに、キーボード、サックス、ギター、パーカッション、スティールパンが折り重なり、フロアがジワジワと高揚していく様子がダイナミックに刻まれているのが見事だ。エレクトロニカやダブ、ジャズ・ファンクにアンビエントまで取り込んでいくダンス・ミュージックはROVOやDC/PRGとの同時代性も感じるが、スペイシーにトリップしていく感覚と何よりバンド名からはE.L.O.を受け継ぐ気概を感じる。

 

次作『in motion』は《Bayon production》の第1弾作品として2013年に発表。以降L.E.D.としての活動は断続的ではあるものの、メンバーそれぞれが八面六臂に活躍中。(峯 大貴)


Apple Musicはこちら

『In My Sanctuary』 OVUM

発売日:2017年12月6日

レーベル:Penguinmarket Records

2006年結成、インストゥルメンタル・ロックバンドによる3rdフルアルバム。当初はMONOやLITEに通じる轟音のエモやマスロックを基調としていたが、2014年のヨーロッパツアーを境に自身の音楽性を「メタル・オリエンテッド・インストゥルメンタル・ロック」と再定義。2016年に発表されたEP『Nostalgia』からメタル、プログレッシヴ・ロックに大きく傾倒していった。

 

本作にはEP表題曲のリアレンジも収録されており、その路線を極限まで推し進めた仕上がり。鋭いギターリフとツイン・ペダルを多用したビートが押し寄せてくる。とりわけ印象的なのは大胆な弦楽四重奏とのコラボレーションで、特に約12分に及ぶ“The Light Illuminates My Heart”の風光明媚なオーケストレーションは随一のハイライト。いずれの音をとっても強靭だが暴力的とは対極。美しさ、純潔さが際立つ誰も立ち入ることが出来ない、まさしく「Sanctuary(聖域)」に到達した作品だ。

 

本作の発表後、Norikazu Chiba(Gt)とYu Tokuda(Dr)は2020年に新バンドAMALAを結成。さらには2011年にOVUMを脱退したShunsuke Onoyama(Ba)が昨年加入し、精力的に活動を行っている。(峯 大貴)


Apple Musicはこちら

『kott』 kott

発売日:2023年06月21日

レーベル:Penguinmarket Records

粉川心(Dr)、岡田康孝(contrabass)、髙橋賢一(P)によるkyoto experimental piano trio、それがkottだ。それぞれ即興音楽に興じる音楽家として京都で活躍していた彼らだが、2021年に元jizueのドラマー粉川の呼びかけによりバンドを結成。そんな彼らの名を冠した1stアルバムだ。今回はサポートアクトはなく、ギターなどの楽器は岡田が担当。シンプルに3人だけで即興的な音楽をどこまでアルバムという枠組みに落とし込むことができるのかに挑戦した、実験的なアルバムだといえる。

 

歪んだギターをきっかけに渦巻くようなセッションがはじまる“渦/ reflection”、ドラムのリムショットによる残響が印象的な“白煙の地下室/ cave”、コントラバスの朗々としたメロディの上を縦横無尽にピアノとドラムが駆け回る“光/ reject”など、収録曲にはそれぞれ日本語と英語で曲名がつけられている。それは曲が出来上がったあとに名づけられたものだという。オイルアートのように、3人の個がぶつかり合うことでつくり出される音像は、時に融解しつつもはっきりとそこに楽曲という物語を浮かび上がらせるのだ。

 

それ以上に、耳を澄まして聞いてほしいのが、このアルバムに込められた空気。コントラバスの弦が揺れるような音、ドラムのハイハットの硬質で細やかな響き、指のタッチが見えるかのようなピアノの音色、このアルバムには音が生まれる瞬間の空気の震えまでもが収められている。(乾 和代)


Apple Musicはこちら


《Penguinmarket Records》の過去作品がSpotifyで一挙配信されたことを記念した、公式プレイリスト第一弾も公開開始!

