INTERVIEW

新たな名曲がベランダを繋ぎとめた。 新作『Spirit』に至る6年間の紆余曲折を辿る

京都で結成されたバンド、ベランダが3rdアルバム『Spirit』を2024年4月17日にリリースした。前作から約6年ぶりとなるが、その期間には上京、コロナ禍、メンバー脱退と目まぐるしく環境が替わり、モチベーションの浮き沈みもあった。紆余曲折を経て完成を迎えた、本作に込められたこだわりとバンドへの想いについて、メンバー3人が語る。

MUSIC 2024.04.24 Written By 峯 大貴

6年ぶりに戻って来たと思ったけど、耳を傾けると全然そうじゃなかった。これまで以上にこだわり抜かれ、大きく前進を果たした作品だ。

 

京都で結成されたバンド、ベランダ。2014年に、前身バンド「ほいほい」を経て活動開始し、1stアルバム『ANY LUCK TO YOU』(2017年)、2ndアルバム『Anywhere You Like』(2018年)と順調に作品を発表。髙島颯心(Vo / Gt)の書くメロディはいずれも素朴だが、一度聴けば心の隙間に居場所を見つけるほどキャッチーなものだ。また全てが歌の良さを際だたせることに意識を向けた寸分の狂いもないアンサンブルも相まって、くるりやスーパーノアに連なる2010年代に登場した京都発のギターロックバンドを代表する存在だったと言っても過言ではないだろう。

 

その勢いのままに彼らは2019年に東京に拠点を移した。しかし、さらなる活躍が期待されたタイミングでコロナ禍が訪れ、例に漏れず活動は停滞。さらには2021年、髙島と共に「ほいほい」時代からのメンバーであったドラムの金沢健央が脱退し、残る髙島、中野鈴子(Ba / Cho)、田澤守(Gt / Cho)の3人は体制の立て直しを余儀なくされた。

 

以降は新作はおろかライブも断続的だったので、リスナーとしては心配が募るばかりだったが、ついに3作目のアルバム『Spirit』が完成を迎えた。これまでの作品の中で一番多い全11曲、48分という分量には、前作から6年間の重みが感じられる。サポートドラムには京都時代から付き合いのある若松祥太郎(5kai、Amia Calva)を迎えているが、4人組ギターロックバンドのアンサンブルからは解放され、カラフルなサウンドが詰まったベランダなりのキャッチーを極めた仕上がりだ。

今回の取材場所として彼らが指定したのは〈Strohorn Music Laboratory〉。このスタジオの主宰である横山令は本作のエンジニアを務めており、髙島にして「第4のベランダ」と言わしめるほどの心強い存在だったそうだ。せっかくなのでインタビューにも同席してもらった。

 

傍から見れば空白の6年。だけどベランダにとっては浮き沈みを経てようやくアルバムまでたどり着いた濃密な6年。まずはその空白を埋めるところから3人に話してもらった。

コロナ禍とメンバーの脱退で沈む活動

左から田澤守(Gt / Cho)、中野鈴子 (Ba / Cho)、髙島颯心(Vo / Gt)
髙島颯心

「コロナ禍の時期は家に引きこもっていたんですけど、ゲームをめちゃくちゃやったり、漫画を読んだり、音楽以外のカルチャーにズブズブはまっていました。『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』なんて合計2,000時間やっていて。音楽がうまくいかなくてもそっちに逃げられるし、依存先が増えたのは精神的によかったです。でもコロナ禍以降しばらくはバンドを動かす気も起きなかったし、曲も全然できなくて、モチベーションは最低だったと思います」

中野鈴子

「私が6年間を思い返した時に最初に浮かぶのは「生きづらさとの闘い」ですね……。ただ生きているだけで発生するストレスが多いと感じていて、こんなに日々つらさを感じるのはおかしいぞ?と原因がどこにあるのか考えていました。でも上京すると、見渡すだけでも多種多様な人がいるということを実感して。みなさんいろんな生き方をしているし、誰もが大なり小なり抱えているものがある。私ももっとうまく生きられるようになりたいなと、試行錯誤していた期間でした」

