INTERVIEW

グローバルな視野を持って、ローカルから発信するーリクオが『リクオ&ピアノ2』で打ち出す連帯の姿勢

MUSIC 2021.10.25 Written By 峯 大貴

“ローリングピアノマン”リクオの新作アルバム『リクオ&ピアノ2』は約11年ぶりのピアノ弾き語り作品となった。前作『Gradation World』(2019年)は積み重ねたキャリアを瑞々しいパッションに転化して詰め込んだ楽曲を、自身のHOBO HOUSE BANDと共に仕上げた快作だった。そのタイミングで行ったインタビューでも「『リクオ&ピアノ』のようなバンドサウンドとは真逆の弾き語りアルバムも作りたい」と発言しており、見事有言実行となる。

 

しかしただ思惑通りに生まれた作品ではない。それまで日本中を旅して回り、各地の彼のホームグラウンドと言える場所でライブをしていく活動スタイルは、コロナ禍によりストップ。現在彼が住まう京都・一乗寺の街フェス『一乗寺フェス』の実行委員長である谷田晴也と連携し、配信ライブのあり方や、これまでつながってきた人との結束を模索、トライアルしてきた期間となった。

 

本作はいわばそんな試行錯誤の結晶そのものだ。京都の人脈を活かした制作となり、収録された楽曲はいずれもそれぞれの場所で過ごす友人に向けた私信のようだ。連帯を捧げる心に溢れた、むき出しのリクオがそこにいる。また忌野清志郎訳詞バージョンの“イマジン”を始め、“新しい町”(カンザスシティバンド)、“実験4号”(Theピーズ)、“満月の夕”(ソウル・フラワー・ユニオン)と、近年ライブでレパートリーとしているカバーも収録。普段の彼のライブを体感しているような全11曲が揃った。

 

今回のインタビューは谷田晴也が一乗寺で営む〈CAFE&BAR OBBLi〉で実施。リクオは「この機会に彼ともつながってほしい」と筆者を招き入れてくれた。まるで人と出会うことで未来が開かれ、自分も生かされていると言わんばかりの振る舞い。私もそんなリクオに大きく影響を受けている一人なのである。

コロナ禍でより意識した、各地のネットワークをつなげていくスタイル

──

先日Facebookで有山じゅんじさんとの写真を投稿されているのを拝見しました。リクオさんは以前から有山さんを師匠だと仰っていましたよね。

リクオ

そうなんです。別の取材で対談させていただいて。まだ自分がアマチュアだった大学4回生の時に、初めて地方のツアーに連れて行ってもらったのが有山さん。石田長生さんに「リクオは有山と合いそうやから」とつなげてもらったのがきっかけで、有山さんのライブを〈磔磔〉に観に行ったんです。そうしたら有山さんが客席にいる自分に気づいて、「一緒にやろや」とステージに上げて、いきなりブルースをセッションさせてもらったんです。それで終演後に「今度久しぶりにツアーに出るねんけど、寂しいからついてきて」と誘ってもらって。それがまた大先輩なのに相手に全然プレッシャーを与えない、さりげなく優しい言い方なんですよね。

──

有山さんらしいエピソードですね……!1980年後半、リクオさんが大学生の時代に、石田さんや有山さんら関西の先輩ミュージシャンたちと出会えたことで受けた影響はなんでしょうか?

リクオ

自分の今の活動スタイルの中心といえる、大きな資本に頼らず、全国各地をライブして回って生活していくやり方の原点を学びましたね。初めて共演したプロのミュージシャンは西岡恭蔵さん。有山さんの後には友部正人さんにも地方に連れて行ってもらった。そして憂歌団のみなさん、高田渡さん……。自分は1990年にメジャーと契約してデビューするんですけど、それより前に草の根のネットワークで歌って回っている人たちにお世話になったことは、すごく今に活きています。

──

その当時は〈磔磔〉でバイトもしていたと伺いました。

リクオ

バイトしてたのは大学卒業してすぐくらいからですね。CDデビュー直前まで働いてました。プロになる前からいた場所なのでやっぱり自分にとっては特別な場所で、有山さんもそうだし、ここで出会って今でも付き合いのある人は多いです。

リクオ
──

先日放送されたドキュメント番組(磔磔 ライブハウスとコロナの500日)でも、昨年6月14日の竹原ピストルさんとリクオさんの配信ライブや、11月20日の『HOBO CONNECTION SPECIAL!』で有山さんと“買い物にでも行きまへんか”をやっている模様が取り上げられていましたね。特にピストルさんとのライブの6月時点では、配信をやるほぼ最初期の取り組みでした。