WRITER

RECENT POST

INTERVIEW
新たな名曲がベランダを繋ぎとめた。 新作『Spirit』に至る6年間の紆余曲折を辿る
COLUMN
【2024年4月】今、東京のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
REPORT
台湾インディーバンド3組に聞く、オリジナリティの育み方『浮現祭 Emerge Fest 2024』レ…
REPORT
観音廟の真向かいで最先端のジャズを。音楽と台中の生活が肩を寄せ合う『浮現祭 Emerge Fest …
INTERVIEW
孤独な青年の思春期が終わった、 LAIKA DAY DREAMなりのグランジ作品『Shun Ka S…
REVIEW
この先鋭的なバンドサウンドは、2020年代の京都音楽シーンを代表する-YUNOWA『Phantom』
INTERVIEW
Ribet townsは12人組プロジェクトチーム!? 現代社会を楽しく生き抜く処世術を歌う、新作に…
REVIEW
松井文『窓から』-歌い手としての自分を見つめ直した、3枚目の1stアルバム
REVIEW
畠山拓郎“September”-KANの遺伝子も感じるニューポップスターによるソウルバラード
REPORT
発令!アジアに向けた日本からの開国宣言-BiKN shibuya 2023 クロスレポートNo.1
INTERVIEW
「日本とアジアを混ぜっ返すんだ!」アジアン・ショーケース『BiKN shibuya』に至る衝動
REVIEW
劇伴音楽を経て、本格的にバンドとなったロマンたっぷりのロックサウンド-KiQ『空想』
INTERVIEW
「おせっかい」な京都のスタジオ、マザーシップ。エンジニア野村智仁が語る、人付きあいと音作り
REVIEW
Tocago『Wonder』- 沖ちづるの音楽にかける熱意に再び火が灯るまで
INTERVIEW
歌うたいは人たらし。小野雄大が仲間と共に自分の歌を見つけるまでの道程
INTERVIEW
「Music has no borders」を掲げ、京都から世界へ-Penguinmarket Re…
REVIEW
多様な可能性のごった煮状態という意味での“GUMBO”- 砂の壁『GUMBO』
INTERVIEW
ソー・バッド・レビューから続く道。 シンガーソングライター&ピアニスト / 翻訳家 チャールズ清水…
REPORT
『春一番 2023』後編 ー 平和を夢見る福岡風太が仕掛けた、音楽による革命の実験場
REPORT
『春一番 2023』前編 ー 「祝」でも「終」でもない、大阪名物野外コンサートのゆくえ
INTERVIEW
「大阪を代表するバンドになりたい」ショーウエムラ(アフターアワーズ)が語る、地元に育てられたバンドマ…
REVIEW
生活の設計『季節のつかまえ方』 ー 「自分の音楽ってこれかも!」と辿り着いた喫茶ロック作品
REVIEW
屋敷『仮眠』 – のんびりとした虚無感、幻想的だが後味の悪さもある、積層的なフォーク作品
REVIEW
FALL ASLEEP#3 全曲レビュー
REVIEW
幽体コミュニケーションズ『巡礼する季語』 – 言葉とサウンドをコラージュ的に組み合わせ、季節を描く京…
INTERVIEW
スーパーノアが語る、『ぬくもりはたしかに』に込めたリズムと歌の最適解
INTERVIEW
年鑑 石指拓朗 2022-世田谷ほっつき歩き編
REVIEW
Eri Nagami『ど​ち​ら​か​と​い​う​と​そ​う​思​う(Moderately Agre…
REVIEW
岡林風穂『刺激的な昼下がり』 – 岐阜拠点のシンガーによる、こそばゆい刺激に惹きつけられる作品
REPORT
ボロフェスタ2022 Day4(11/6)- クリープハイプ、リベンジ。過去2年を取り戻す気概の最終…
INTERVIEW
マーライオン、変わる!-もっとみんなに喜ばれる音楽をつくるための模索と研鑽
INTERVIEW
生活は変われど、再び日々を鳴らし始めた路地の『KOURO』
REVIEW
ヨットヘヴン『健康快樂』 – 今を楽しく生きようとする生活者の歌
REVIEW
ガリザベン『ほっぺのかんじ』 – シャイとユーモア、関西に息づくブルースが香り立つうた
COLUMN
たけとんぼ 平松稜大・きむらさとしに影響を与えたアルバム5選
INTERVIEW
伝道と更新を目指すアコースティック・サウンド – たけとんぼインタビュー
REVIEW
kiss the gambler “ベルリンの森” – 自分の心の居場所はどこにある?
REVIEW
KiQ『FuU』ー多彩な仲間と共に漂着した、退屈な日々を彩るフォーク・ロック
INTERVIEW
音楽のアーキビスト、金野篤が体現する「売りたいモノは自分で作る」という生き方
REVIEW
kiss the gambler “台風のあとで” – 折り合いのつかない喪失感を歌う素直さに胸が打…
INTERVIEW
