EVENT

果てとチーク 第10回本公演『くらいところからくるばけものはあかるくてみえない』

PERFORMING 2026.10.28 Written By マーガレット 安井

演劇ユニット・果てとチークの第10回本公演『くらいところからくるばけものはあかるくてみえない』が、2027年1月15日(金)〜17日(日)、東京〈座・高円寺1〉で上演される。

果てとチークは、2016年に劇作家・演出家の升味加耀がベルリンで旗揚げした演劇ユニット。神話や都市伝説をモチーフに、社会に存在する差別や断絶を描いてきた。升味の戯曲は複数の戯曲賞で最終候補に選ばれており、本作も第68回岸田國士戯曲賞の最終候補となった。

2023年上演時より(photo 木村恵美子)

本作は2023年に初演。フェミニズムの視点からミソジニスティックなJホラーを再解釈し、2つの宗教団体と、それらを取り巻く人々の関係を描く。閉鎖的な集団で加熱する狂信、他者を非人間化する“視線”の暴力、社会に蔓延する抑圧的な搾取構造をテーマに、今回は初演からスケールアップして上演される。

 

出演は、安藤輪子、上野哲太郎、川村瑞樹(果てとチーク)、川隅奈保子(青年団)ほか。全5ステージが予定されている。

2023年上演時より(photo 木村恵美子)

あらすじ

―まばゆい信仰に分断され、

 くらやみで蠢くわたしたちの物語。

「代わりにうちが、絶対神様に会うからね。

そしたらルイの言う事、なんでも叶えてあげるから」

遥か昔から肥沃な土壌を持つその村には、

ある新興宗教が栄えていた。

けれど15年前の夜、突然教祖を含む村人の半数が行方不明となった。

残された信者はその晩に関する一切の記憶を失った。

発見された遺体はひとつだけ。

無惨な姿で社に横たわる、まだ17歳の“太陽の巫女”。

センセーショナルな過熱報道はあっという間に終息し、

人々は瞬く間に彼らを忘れた。

 

母になった私は今、

巷で流行する“呪いの動画”を見ている。

よく知った顔の少女が、おとこたちの醜悪な暴力に晒され続ける映像。

最後まで見た人間は、彼女に目を潰されて死ぬらしい。

少女の名前はソラ。

“太陽の巫女”で、私の親友。

もうすぐ会えるよ。

 

あんたにずっと、会いたかったんだよ。

くらいところからくるばけものはあかるくてみえない

日時

2027年1月15日(金)〜17日(日) 全5ステージ

会場

座・高円寺1

作・演出

升味加耀

出演

安藤輪子 / 上野哲太郎 / 川村瑞樹(果てとチーク) / 川隅奈保子(青年団) / 佐藤英征 / 平体まひろ(文学座) / 宝保里実 / 中村亮太(転転飯店)

料金

一般:¥5,000 / U-24 :3,500円 / 高校生以下:1,000円 / 杉並区民割引:4,500円 / 障がい者割引:3,000円 ※介助者1名無料・要事前予約

一般予約

2026年11月1日(日)10:00〜予定

Webサイト

https://hatetocheek.com/bakeaka2027

WRITER

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