INTERVIEW

KONCOS:古川太一 × ボロフェスタ主催 / Livehouse nano店長:土龍対談 - 音楽の現場に立ち続ける2人が追い求める”リアル”な音楽・イベントとは? –

MUSIC 2018.10.11 Written By 峯 大貴

音楽フェスの醍醐味のひとつ、それは出演者とイベントの関係性が紡ぎ出すドラマではないだろうか。主催のブッカーやミュージシャンはロマンチストだから、自分たちなりのストーリーを一日のブッキングやタイムテーブル、ライブに込めて紡ぎあげる。それが科学反応を起こし、フェスならではの特別な空気を作り上げるのだ。そのストーリーがお客さんにまで透けて見えることもあれば、誰にもわからない日もある。でも言葉にせずに伝わるからこそ、感動するものが確かにある。

 

京都の秋の風物詩、ボロフェスタはそんなドラマが全面に押し出されているフェスのひとつだ。ここまでミュージシャンと主催の関係が見えるイベントもそう多くはないだろう。この記事ではそんな今年のボロフェスタに込められたストーリーのひとつを、KONCOSのKey / Ba / Voの古川太一と主催のひとり土龍の対談を通じて紹介したい。

 

KONCOSは2016年にナノボロフェスタに初出演、その後2017年ではボロフェスタの本祭の夜露死苦に出演し、2018年満を持してKBSホールに登場する。さらに今年はライブ出演をするだけでなく、古川太一がオフィシャルのTシャツもデザインしたらしい。こんな深い仲になるにはこの3年間でどんなストーリーがあったんだろう?「イベントのストーリーを言葉にするなんて野暮だ」なんて言わないで欲しい、知ってこそ楽しめるものもあるはずだし、これは巨大なパーティのドラマの氷山の一角なんだから。

インタビュアー:堤大樹

ライブをするなら地元に根づいている場所でやりたい

──

お二人が初めて出会ったのはいつでしょうか?

土龍

初めて会ったのは2010年にriddim saunter*1でボロフェスタに出てもらった時かなぁ。

古川太一(以下:太一)

そうですね。でもその時は誰かを挟んで呼んでいただいたのでそこまで話してなくって。

土龍

夜の部のCLUB METRO*2でも太一君にちょっとDJしてもらって、出番終わったらちょっと遊んですぐ帰っちゃったんだけど、最後にMETROの入り口のところで、「mogran’BAR*3ってパーティーを普段やっているから、またゲストでDJしてくださいよ~」、「ぜひぜひ!」って会話をしたのは覚えている。初めてしっかり話せたのはKONCOSの全国100ヵ所ツアーでnanoでライヴをしに来た時かな(2014年「旅するコンコス ~まちといろ 100のいろ ~」)。

──

それまでnanoに出たことがなかったんですね。

太一

ないです。それまで京都でのライヴはMETROばかり出ていたんですよ。

土龍

Turntable Films*4とUrBANGUILD*5でもやっていたよね。(2012年)

太一

それは本当に最初の方ですね。

土龍

でもその全国100ヵ所ツアーで初めてnanoに来た時も熱を持って何かを話したかというとそうではなくて。2015年のnanoの11周年の期間にKONCOSを呼んで周年パーティーの一つを組んだんです。CHABE(松田岳二)さんも京都で何かしらのイベントがあって、たまたま来てくれたから急遽DJしてもらったりで盛り上がった。

 

その後の打ち上げで2階のrakuBouズで飲んでたんよね。そしたらウェラーズ(THE WELLER’S CLUB)*6では現CLUB80’s*7のクルーのヤンスとかクワ(タイチクワバラ)*8がやっていたGimmiRockっていうパーティーやっていて、(角舘)健悟(Yogee New Waves)が弾き語りで出てると。じゃあ今からウェラーズ行こう!という流れになって、結局健悟には会えなかったんだけどSeuss、THE FULL TEENZ、And Summer Club*9……俺の周りのやんちゃ坊主がみんないてそこで太一君を紹介したんよね。そこから色々始まっている気がする。

太一

最初に100ヵ所ツアーをする時に、「やっぱり地元に根付いているライヴハウスでやりたいね」ということになったんです。京都でやるということを考えた時に元々riddim saunterをマネジメントしてくれていた人から、「絶対にnanoでやるのがいい」と紹介してくれて。