大石晴子が探る、これからの生きていく道とは ー『脈光』インタビュー&全曲解説
REVIEW
伏見◎Project “Dawn-town” – 京都伏見を冠するニュー・コンボによるムーディーな楽…
REVIEW
みらん『Ducky』 – 22歳の今しか表現できないことを歌っている、理想的なデビュー作
REVIEW
徳永憲『今バリアしてたもん』何重にもねじれたユーモアが満載、歌とアコギが主体の12作目
REVIEW
国でも建てるつもりなのか – グッナイ小形
REVIEW
NEKOSOGI – NEKOSOGI
REVIEW
たまき – 門脇沢庵
REVIEW
夢の日々 – ミチノヒ
COLUMN
お歳暮企画 | ANTENNAとつくる2021年の5曲 Part.2
COLUMN
お歳暮企画 | ANTENNAとつくる2021年の5曲 Part.1
INTERVIEW
年鑑 石指拓朗 2021-武蔵野散歩編
REVIEW
FALL ASLEEP#2 全曲レビュー
INTERVIEW
ぶっちゃけ上京ってどう?-ベランダ×ギリシャラブ×Crispy Camera Club 京都発・東京…
INTERVIEW
いちやなぎとひらまつ-平成6年生まれ、ウマが合う歌い手の2人
COLUMN
「シーン」から「モード」に移ろいゆく – 京都音楽私的大全
REPORT
峯大貴が見たボロフェスタ2021 Day3 – 2021.10.31
REPORT
峯大貴が見たボロフェスタ2021 Day2 – 2021.10.30
COLUMN
“ニュー・ニート”ゆうやけしはすが目論む、ローカルから興すロック・ルネッサンス
INTERVIEW
グローバルな視野を持って、ローカルから発信するーリクオが『リクオ&ピアノ2』で打ち出す連帯の姿勢
REVIEW
ズカイ – たくさん願い溢れて
INTERVIEW
みらんと話した日ー兵庫在住シンガー・ソングライターによる互いの気持ちを尊重する歌を探る
INTERVIEW
つくるひとが二人、はみ出す創作を語る-井戸健人×畠山健嗣 対談
REVIEW
秘密のミーニーズ – down in the valley
REVIEW
ラッキーオールドサン – うすらい
COLUMN
ご当地ソングからはみ出る方言詞|テーマで読み解く現代の歌詞
REVIEW
ベルマインツ – MOUNTAIN
INTERVIEW
もどかしくもシンプルを求めトガっていく。シャンモニカが語る『トゲトゲぽっぷ』
INTERVIEW
シンガーソングライターという自覚の芽生え – ぎがもえかインタビュー
REVIEW
たけとんぼ – 春はまだか / 旅の前
REVIEW
いちやなぎ – album
REVIEW
ショーウエムラ – 大阪の犬
INTERVIEW
2020年をポジティブに転化するために - 中川敬(ソウル・フラワー・ユニオン)が語る新作『ハビタブ…
REVIEW
かさねぎリストバンド – 踊れる
COLUMN
従来のイメージを跳ね返す、日本のフォークの変革 - 『#JAPANESE NEWEST FOLK』前…
INTERVIEW
年鑑 石指拓朗 2020
COLUMN
編集部員が選ぶ2020年ベスト記事
COLUMN
〈NEWFOLK〉作品ガイド
INTERVIEW
音楽のすそ野を広げる、影の歌の送り手 - 〈NEWFOLK〉主宰 須藤朋寿インタビュー
INTERVIEW
自分の言葉を持つ人の歌が、心に入ってくる - 浮(BUOY) インタビュー
REVIEW
クララズ – 台風18号
INTERVIEW
“2023”で次の扉を開いた3人のハイライト – ベルマインツ インタビュー
REVIEW
岡林信康 – 岡林信康アルバム第二集 見るまえに跳べ
REVIEW
田中ヤコブ – おさきにどうぞ
REVIEW
上田正樹と有山淳司 – ぼちぼちいこか
REVIEW
ザ・ディランⅡ – きのうの思い出に別れをつげるんだもの
REVIEW
Bagus! – 恋はうたかた
REVIEW
ベルマインツ – ハイライトシーン
REVIEW
ヤユヨ – ヤユヨ
INTERVIEW
清水煩悩との雑談(後編)– 天川村から新たな船出『IN,I’M PRAY SUN』
REVIEW
小野雄大 – 素粒子たち
INTERVIEW
覚悟が決まった第二章 – Easycome『レイドバック』インタビュー
INTERVIEW
生きている日が歌になる – ダイバーキリン『その美しさに涙が出る』インタビュー
REVIEW
のろしレコード – のろし
REVIEW
松井文 – ひっこし
REVIEW
gnkosaiBAND – 吸いきれない
REVIEW
イハラカンタロウ – C
REVIEW
折坂悠太 – トーチ
REVIEW
西洋彦 – fragments
REVIEW
クララズ – アメリカン
REVIEW
阿佐ヶ谷ロマンティクス – 独り言
REVIEW
平賀さち枝とホームカミングス – かがやき / New Song
REVIEW