リクオ

あの6月の配信は、今やっている〈磔磔〉の配信ライブのあり方にも刺激を与えたと思う。ここ〈OBBLi〉の店長・タニー(谷田晴也)を始め、『一乗寺フェス』の配信チームと協力して無観客でやったんですけど、この1回の配信ライブのために何回も打ち合わせして、通常のライブとは違うシチュエーションを考えて絵コンテまで描いて、事前に撮影用のレールとか機材を運び込んで設営。無観客配信ライブの可能性に挑戦しました。

──

あの日のどういうところが記憶に残っていますか?

リクオ

普通に配信すると通常のステージを中心に映すと思う。でも、無観客だからこそ撮影の自由度は広がるんです。お客さんが普段は入れない場所である楽屋とか外観も映したかったし、磔磔全体を映すことを考えてステージを3箇所に作りました。通常の磔磔ステージには僕が立って、奥の畳の間にピストルくんのステージを作る。客席には撮影用のレールを円形に引いて、ライブの最後にそのレールの中で2人が対面して演奏するという構図をつくりました。とにかく地域発信という意識を強く持っていて、京都からの配信を伝える、「〈磔磔〉の全てを見せる」ということをテーマにしました。コロナ禍でなければできない試みだったと思います。

──

地域発信という意識を持っていたというのは何故でしょうか?

リクオ

地域に密着した活動をしたいという気持ち自体は、ここ一乗寺に引っ越してくる前に藤沢の鵠沼海岸に住んでいた時からずっと持ち続けてました。中央集権化した大きな資本に頼らず、日本各地に自分たちの店や街を盛り上げたいとイベントを企画する人たちがいて、そんな人達が自分をライブに呼んでくれることで僕の活動は成り立っていて。でも今回のコロナ禍でそんな人達もイベント企画ができなくなって、僕もツアーに行けない状況になった。それで、こういう新しいやり方で地元から発信することで、なんとかこれまで出会ってきた人たちとのネットワークをつなげたかったという想いがありましたね。

──

それまではリクオさんが全国各地に行くことでつながっていたのが、コロナ禍で行けなくなり、配信でそれを保とうとされた試みなんですね。

リクオ

その通り。タニーが代表で毎年企画してる『一乗寺フェス』も2015年からサーキット形式の町フェスとしてやってきて、自分も出演させてもらっていたけど、去年は有観客では開催できなかった。でも独自の配信プラットフォームを自分たちで作って、東京の〈JIROKICHI〉(高円寺)と〈Star Pine’s Café〉(吉祥寺)も巻き込んでオンラインで開催したんです。今、配信の技術とクオリティーも進化してるから、色んな形で全国の地域発信している人とのネットワークも拡げていって、支え合おうというか、面白いことを続けようという考えですね。

──

確かに自分もリクオさんがここ〈OBBLi〉や〈インキョカフェ〉で配信ライブをされているのを見て、一乗寺という街のことを近くに感じるようになりました。

リクオ

だから僕の音楽を聴いてくれている人には、特にこの1~2年で一乗寺が刷り込まれたと思う。この街への幻想が高まっている(笑)

グローバルな視野を持ってローカルから発信する、新作『リクオ&ピアノ2』

──

『リクオ&ピアノ2』もその想いが強く感じられるアルバムですね。どのようなコンセプトで制作に着手しましたか?

リクオ

何年も前からピアノ弾き語りで1枚作ろうとは思っていたんですけど、今回コロナ禍でどういう発信ができるかと考えた時に「グローバルな視野を持って、ローカルから発信する」という意識が生まれて。だったら自分の暮らしている街の人脈を活かして、なるべく京都で制作することにこだわったアルバムにしようと思いました。

──

「ローカルからの発信」というのは今お話しいただいた考えですね。一方で「グローバルな視野」というのはどのような考えで至りましたか?