「この6年はどうでしたか?」とざっくりとした質問から始めてみたが、しばらく考えて口火を切った二人から出た話は、どちらも音楽やベランダにまつわることではなかった。そのことからも、バンドとして、また一人の人間として、この期間は大きな壁にぶち当たっていたことを示しているように思えた。

 

特に鈴子の当時の落ち込み具合に少し心配になったが、河合隼雄の『こころの処方箋』、J・D・サリンジャー『フラニーとゾーイー』、エーリヒ・フロム『愛するということ』、トルストイ『人生論』といった本にも影響を受けたそう。ベランダとして遮二無二活動してきた時期から今一度立ち止まって自身の心の置きどころを探すという点では、必要な時期だったのかもしれない。

 

このぼんやりとしたバンドの停滞感はもう一人のメンバー田澤も感じていた。そして当時のドラマー金沢健央も。

田澤守

「東京に引っ越してから、今年でちょうど6年なんですけど、一言で言えば楽しかったんですよ。生活としては満たされていたし、一通り遊んだ。でもふと、自分は東京に何しに来たんだろうと考えたら、ベランダをもっと本気でやるためなんです。このままでいいのか考え始めるようになったくらいで、健央さんが辞めることになって、これはやばいぞって」

2020年にコロナ禍が訪れバンド活動が停滞し、2021年6月にはメンバー脱退。活動開始以来最大のバンドの危機を迎えることに。当面はドラムサポートとしてナツノムジナやGateballersのメンバーである久富奈良の力を借り、ライブ活動を継続させていた。

 

筆者はこの時期にあたる2021年11月〈BASEMENT BAR〉でのライブを観ていた。まだ人数制限が設けられていた時期かつ、Laura day romanceとSuperfriendsという強力な対バンもあり、チケットはソールドアウト。久しぶりにライブハウスの熱気というものを察知して感慨に耽りながら観ていた記憶がある。新体制となったベランダは、これまでの落ち着きを保ちながら精度高く楽曲の良さを伝えるようなステージから、やけにエモーショナルな演奏をするようになったような印象だった。でも演奏中に見せる鈴子のはちきれんばかりの笑顔はこれまで通りのように思えたし、屈指のキラーチューン“エニウェア”がかなりテンポアップして演奏が始まった時の観客の盛り上がりなど、「いつ何度聴いてもやっぱりベランダの曲はいい」と改めて感じたステージではあった。

 

しかし当人たちにとって健央の抜けた穴は想像以上に大きかったようだ。そして対外的には発表していないものの、鈴子は一旦ベランダを休むことを二人に告げる。

鈴子

「スタジオ練習でアンサンブルを作る過程では主に私が指揮をとっていて、自分の納得がいく演奏をすることにモチベーションがあったんですけど、健央くんと何年も積み重ねてきたものが解体されたことの影響が想像以上に大きく、ひどく途方に暮れて暗い気持ちになってしまいました。またそれ以前から二人にも相談していたんですけど、バンドの他に集中して取り組みたいことがあって。その考えも重なり、申し訳ないが一旦お休みさせてほしいと申し出ました」

この2022年のライブ活動を振り返ると、6月に〈BASEMENT BAR〉で行なわれた、すなお主催のイベントに出演を最後に、次は翌2023年1月〈下北沢ERA〉での京都の先輩バンド、 スーパーノア主催のレコ発イベントまで空く。その間は髙島が数本、ソロの弾き語りでライブを行なったのみ。実はバンドとしてのライブもできない状況まできていたのだ。

空いていたピースを埋めた、大学時代からの友人でもある若松祥太郎

髙島と田澤は改めてバンドの立て直しを図る。息の合った演奏にとことん向き合ってくれるかつ、基本的に物静かなベランダと人間的にも合うドラマーとは誰かを考えた。そこで鈴子が「この3人でいると言葉が停滞しがちなんですよ。だから物怖じせず発言してくれる、ギャルを求めていました」と口を挟んだことには思わず吹き出してしまったが、実態として内側に抱え込みがちな3人に割って入るほど、コミュニケーション部分も支えてくれる人であることはマストだった。

 

そんな針の穴に糸を通すような要望を追い求めたところ、若松祥太郎にたどり着く。5kaiなどで精力的に活動している、髙島、田澤と同じ立命館大学出身のドラマーだ。5kaiとは音楽性が異なる、歌もののバンドでも叩きたいと丁度思っていたところだったという若松は、ベランダのサポートの要請を前のめりに承諾。このことは、休んでいた鈴子のモチベーションも奮い立たせた。