土龍

それまでKONCOSはカフェとかでライヴやることも多かったよね。

太一

ライヴハウスでツアーするにあたって、音楽性や様々な面で共感できるバンドとブッキングされることって、箱とのきちんとした関係がないと難しくて。。その頃東京では下北沢のTHREE*10がしっかりブッキングしてくれるようになり始めてきていた時、nanoもそれと同じ感じがしていていました。そのタイミングで土龍さんにブッキングしてもらって、2014年~15年頃でどんどん繋がっていきましたね。すごくわくわくしました。

土龍

METROでライヴした時に荻野(真也)*11がその日のオペレーターをやっていて、荻野が作った出音に感動して、「レコーディングするなら荻野さんじゃなきゃ!」って京都でレコーディングするようになったもんね。京都に住んでいる弟のSpecial Favorite Musicのゆうちゃん*12(Yuta Furukawa)の家に期間中、転がり込んでた。

太一

京都の繋がりで全部が成り立ったってしまったんですよ。それが面白いなぁって。

土龍

話がトントン拍子に進んでいる時って乗っからなきゃ損ってあるもんね。そして2016年にはナノボロフェスタ*13に出てもらって、1日目のトリをとってもらいました。人がいっぱいかつ真夏の灼熱のnanoの中でもっと無茶苦茶になりたいから、太一君が「すみません!空調切ってください!」って言うわけよ。それでまーこおばちゃん*14が一旦切るんやけど、「あかんこれは人が死ぬ」って、もう一回つける。でも曲が終わると「すみません!空調切ってください!」って太一君が言うて、でも曲の途中でまーこおばちゃんがつけるの繰り返し(笑)。最終的にメンバー全員フロアにおりて、みんなで囲んで大合唱するみたいな。あれはすごかったなぁ。

太一

nanoのライヴは一個一個めちゃくちゃ覚えているんですよ。客としてもあの年のナノボロフェスタはどんどん新しい地元のバンドが出てきていた時だったので、もう朝一で入って全部見てました。

土龍

そうそう、その日のトリなのにオープンには3人ともいた。

太一

京都のバンドが見たいのももちろんあるけど、ナノボロフェスタがどういうブッキングで動いているのかっていうところにすごく刺激を受けました。

土龍

今年のナノボロフェスタもタイムテーブル見て反応してくれたもんね。「リアルしかない!どうなってるんだ!」って。

──

今年の出演者の中で特に気になったバンドはいましたか?

太一

ベランダとか出ていましたよね。Easycomeもライヴ見たいんですよ。2日目がKK mangaもメシアと人人*15もいるし、そこは好きですね。

土龍

KK mangaは15分巻いたよね。パンクバンドが出たらタイムテーブルが巻くというマナーが出来ていて最高だった。

太一

そこにARSKN*16が入っているのもすごく面白いです。見たかったなぁ~。

14年間nanoをやってきた中で、一番のバイブスが出ちゃったのがKONCOSのライブ。その瞬間次のボロフェスタには欠かせないなって思った

──

東京の方がバンドもフェスもたくさんあるじゃないですか。ボロフェスタはなにが違うと思いますか?

太一

明確に違うとはあんまり思わないですが、何がリアルかって言われたときに引き寄せられるものがボロフェスタにあるというか。今年のナノボロの初日はTENDOUJIや愛はズボーン*17がトリで、2日目はHomecomingsとimaiくんがトリなところも現場感があるし、単に今勢いがあるからというだけで出てるという感じじゃない。常にリアルだと思います。

──

その“リアルさ”ってどういったところから感じられるのでしょうか?

太一

普段見るライヴハウスの本当にかっこいいバンドが豪華に集結しているところなんですかね。音楽フェスって今、方向が音楽に向かっているか商業とかイベントに向かっているのかがすごく分かれていると感じます。特にnanoやボロフェスタは根本に音楽がないと回っていかない感じがする。京都という町は商業音楽じゃない文化も認めてもらえる土壌があるのでしょうね。

──

そういった音楽フェスに呼ばれるのはやはり嬉しいものですか?