リクオ

例えばこのパンデミックを乗り越えていくには、身内や自分ファーストの考え方では無理だと思うんです。もし京都で感染拡大が収まったとしても大阪との行き来がある。日本だけが収束しても他の国の状況が深刻なら、新たな変異株流入による再流行の懸念も消えない。それはコロナだけではなく他の災害や環境問題などの諸問題でも言えることだと思っていて、世界的な視野を持ってみんながつながっているという想像力がないと、抜本的な解決にならないと思うんです。

──

コロナという正しさが見えないものに対して、それぞれの想像力があらぬ方向に働いて陰謀論にハマっていくこともある。リクオさんもSNSやブログでも考えを発言されていましたね

リクオ

でもそれは想像力とは言いたくなくって。むしろ、想像力が欠如していることによる単純な物語への共依存によって陥ってしまう事態だと思うんです。自分も含めて多くの人が性急に単純な答えを求めてしまう思考のクセをどう乗り越えてゆくのか、多様で複雑なものをどう受け入れるのかは、とても大きな課題だと思います。だからグローバルな視野を持ちつつ、自分の周りにいる人たち一人ひとりと丁寧に向き合っていけば、いかに自分が複雑な関係性の中で生かされているかが肌で理解できると思う。広い視野を持ちつつ自分の足元の世界がしっかりしていれば、大きな物語がもたらす偏見や排外的なナショナリズムに絡めとられない気がしています。

──

清志郎さんの訳詞の“イマジン”のカバーが今回収録されていることにもその想いが感じられます。だから視野はグローバルを見据えながら、自分の身の回りや足元を大切にするローカルというその両輪が重要なんですね。

リクオ

そうです。だからローカルはリアリティと言い換えてもいいかもしれない。

──

その上でローカル=京都の人脈を活かした作品ということですが、どういうところに関わっていますか?

リクオ

まずレコーディング場所は、ここから歩いて1分の〈喫茶アン・シャーリー〉をお借りしました。スタインウェイのグランドピアノが置いてある喫茶店で、ママさんがクラシックのピアニストでピアノ教室も開かれている。よくここ〈OBBLi〉にも飲みに来られていて、言わばこのお店で知り合った飲み仲間なんです。マイクや機材は〈OBBLi〉や〈インキョカフェ〉からずいぶんお借りしました。レコーディング・エンジニアは〈(music studio)SIMPO〉の小泉大輔くん。今の京都の音楽シーンを支えている重要人物です。

──

コイズさんは同世代であるくるりや、京都や関西のライブハウスで活動している若いミュージシャンたちの作品を数多く手がけていますが、世代が上のリクオさんとタッグを組んでいるのが興味深くて。コイズさんとのレコーディングはいかがでしたか?

リクオ

普段とは違って、録音スタジオではない場所での録音だったので〈アン・シャーリー〉の音の響きを確かめながら、どうマイキングしたらいいか一緒に試行錯誤しましたね。小泉くんにとっても今までにない試みだったと思う。辛抱強く付き合ってくれたことに心から感謝しています。

──

“ランブリンマン”や“君を想うとき”などアップテンポの曲では足踏みの音も聴こえてきます。生々しくてライブ感がありますよね。

リクオ

確かにライブ感をどう出すかというのはテーマでしたね。フットペダルを踏む音も意識的に入れていて、普通のレコーディングではノイズとして除いてしまうところを、大切な空気感として取り込んだんです。でもライブ感を出したいといって、ただ一発録りをすればいいというわけではない。だから足踏みの音は別録りなんです。ミックスは、なるべくコンプやEQ(イコライザー)をかけ過ぎないように心掛けました。場の空気感やライブ感をレコーディング・ワークで再現できるよう、工夫しましたね。

変わっていく価値観を面白いと思える生き方をしたい

──

前作『Gradation World』でお話を伺った時は、50代の自分の心情がそのまま曲に反映されるようになってきたと仰っていて。今回の新曲にはどんな感情が表れていますか?

リクオ

とても一言では表せないですね。でも完成したもの見ると、ラストの“君を想うとき”をはじめとして、私信のような要素が強いと思いました。個人の気持ちを書き残して届けるような感覚がある。

──

“君を想うとき”は自分が本作の中で一番好きな曲です。なかなか会えてない遠くの場所にいる人たちに、社交辞令ではなく「絶対また会いに行くから」と言ってくれるリアルなつながりをすごく感じます。

リクオ

現実を受け入れた上で、楽観的ではない希望を信じているという自分のスタンスを象徴するこの曲でアルバムを締められてよかったです。パンデミックの状況や自分の年齢も踏まえた上で、もう一度ここから新しい価値観でやり直していこうとする再生の想いが今回の収録曲に自然と込められたと思います。

──

年齢も踏まえた再生とは、どのような想いでしょう?

