INTERVIEW

永遠の夏休みの終わりと始まり – バレーボウイズが語る自身の成長と自主企画『ブルーハワイ』について –

MUSIC 2019.07.25 Written By マーガレット 安井

好きなことと生活が結びついたお祭りを『ブルーハワイ』ではやりたい

──

今回バレーボウイズはアンテナが主催するライヴイベント『Mornig Tide Vol.1』に参加されますが、『Mornig Tide Vol.1』は “長く愛される(音楽)” をテーマに出演をお願いしています。バレーボウイズが思い描く “長く愛される音楽” ってどんなものでしょうか。

ネギ

今までそんなテーマを考えたことがなかったんですけど、“ミュージシャンがやりたいことをちゃんとやれている音楽” だと思います。僕たちは今、メンバーでの話し合いも重ねて、やりたいことが着々と出来るようになってきています。そんな自分たちを面白がってくれるリスナーがいると思っていて。

──

もう少し教えていただけますか?

ネギ

僕が良いと思っていることは、必ず誰かが共感してくれるはずなんです。まだバレーボウイズを知らないけど、その考えに共感してくれる人にどうやって音楽を届けたらいいのか最近よく考えます。あとは自分たちのことをすでに知っている人に、どうしたら今以上にバレーボウイズのことを愛してもらえるのか。それを常に考えて、こちらから新しいものを提案していく。長く愛される音楽を続けるためには、必要な行動だと思います。

前田

僕たち年に一度、『ブルーハワイ』というイベントをやっているんですが、それも長くバレーボウイズが愛されるきっかけを作るためにやっています。僕たちの好きな音楽とか、影響を受けたいろんなものを開示できる場所を作って、その良さを共感してもらえたら、もっと自分たちのことも好きになってもらえるはずだから。

──

今年で3度目の開催になるバレーボウイズが京都で開催するイベント『ブルーハワイ』ですが、そもそもどういう意図で開催することになったんでしょうか。

前田

音楽に限らない自分たちの全てを見てもらえる場所を、地元で毎年一度、お祭り形式で作れたらと思ったのがはじまりです。バレーボウイズというバンドに興味を持ってくれる人に、僕たちのパーソナルな居場所に深く踏み込んでもらいたくて。

ネギ

京都に住んでいて “音楽” とか “アート” とかひとつに特化したお祭りはあるけど、組み合わさって楽しめる場所はあまりないじゃないですか。メンバー全員が音楽活動と並行して、イラストやアート、デザインをやっています。どんな個性でも発揮できる場所があって、そこにメンバーが作品を出展して、いずれはお客さんが来て、お金が回って、関係者全員が暮らせていけたらと思うんです。好きなことと生活が結びついたお祭りを『ブルーハワイ』ではやりたい。

──

音楽以外でも自分たちを伝えたいのは何故でしょうか。

前田

僕らは元からこんな感じなんですよ。音楽一本じゃなくて、興味があるなら色々やるのが当たり前。音楽だけにこだわる理由があまりないんです。僕は音楽以外にも絵を描いてますが、絵からバレーボウイズを知ってくれるお客さんがいたりもしますし、その逆もある。興味を持ってくれるなら入り口はどちらでもいいんです。

──

現在、音楽活動とイラストの比重に差はありますか?

前田

そうですね。今は絵を描くよりも、完全にバレーボウイズとしての活動が多くなっていますが、音楽活動の空いてる時間で絵を描いています。音楽と絵のバランスは常にはかってやっています。

──

ちなみにメンバーで、個々の活動とバレーボウイズとしての活動を並行していくための話し合いはされたりしますか。

ネギ

してますよ。僕にも個人的な目標はあるし、メンバーにもある。それを諦めてまで、バレーボウイズの活動に時間を費やす必要もないとは思っています。ただ今はバンドでしか達成できないこともたくさんあるんですよね。そうなるとどうしても、スケジュールはバンドがメインになりますし、全ての目標を達成できるまではバレーボウイズを頑張ろうとは思います。

──

現時点でメンバーが共有している目標はありますか。

ネギ

『ブルーハワイ』にもっとお客さんを呼びたいです。今回会場となる京都VOXhallを満員に出来たら、次のイベントはもっとデカいところでやりたいなと考えていて。イベント内容や自分たちの今後の行く末は『ブルーハワイ』終わり次第、またみんなで話していきます。

作品情報

 

 

アーティスト:バレーボウイズ
タイトル:『雨があがったら / セレナーデ』
発売日:2019年7月31日
品番:VC-009

仕様:配信&8cmCD
※8cmCDはZINEに封入。自主企画での限定販売。

 

収録曲

 

01.雨があがったら
02.セレナーデ

ライヴ情報

 

Morning Tide Vol.1 with 『TOBIRAE exhibition』

 

日時:7月27日(土) open 17:30 / start 18:00

場所:FabCafe Kyoto / MTRL KYOTO

料金:1,500円 + 1ドリンク

出演:バレーボウイズ(3人・アコースティックセット) / いちやなぎ

予約:https://antenna-mag.com/contact/

※『雨があがったら / セレナーデ』8cmCD盤の販売はありません。

 

バレーボウイズクラブ pre. 「ブルーハワイ’19」

 

日時:8月10日(土) open 13:30 / start 14:000

場所:京都VOXHall

料金:前売り 4,000円 ※学生2000円キャッシュバック

出演:バレーボウイズ / ザ・なつやすみバンド / Special Favorite Music / Gateballers / さとうもか / てら / くつした / and more

チケット:一般発売中

チケットぴあ(Pコード: 152-958)

ローソンチケット(Lコード:55085)

e+

 

「ブルーハワイ’19 あとのまつり」

 

【大阪編】

日時:9月26日(木) open 18:30 / start 19:00

場所:心斎橋Live House Pangea

出演:バレーボウイズ / and more
料金:前売り 2,500円 ※学生1000円キャッシュバック

 

【東京編】
日時:10月4日(金) open 18:30 / start 19:00

場所:渋谷TSUTAYA O-nest
出演:バレーボウイズ/and more
料金:前売り 2,500円 ※学生1000円キャッシュバック

バレーボウイズ 

 

 

京都精華大学の学園祭「木野祭」出演のために2015年に結成。異端でありどこかスタンダード。ノスタルジックで歌謡ライクなメロディと歌のハーモニーを青春に封じ込め、男女混声7人7様のキャラクターが奇跡的なバランスをもって歌と演奏を聴かせる。2017年、ライブオーディション「TOKYO BIG UP!」でグランプリ、「FUJI ROCK FESTIVAL 2017」ROOKIE A GO-GO枠で初出演。2019年4月3日ミニアルバム「青い」をリリース。その特異なLIVEで人気を集めている。2019年7月31日に配信&8cmCDシングル『雨があがったら/セレナーデ』をリリースする

 

公式HP:http://volleyboys.kyoto/

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