太一

本気でちゃんと人と繋がってライヴをやれる。下北沢THREEの店長の(スガナミ)ユウさんにも同じものを感じますが、土龍さんが「お前らええやん!」という店長の目線で呼んでいる。イベンターや大きいものに流されないで、芯のある感じが信じられますね。

──

音楽のフェスの“リアルさ”について土龍さんはどう考えているのでしょうか。

土龍

長い間ボロフェスタやnanoをやっていると、こいつらが売れたいだけか、本当に音楽が好きかってわかる。俺も飯田もゆーきゃんもミノウラも岡村(寛子)*18も本当に音楽が好きで、結局ボロフェスタの真ん中には音楽があるんですよ。上から目線になってしまうけど、そんな場所に見合った音楽を鳴らしてくれる本当に音楽が好きなミュージシャンを選んでいる。そんな常にイーブンなところがリアルにつながってくるんじゃないですかね。

──

今年土龍さんがボロフェスタにKONCOSを呼んだ理由はなんですか?

土龍

ボロフェスタのブッキングにはストーリーがあって、ナノボロフェスタから始まって、本祭の地下ステージに出て、vol.夜露死苦のMETRO出て、次KBSホールだ!とかね。それに、どんどん実力も知名度もステップアップしていれば、また呼ぼうぜってなる。今年のKONCOSも一緒で、今年もずっと精力的に動いていて話題を常に携えている。そこに加えて、去年はMETROに出てもらってその後nanoでワンマンをしてもらった時、そのライヴで14年間nanoをやってきた中で一番のヴァイブスが出ちゃったのがすごく印象的で。ボロフェスタから1か月半ほどでヤバいライヴをnanoでした、その瞬間次のボロフェスタにKONCOSは欠かせないなって思った。だから今年はKBSホールの中でやってもらおうと。

太一

自分たちもそのワンマンから今年に繋げたいと思っていたし、今年のボロフェスタにも呼んでもらえて嬉しかった。さらにTシャツのデザインのオファーまでいただいて本当に光栄です。今年も年末にnanoのワンマンを予約させてもらって、去年のワンマンのライヴ録音をカセットテープにしてそれをチケットに付けて売っているんですよ。そうやってひとつひとつがちゃんと今に繋がっているのが本当に嬉しい。

「KONCOSはボロフェスタとマインド的に共通している」と思って、Tシャツのデザインを依頼した

──

土龍さんはそういうKONCOSのストーリーもあってTシャツのデザインも太一さんにお願いしたんでしょうか?

土龍

今年のTシャツのデザインを誰に頼もうかと考えた時に、「そもそもKONCOSってボロフェスタとマインド的に共通しているなぁ」と思って。KONCOSの音楽はポップでキャッチーな歌モノであるけど、ライヴのテンションがパンクバンドのアッパーなパフォーマンスに全く引けを取らないし、フロアではシンガロングもモッシュも起こるし、太一君はフロアに飛び込む。DJもやっているしクラブ・カルチャーとも繋がっている。それってボロフェスタにも全部あるんよね。そしてなにより自分たちで何を作るかというD.I.Yの精神を大事にしている。

 

それに太一君はKONCOSのグッズのデザインはもちろんのこと、ポップアップ・ショップ“EZ DO SHOP”もやってアパレルも扱ってるし。今年の顔ぶれを見てもSpecial Favorite Musicとかミツメ、そしてもちろんLimited Express(has gone?)というKONCOSの周辺にいるバンドも今年は多い。だからそういうバンドのファンで、ボロフェスタに来るお客さんの刺激にもなればいいなぁと思ってお願いした。

──

一昨年まではスタッフの中でイラストが描ける人がTシャツデザインをしていましたもんね。

土龍

そうだね。去年初めてレイキンさん(多田玲子 / Kiiiiiii)にお願いして、そのデザインもすごくよかった。

太一

多田玲子さんとは元々riddim saunterの時、リミックス・アルバムでKiiiiiiiにリミックスをお願いしたり、自分たちの自主企画にKiiiiiiiを呼んだり。この前も僕がポップアップショップをやった時に多田さんがいらっしゃったりで、繋がりは深いんです。去年のボロフェスタも、「多田さんがTシャツのデザインやるんだ、いいなぁ」と思っていたので、その流れで次は僕がやらせてもらうっていうのはすごく光栄で、感慨深いです。

──

今年のTシャツはどういう思いでデザインをされたか、教えていただけますか?