リクオ

僕は今年57歳になって、もう10~20代のような体力はないんですけど、当時では味わえなかった体験や感覚があるんです。逆説的な言い方だけど、ずっと若々しくあるということはアンチエイジングではなく、変化していく自分を受け入れることなんだと思っていて。肉体も含めた自身の変化、見える景色が変わっていくことに向き合って、それを楽しめたら何度でも再生できるんだと。“短編映画“で「好きだった歌 今でも好きなままさ 前と少し違う歌に聞こえるけど」という歌詞が出てくるんですけど、ここには僕の素直な思いがある気がします。もちろん老眼で小さい文字が見えないとかもある(笑)。でもその分、真剣に読めばいいのはここだなという判断はつくようになる。そんな風に年代によって新しい発見があって、新しい価値観を面白いなって思える生き方をしたい。

 

──

年を取ったら価値観は確立されるもの、固まるものという気がしていましたが、重ねるごとに価値観が変わるというのが素敵な考え方ですね。

リクオ

もちろん確立されているものもある。前作に入っている“グラデーション・ワールド”でも「変わらないものを手に入れて 僕らは変わり続けてゆく」と歌ったけど、軸があるから変わり続けられるんだと思う。

──

ではリクオさんにとって変わらない自分の軸はなんでしょう?

リクオ

自分は雑種であり、独立した個人として多様なものを受け入れることで、色んな人とつながって、今まで音楽がやれてきたという確信。つまり「音楽最高!」ってことちゃうかな。

新たな視点の“満月の夕”、リクオは様々な人や場所を橋渡ししていく

──

今回4曲のカバーが収録されていますが、いずれもライブで度々披露してきた楽曲です。選んだポイントはありますか?

リクオ

今回14曲録音して一枚の作品として考えた結果11曲に絞って、カバー4曲、オリジナル7曲という配分になったんですね。だから正直カバーとオリジナルでもあまり分け隔てがなくって、今この状況下で歌いたかった11曲という感覚です。

──

“満月の夕”も、ようやくリクオさんバージョンが音源で聴けたという感慨を覚えました。

リクオ

自分がこの曲を歌い始めたのは2年半くらい前からなので、実はすごく最近のことなんですよ。

──

あれ、そうなんですか!?

リクオ

でも自分が最も多く伴奏した人の曲です(笑)。1995年1月に阪神淡路大震災が起きた、その数週間後からソウル・フラワー・ユニオンが被災地で出前慰問ライブをやりだす。僕も何度もそこに帯同させてもらっていたんです。もう2月くらいにはあの曲ができていて、一緒に演奏していたから、曲ができていく現場に立ち会った感覚で。その後も中川敬(ソウル・フラワー・ユニオン)と山口洋(HEATWAVE)の二人とはさんざん日本各地でツアーしてきた。また2人とも必ず“満月の夕”は演るんよね。だから思い入れがありすぎて、自分の中でどこかこの曲の敷居が高くなっていたんです。

 

 

──

ソウル・フラワー・モノノケ・サミットやアコースティック・パルチザン、そして中川さんとの共演ライブ『うたのありかツアー』でリクオさんがこの曲を演奏している場面を見てきたので、ご自身でも長らく歌っていたと思っていました。では2年半前に初めて自分で歌うことになったのは何故でしょうか?

リクオ

今思い出したけど、初めて“満月の夕”を歌ったのはこの〈OBBLi〉(当時の店名はCafeNorwegianwood)や。タカツキ(ウッドベース奏者/ヒップホップアーティスト)とのイベントで、彼からリクエストされたんです。最初は無茶ぶりやなぁと思ったけど、せっかく言うてくれるなら……ということで練習し始めた。

──

ご自身で歌う感覚はどうでしたか?

リクオ

自分のフィルターを通しながら歌の情景を伝えるために、どうアレンジして歌ったらいいのかわからなくてね。二人のアクの強い歌をずっと傍で聴いてきたから(笑)。結果的には歌との距離が近くなり過ぎないように、ちょっと俯瞰するような視点から歌うことを意識しました。あとはメロディに歌をゆだねるようにしたくてリズムを3拍子にして、コード進行も自分なりの叙情的な部分が出せるようにアレンジしています。

──

中川さん、山口さんそれぞれのバージョンとも違う仕上がりに聴こえますし、その俯瞰した視点はずっと伴奏としてこの曲に参加してきたリクオさんだからならではの距離感だと感じました。

リクオ

そうなっていれば嬉しいです。僕の思い入れが強すぎたからレコーディングも苦労したけど、この曲はもう阪神淡路大震災だけではなく、もっと広い意味合いを含んだみんなの歌になっている。色んな人が自分なりの情景を描いて歌ってほしいなと勝手に思っています。

 

──

このコロナ禍の1~2年のリクオさんの想いや活動がそのままパックされたアルバムだと思いますが、この作品を経て次に考えているアイデアはありますか?