鈴子

「若松くんは私の最後の頼みの綱だと思いました。ベランダのことを昔から知ってくれているし、歌もののバンドをしっかりやりたいと熱量を持って取り組んでくれるし、コミュニケーションもだいぶギャル気質でいい。ベランダに足りてなかったものを全部埋めてくれたんです。もうメシア」

そんな心強いサポートドラマー若松を迎えて、ベランダは2023年3月下北沢〈mona records〉のライブから再始動を果たした。この公演に髙島は、このアルバムの制作にあたってもう一人のベランダの救世主となったエンジニアの横山令を呼び、新作のレコーディングを依頼していた。この日のことを横山は今もよく覚えているそうだ。

横山令

「元々僕はベランダともよく対バンをしていたCHIIOのエンジニアを長くやっていて。3人とも仲良くなっていたので、2021年の時点で颯心から「アルバムを作りたい」という話は聞いていました。“オーバードライブ”とか“Tidepool”のデモも聴いていたんですけど、なかなかレコーディングは動かないし、たまに会っても何も言わないからそっとしておいた方がいいのかなと思いつつ、ずっと気がかりで。だからこの時、レコーディングを手伝ってほしいと言われた時は本当に嬉しかった」

ようやくメンバーの足並みと座組が揃ったベランダ。2023年夏から本作のレコーディングに着手する。ついに、アルバムが作れる。

新作『Spirit』はシングル級の曲が揃ったバラエティパック

ベランダの絶対的なソングライターである髙島だが、前作以降なかなか曲が生まれない時期が続いていた。だから新作にコンセプトや明確なリファレンスはなく、スローペースに陥りながらも6年の間に少しずつ書き上げた入魂の11曲を詰め合わせるという構想になった。強いて言えば全曲強くてキャッチーで音がいいアルバムという点で、Mr.Children『Q』(2000年)のイメージが髙島の頭の中にはあったそうだ。

 

実際に聴いてみるとこれまでの作品と大きく様変わりしたことに気が付くだろう。2本のギターフレーズの絡みが印象的なギターロックらしいサウンドから歩を進め、打ち込みやプログラミングも導入。中盤のぶ厚くも機械的なコーラスのエッジが際立つ“独白”、靄がかったシンセをバックにした歌唱パートから始まり大きく4部の構成で展開していくベランダ流プログレッシブ・ポップ“Tidepool”、チープな打ち込みサウンドで全編貫く鈴子がボーカルの“ぷちろーる”なんて曲もあって、実にバラエティに富んでいる。

髙島

「積極的に新しいこと、これまでと違うことをしようという意識はなくて。6年のスパンがあるのでその期間に出来た曲を集めたらタイプが違うものだったというだけです。聴いてくれる人からするとガラッと変わった印象を受けるかもしれませんが、自分の中ではあくまでずっと地続き。ただペースが遅かった(笑)」

これでもかというほどの創意工夫に溢れているのは確かだが、その意図や源泉を探ろうとしてもこんな感じで発言からはつかみきれないもどかしさがある。しかしそれは、あらゆる説明や比喩や比較もどこか芯を捉えていない気がして、ただただ「いい曲」としか言いようがなくなってしまうライター泣かせなベランダの魅力ともそのまま重なる。

ただそのあと田澤が「今回は自分自身がどう弾きたいかよりも、颯心さんの頭の中で思い描いているものをどう再現するか、ベランダというバンドとしてどう形にするかという意識が強かった」と発言してくれたが、ライブを主体に活動する4人組の歌ものギターロックバンドとしての型が必然的に一度解体されたことが、本作にいい影響を与えたとは言えるだろう。間奏とアウトロそれぞれが1分近くもあり、多彩なギターフレーズが光る“オーバードライブ”や、珍しくセッションで作り上げたというスロウなハードロックサウンドの“in my blue”など6分を超える曲もある。ピアノを主体としたバラッド“Funeral”なんて7分半もの大曲だ。趣の違う楽曲が求めるそれぞれのかたちをひたすら追求していった、とことんソング・オリエンテッドな作品である。