太一

どういうコンセプトでデザインをしようかまず土龍さんに相談したんですけど、返事は「ボロフェスタはボロフェスタだ!」ってだけ(笑)。確かにボロフェスタってキャラクターとかモチーフもないので、例えば京都をモチーフにして京都の名物っていうのもありとは思いました。色々考えたんだけどやっぱりボロフェスタはボロフェスタなので、自分がソウルを込めて手書きするっていう一番潔い形に仕上げました。

土龍

「全部手で描きます!」って何言ってんだろうって思った(笑)。でもすごくかっこいいのが上がってきた。あと“BOROFESTA 2018 KYOTO”って描いてある。ここに“KYOTO”を付けるのはボロフェスタの中の人間の発想にはないのよね。もちろん「京都を大事にしたい、京都でしかできないことをやっている」と思っている。でも大々的に「俺たちは京都や!」っていうのは苦手なんよね。歌で例えるならものすごく大切な相手を特定したラヴソングを書くような感じで、俺たちはこじらせているというか、そのせいで物凄く恥ずかしくって。それを太一君に頼んだおかげで“KYOTO”って自然に出してくれたのは俺たちを代弁してくれた感じがする。

太一

逆に京都に対するリスペクトではあるんですよね。ヒップホップじゃないけどレペゼン精神は大事で、京都から発信していることだということを全国の人にもわかってもらわないと。

──

今回はボロフェスタのTシャツがSPINNSの3店舗で買えるんですね。

土龍

今回、SPINNSが一緒にやりたいって言ってくれて形になったね。それが10月12日から京都本店・名古屋店・大宮ARCHE店の3店で事前販売もしてくれて、京都本店ではインストア・イベントもやる。SPINNSってでかいチェーンだけど、俺たちはそういうところに来るボロフェスタのことを知らない人たち、音楽やフェスにそこまで興味のない人たちにも来てほしいっていう気持ちがもちろんある。でもSPINNSも全く一緒で、ボロフェスタに遊びに行くような人にSPINNSに服を買いに来てほしいじゃなくって、SPINNSに洋服を買いに来る人たちにボロフェスタみたいな面白い場所がある、こんな面白いバンドあるということをどんどん紹介していきたいっていう理念の部署があって。

 

また、その部署の名前が“MOSHPIT”って!これすごいなぁ!と思った。ボロフェスタって、どうやってKBSホールにモッシュピットを作れるかって考えてるところもあるしね。ボディとかめちゃくちゃ相談に乗ってくれて、やっぱり洋服をつくるのに、アパレルの人と一緒にやれるっていうのはすごく心強いですね。

太一

SPINNSと一緒に作るオリジナルボディってことはタグも作れるってことじゃないですか。

土龍

そうそう。タグを「ボロフェスタにしてもいいですよ」とも言ってくれたんですけど、京都のストリートカルチャーを発信してるアパレルである”SPINNS”とタグにつくのはとてもかっこいいなって思って。

──

そういう音楽とアパレルという2つのカルチャーをボーダレスにクロスするという意図において、ボロフェスタで売るだけじゃなくってSPINNSと一緒に楽しめるってすごく面白いですね。

土龍

SPINNSも京都に本店がある会社なので、そういう人たちと一緒にグッズ作れるっていうのはお互いにとって将来的に広がりが持てることだなぁと思いますね。そういう話が来るようになったのはすごく喜ばしいし乗っからない手はない。

──

お二人の話を聞いていると何かを一緒にやってそれで終わりじゃなくって、毎回がスタートになっていますよね。「これをやったからOK、終わりじゃなくって、次はこれをしよう!」というのが二人の中で常に何かがあるんだろうなぁと思いました。

土龍

結果そうなっているだけで、その時の刹那刹那でしか物事を見ていないよ。nanoに出ているみんなにはどんどん売れてほしいと心から思っているし、また戻ってきたときにそういう話をしたり、成長したライヴを見れるのも嬉しいけど、基本的には毎夜毎夜nanoで最高のものが見ることができたらそれが最高。ボロフェスタもそうで、毎年リセットしている。そして去年できなかったことをやろうや!とまた始めたくなるということが繰り返されて17年目、ただその連続ですね。