TATEANAS-縄文人に相談だ/君と土偶と海岸で
REVIEW
ズカイ – 毎日が長すぎて
INTERVIEW
30代になった酩酊シンガーてらがRibet townsと鳴らす家族の歌
INTERVIEW
年鑑 石指拓朗 2019-『ナイトサークル』リリースインタビュー
INTERVIEW
年鑑 石指拓朗 2018
REPORT
峯大貴が見たボロフェスタ2019 3日目
INTERVIEW
キタが語る、オルタナティヴ・バンドthanの正史ー2ndアルバム『LINES』リリース・インタビュー
REPORT
峯大貴が見たボロフェスタ2019 2日目
REPORT
峯大貴が見たボロフェスタ2019 1日目
INTERVIEW
はちゃめちゃなエンタテインメントがやりたいーチャンポンタウン“Giant step”リリース・インタ…
INTERVIEW
3人で歌の本質を確かめる場所―のろしレコード(松井文、夜久一、折坂悠太)『OOPTH』リリース・イン…
INTERVIEW
清水煩悩との雑談(前編)-新MV“まほう”・“リリィ”を公開&クラウドファンディング始動
REVIEW
アフターアワーズ – ヘラヘラep / ガタガタep
REVIEW
河内宙夢&イマジナリーフレンズ – 河内宙夢&イマジナリーフレンズ
INTERVIEW
休日に音楽を続ける人たちのドキュメント-松ノ葉楽団3rdアルバム『Holiday』リリースインタビュ…
INTERVIEW
日常に散らばった、ささやかな幸せを愛でるー大石晴子 1st EP『賛美』インタビュー
REVIEW
THE HillAndon – 意図はない
REPORT
リクオ『Gradation World』スペシャル・ライヴat 代々木・Zher the ZOO レ…
REVIEW
Ribet towns – メリーゴーランド / CRUSH / みまちがい
REPORT
峯大貴が見た祝春一番2019
INTERVIEW
今また初期衝動に戻ってきた – リクオ『Gradation World』リリースインタビュー–
REVIEW
HoSoVoSo – 春を待つ2人
REPORT
峯大貴が見た第2回うたのゆくえ
INTERVIEW
ここから踏み出す、ギリシャラブの“イントロダクション” – 2nd Album『悪夢へようこそ!』リ…
INTERVIEW
その時見たもの、感じたことを記録していく – ダイバーキリン『忘れてしまうようなこと』リリースインタ…
REVIEW
チャンポンタウン – ごきげんよう
REVIEW
宵待 – NAGAME
INTERVIEW
cafe,bar & music アトリ
REVIEW
てら – 歌葬
REPORT
【峯大貴の見たボロフェスタ2018 / Day3】ULTRA CUB / Gateballers /…
REPORT
【峯大貴の見たボロフェスタ2018 / Day2】Homecomings / Moccobond /…
REPORT
【峯大貴の見たボロフェスタ2018 / Day1】ベランダ / Crispy Camera Club…
INTERVIEW
KONCOS:古川太一 × ボロフェスタ主催 / Livehouse nano店長:土龍対談 - 音…
REVIEW
ローホー – ASIA MEDIA
REVIEW
影野若葉 – 涙の謝肉祭
REVIEW
Pale Fruit – 世田谷エトセトラ
REVIEW
原田知世 – music & me
REVIEW
Traveller – Chris Stapleton

LATEST POSTS

COLUMN
【2024年4月】今、大阪のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト

「大阪のインディーシーンってどんな感じ?」「かっこいいバンドはいるの?」「今」の京都の音楽シーンを追…

REVIEW
aieum『sangatsu』―絶えず姿形を変え動き続ける、その音の正体は果たして

沖縄出身の4人組バンド、aieumが初となるEP『sangatsu』を2024年3月20日にリリース…

INTERVIEW
新たな名曲がベランダを繋ぎとめた。 新作『Spirit』に至る6年間の紆余曲折を辿る

京都で結成されたバンド、ベランダが3rdアルバム『Spirit』を2024年4月17日にリリースした…

COLUMN
【2024年4月】今、東京のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト

「東京のインディーシーンってどんな感じ?」「かっこいいバンドはいるの?」京都、大阪の音楽シーンを追っ…

COLUMN
【2024年4月】今、京都のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト

「現在の京都のインディーシーンってどんな感じ?」「かっこいいバンドはいるの?」「今」の京都の音楽シー…