 

そんな変化こそ感じられるものの、やはり心奪われるのは髙島の紡ぐメロディと歌詞であることには変わりない。横山にはエンジニア視点から本作の制作で意識したことについて話してもらった。

横山

「いろんなタイプの曲があるから、全体をどうまとめるのかバランスをすごく考えました。でも颯心の歌が一番よく聴こえる音像にするという軸ははっきりしていたし、そこが担保できていればどんなことをしてもベランダの作品として出せる。だから歌とコーラスの録音を丁寧にやることを一番意識しましたね。何度もテイクを重ねたし、その中から採用するものをすごく吟味した。また安易なピッチ補正や編集はしていません。

 

それは3人が持っている歌や演奏への強いこだわりを、なるべくそのままにして、手を加えたくなかったからなんですよね。とにかくいいテイクが録れるまで待っていました。守の“オーバードライブ”のギターパートなんか、ゆうに100テイクは超えている。でもその結果、ベランダというバンドの生命力が宿った作品になった気がします」

ベランダにとっての再起の歌“スピリット”

そんな本作を象徴しているのが、1曲目の“スピリット”だ。シンプルなギターアルペジオから始まり、髙島がどことなく焦燥感と切迫感が滲む声で歌い出す。この曲ができたのは2022年の秋。ちょうどバンドでライブもできなくなったどん底の時期だ。田澤によれば「歌詞を読んだ時にやっぱり颯心さんは優しくて、自分の思いをちゃんと歌にすることができる人だと思いましたね。ちゃんとバンドを立て直そうというやる気が掻き立てられました」と、この曲のデモを最初に聴いた時のことを語る。「季節が巡って心は決まったかい 世界が君を待っている あくびしながら待っている」「生きることしか能がないけど 何かしなくちゃな 成し遂げなくちゃな」と歌詞の随所には当時のバンドの状況が重なる。

髙島

「今回のアルバム制作はこの曲が生まれて、次の作品の1曲目だと確信したことから始まりました。デモができた時は泣いてしまったくらい、自分を突き動かしてくれたし、バンドのモチベーションも上げてくれた重要な曲。歌詞は僕の心情100%で書くことができた気がします。そもそも歌詞に感情を全て乗せられることなんて稀なことだと思っていたんですけど、初めて自分の思っていることが率直に書き切れた感覚がある。ベランダがやりたくてもやれない状況をどうにかしたくて、もがいている心情が正直に出ました」

静かにとつとつと進んでいくが、後半からドライブがかり、疾走感を伴って最後まで駆け抜けていく。まるでこのベランダの6年間の活動をBPMで表したかのような再起の歌だ。また歌詞に出てくる「Tonight is the night」はそのままラスト11曲目の“Tonight(is the night)”のタイトルに引き継がれる。

髙島

「仰る通り“スピリット”の歌詞からさらにインスパイアされて書きました。レコーディングが始まった段階ではまだなくて、最後に作った現状の最新曲です。シンプルなリズムとギターフレーズ、メロディをじっくり聴かせるような曲で、これまでのベランダと一番近いタイプの曲だと思います」

“スピリット”で始まり、この曲から触発されて生まれた最新曲で終わる。そしてアルバムタイトルは『Spirit』。バラエティに富んだ楽曲が収められているが、しっかり一本筋の通った作品に仕上がった。『ANY LUCK TO YOU』、『Anywhere You Like』と過去2作がリスナーや他者に投げかけるために作られた「You」に捧ぐ作品だとしたら、本作は自分たちの魂(=Spirit)を奮い立たせる「Me」に向いた作品と言える。

いい曲を作り続けていれば、ベランダはまだまだいける

大きな浮き沈みを経てアルバムを完成させたベランダ。鈴子が最後に「ベランダはまだまだいけるって思いました。レコーディングから徐々にアルバムが完成していく過程全てが嬉しかったし、これからも頑張りたい」と前向きな発言が出たことには、たった90分ほど話を聴いただけなのについ感極まりそうになってしまった。またその隣で髙島が「いいですね、いいですね」とゆっくり頷いていることにも。

 