注釈

1.riddim saunter
過去に古川太一が在籍した高揚感溢れすぎるパーティーバンド。ボロフェスタ2011に出演。

2.METRO
ボロフェスタvol,夜露死苦も開催される京都の代表的なクラブ。土龍にとっては一番の音楽の遊び場。

3.mogran'BAR
土龍が店長であるnanoにてオープン当初から開催されてるレジデントDJパーティー。開催回数は300回を超える。

4.Turntable Films
京都発のオルタナカントリーを奏でるバンド。実力派の素晴らしい音楽家たち。Wilcoかよ。まじで。

5.UrBANGUILD
京都の繁華街・木屋町にあるライブハウス。出演者のワールドワイドな多様さも武器だが、フードメニューの美味さもハンパない。

6.ウェラーズ(THE WELLER'S CLUB)
京都の街中にある伝統的なブリティッシュパブ。かのポール・ウェラー公認のパブであることは有名。

7.CLUB80's
METROでマンスリー開催されるパーティー。ここ数年ボロフェスタvol.夜露死苦の常連チーム。癖が凄い。今年も勿論メトロに登場。

8.クワ(タイチクワバラ)
古川太一もレジデントとして参加するDJパーティ、MIX BEAUTYのDJクルーの一人。この日の出会いがそう誘った。

9.Seuss・THE FULL TEENZ・And Summer Club
nanoやボロフェスタにも馴染みの深い関西のバンド。過去にKONCOSとも幾度もの共演有。土龍にとっては年下のかっこいい飲み友達たち。

10.下北沢のTHREE
東京のライブハウス。深夜に定食屋営業があったり、チャージを下げることへの挑戦など、革新的な動きを見せるライブハウス。土龍としては見習いたいポイントが多数あるハコ。

11.荻野(真也)
京都のレコーディングスタジオSIMPOのエンジニア。Homecomingsを始め、数々の専属音響オペレーターもこなす。

12.Special Favorite Musicのゆうちゃん
KONCOSでもブロウするサックスプレイヤー。古川太一の実の弟。笑顔の可愛い楽しい男。

13.ナノボロフェスタ
毎年夏の終わりに開催されるボロフェスタの前哨戦的小型サーキットフェス。通称「8月のボロフェスタ」。

14.まーこおばちゃん
nanoのオーナーであり、キャッシャーとドリンカーを毎夜務める名物レディー。彼女に会いにnanoに来るミュージシャンや客も多い。

15.ベランダ・Easycome・KK manga・メシアと人人
昨今の関西インディーを賑わせるグッドミュージック、グッドヴァイヴスを誇るバンドたち。ナノボロフェスタ2018に出演。メシアと人人はボロフェスタ・ホストバンドでもある。

16.ARSKN
奈良発の3ピースロックバンド。そのヒリついたステージングは、KONCOSが共演した際に古川太一の心を鷲掴みにした。

17.TENDOUJI・愛はズボーン
それぞれ関東、関西の今最も話題のインディーバンドの一つ。ナノボロフェスタ2018において、どちらも1日目のメイン2会場のトリを務めた。ちなみにどちらのフロアでも土龍はそのステージに感動して涙した。

18.飯田・ゆーきゃん・ミノウラ・岡村(寛子)
土龍と同じく現在のボロフェスタ主宰メンバー。土龍と共に飯田、ゆーきゃんは初期からのメンバー。岡村は2005年から、ミノウラは2014年からスタッフとして参加。

販売店舗

・SPINNS特設コーナー販売(京都本店・名古屋店・大宮ARCHE店)

10月12日(金)- 19日(金)

 

・ボロフェスタ2018(KBSホール・KYOTO CLUB METRO)

10月26日(金)- 28日(日)

種類

半袖(ホワイト・ベージュ)

¥2600
サイズ:S,M,L,XL

 

長袖(ホワイト・ブラック)

¥3200
サイズ:M,L,XL

ボロフェスタ2018

WRITER

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REVIEW
aieum『sangatsu』―絶えず姿形を変え動き続ける、その音の正体は果たして

沖縄出身の4人組バンド、aieumが初となるEP『sangatsu』を2024年3月20日にリリース…

INTERVIEW
新たな名曲がベランダを繋ぎとめた。 新作『Spirit』に至る6年間の紆余曲折を辿る

京都で結成されたバンド、ベランダが3rdアルバム『Spirit』を2024年4月17日にリリースした…

COLUMN
【2024年4月】今、東京のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト

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【2024年4月】今、京都のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト

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