リクオ

一つはこのコロナ禍でやってきた取り組みをこの期間だけのものではなく、ちゃんと成果として続けていきたいですね。自覚的にやってきた地域に密着するスタイル、ローカル同士を橋渡しするような取り組みもこれから継続していく必要を感じています。積極的に他の地域に行けるようになったら、タニーを始め『一乗寺フェス』の配信チームと一緒に色んな場所を訪れて、そこで今までお世話になってきた店でできる面白いことをやっていきたい。

──

今までリクオさんが作って来たネットワークと、谷田さんと一乗寺で取り組んできたライブ配信の技術が、かけ合わさっていく取り組みはすごく楽しみです。

リクオ

自分もタニーに配信ライブという新しい価値観を教えてもらった側。最初は海のものとも山のものともわからなかったけど、今では彼らと一緒に色々動けることが自信にもなっている。だからそれを他のネットワークにも繋げていけたら、また何かが生まれるんじゃないですかね。今後はタニーに言われたことはなるべく受け入れてやっていこうと思います(笑)。


Apple Musicはこちら

リクオ&ピアノ2

 

 

アーティスト:リクオ

仕様:CD / デジタル

発売:2021年9月10日

価格:¥3,080(税込)

 

収録曲

1,イマジン

2,友達でなくても

3,新しい町

4,短編映画

5,実験4号

6,バータイム・ブルース

7,ランブリンマン

8,また会えてよかった

9,かけがえのない日々

10,満月の夕

11,君を想うとき

 

リクオ・オンラインショップ「Hello Records shop(BASE)」で

新譜『リクオ&ピアノ2』他リクオ作品各種販売中

https://rikuoshop.thebase.in/

 

一乗寺フェス2021

日時

2021年11月14日(日)
10:00~21:00

 

※アーカイブ(見逃し録画)配信
11月15日(月)11:00~11月21日(日)23:59

出演

・リクオ
・佐藤タイジ
・吾妻光良(Gt/Vo)、早崎詩生(Key)、田中晴之(Gt)、山田晴三(Ba)、高野秀樹(Dr) ゲスト:福嶋タンメン岩雄(Vo)
・臼井ミトン with 中條卓+沼澤尚
・こじまいづみ(花*花)
・和紗
・Yammy*
・浮
・小竹直
・大江和基(Gt/Vo)【山極祥瑛(Bass)濱田卓也(Key)】
※出演情報は「https://ichijoji.net/fest2021/」にて順次更新。

会場

■京都・一乗寺
CAFE&BAR OBBLi / 喫茶Anne Shirley / 焼肉屋いちなん(屋上特設ステージ)/インキョカフェ / ピザモンスターヒダリ / SWL leather works / RAVENALA CUT&STAND

 

●有観客イベント(11月14日 のみ)
・恵文社COTTAGE(投げ銭ライブ+無料配信・飲食/物販出店のマルシェ ※入場無料)
・京都中信用金庫 一乗寺支店 駐車場(ベビー服交換会&子育て相談ブース 他)

 

■京都市内
ライブハウス磔磔(11月12日 有観客開催+11月14日 有観客開催を予定)

 

●無料ライブ配信会場
京都精華大学(事前収録)

 

■東京・高円寺
LIVE MUSIC JIROKICHI(11月9日 有観客開催・収録、11月14日 有観客+配信)

 

■東京・吉祥寺
STAR PINE’S CAFE(11月14日 有観客+配信)

詳細

公式Webサイト
note

HOBO CONNECTION PRESENTS 〜 Piano&Singers 〜

日時・出演

2021年11月19日(金) 開場17:30 開演18:30
リクオ / 浜田真理子

 

2021年11月20日(土) 開場16:00 開演17:00
リクオ / 椎名純平 / 臼井ミトン

 

2021年11月21日(日) 開場16:00 開演17:00
リクオ / Dr.kyOn / 伊東ミキオ

会場

磔磔
〒600-8061 京都府京都市下京区筋屋町139−4

料金

前売 ¥4,500(1ドリンク代別)

チケット

チケットぴあ
イープラス
・磔磔店頭販売

WRITER

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