今回は、メンバーそれぞれモチベーションの上下があるバンド活動の難しさを改めて感じるインタビューとなった。そしてベランダに関して言えば、そのモチベーションを繋ぎとめているのは、なにより髙島がいい曲を書くことなのである。曲作りのペースが落ちたことでメンバーが離れ、“スピリット”が生まれたことを契機にまた一つになる。これだけ書くとなんてドライな関係性かと思ってしまうが、それくらい全員が髙島のソングライティングを信頼しているし、全員がとことん音楽にストイックで馬鹿正直であることの裏返しなのだ。

 

髙島はすでに新曲のストックが4~5曲ほどできているという。今回の制作を通してまだ感性とセンスは廃れていないと感じられたことが自信となり、曲作りのペースも戻ったそうだ。いい曲を丁寧に作り続けていれば、バンドは続く。あまりにシンプルな教訓。だけどバンドの在り方や活動の仕方が多様化している現在からすると、翻ってこのベランダの関係性は王道であり理想的とも映るだろう。このバンドが生み出す音楽のよさの源泉が今ちょっとだけ言葉にできた気がする。

Spirit

 

アーティスト:ベランダ
仕様:CD / デジタル
発売日:2024年4月17日
価格:¥3,000(税込)
配信リンク:https://friendship.lnk.to/Spirit

 

収録曲

1. スピリット
2. オーバードライブ
3. 夏休み
4. 独白
5. Not Bad
6. Tidepool
7. in my blue
8. Funeral
9. ぷちろーる
10. ハッピーホリデイ
11. Tonight (is the night)

 

通販サイト:https://verandah-band.stores.jp/items/661e8394717c420f1ca95ee0

ベランダ

 

髙島 颯心(Vo / Gt)
中野 鈴子(Ba / Cho)
田澤 守 (Gt / Cho)

 

京都で結成されたロックバンド。立命館大学のアコギサークルへ入部した髙島颯心が、和音とメロディの関係性の妙に魅了され、ギターを手にして一か月で作曲を始める。

 

金沢健央 (Dr) と結成した前身バンド「ほいほい」の他メンバー脱退による解散を機に、2014年4月、ベランダとして活動を開始。

2014年5月、ライブで共演したバンドのギタリストであった中野鈴子がベランダの曲に感銘を受け、後にベーシストとして加入を希望、2015年7月に正式メンバーとなる。

2016年4月、金沢が大学の後輩であった田澤守に声をかけ6代目サポートギターとなる。メンバーの心をつかみ、変動のあったサポートがこれで一旦定着する。

2016年7月、RO69JACK 2016 for ROCK IN JAPAN FESTIVAL入賞。

2019年、拠点を東京都に移し、田澤が正式に加入。

2021年6月に金沢が脱退し現体制となる。

 

情緒的なコード進行に乗る繊細で倍音豊かな歌声、エッジィなギターと悠然としたベースプレイは、親しみやすくエヴァーグリーンな楽曲に滋味深さを加えている。ライブはサポートドラムに若松祥太郎 (5kai)を迎え、4人編成で行う。音源とはまた違う有機的で躍動感あるライブパフォーマンスも持ち味のひとつである。

 

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【2024年6月】今、京都のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト

「現在の京都のインディーシーンってどんな感じ?」「かっこいいバンドはいるの?」「今」の京都の音楽シー…

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【2024年6月】今、東京のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト

「東京のインディーシーンってどんな感じ?」「かっこいいバンドはいるの?」京都、大阪の音楽シーンを追っ…

REVIEW
GOFISH『GOFISH』 – 独白と連動し、鮮明に躍動する風景

名古屋を拠点に活動するテライショウタのプロジェクト、GOFISHによる通算7枚目のアルバムにしてセル…

INTERVIEW
こぼれ落ちてゆくものに眼差しを向けるーリクオがこの世界で想像力を維持していくための『リアル』

コロナ禍以降に生まれ、ライブで磨き上げられた楽曲に込められた、音楽への愛、社会への違和感、一人の人間…

COLUMN
「すでにそこにある」不気味さ—立花光による空間展示『壁抜け』【見て跳ぶための芸術 Vol.1】

記事企画「見て跳ぶための芸術」は、京都で活動する批評家・森脇透青が、おもに関西を中心として、視覚的な…