
写真展『momentum / momentum』
写真家・児玉浩宜による写真展『momentum / momentum』が、2026年7月4日(土)から7月20日(月・祝)まで、千葉市中央区の〈STAND Commons〉で開催される。
児玉浩宜は、2022年からのロシアによるウクライナ全面侵攻以降、ウクライナ各地で取材を続けてきたフォトグラファー。首都キーウのほか、ハルキウ、ドンバス地方、ザポリージャ、ヘルソンなどを訪れ、戦時下にある都市の風景や、そこで暮らす人々の生活を記録してきた。
展覧会タイトルの『momentum / momentum』には、二つの運動量という意味が込められている。一つは、戦争という外部からの力。もう一つは、スケートボードに乗る身体から生まれる自発的な力である。
本展で取り上げられるのは、ウクライナ東部の都市ハルキウで出会ったスケーターたちだ。ロシア国境に近い工業都市であるハルキウは、2022年2月の全面侵攻以降、継続的に攻撃の危険にさらされてきた。空襲警報や爆発音が日常の一部となるなかでも、都市の広場や路上には、スケートボードを持った若者たちが集まっている。
児玉は現地のスケートボード・コミュニティと関係を築き、彼らの日常に同行しながら取材を重ねてきた。スケーターたちは、広場、歩道、階段、縁石、舗装の荒れた路上など、都市にある既存の構造物を使いながら、転び、立ち上がり、また滑り出す。
戦争は、個人の意思を越えて外側から押し寄せ、都市の構造や生活の条件を変え、移動や集合の自由を制限する。一方で、スケートボードは個人の身体から始まる行為である。その運動は外部の状況を直接変えるものではないが、繰り返される身体の動きは、都市のなかにもう一つの時間を生み出す。
本展では、ハルキウで撮影されたスケーターたちの姿を通して、戦争下の日常と若者たちの身体を見つめる。会場では写真作品のほか、現地で制作されているスケートボードのデッキの展示、写真集やプリントの販売も予定されている
momentum / momentum
| 日時 | 2026年7月4日(土)〜7月20日(月・祝) open 12:00〜20:00
※最終日を除き、月・火は休館 |
|---|---|
| 会場 |
住所:千葉市中央区松波2-5-6 いずみビル 3F |
| 料金 | 無料 |
児玉浩宜
兵庫県生まれ。NHKで報道カメラマンとして勤務後、フリーランスのフォトグラファーとして独立。2019年には香港民主化デモを取材し、写真集『NEW CITY』および『BLOCK CITY』を発表。2022年3月以降、ロシアによるウクライナ全面侵攻を取材し、テレビ、雑誌、Webメディアへの映像・写真の提供や執筆活動を行う。写真集『Notes in Ukraine』(イースト・プレス)を刊行。
Instagram:@kodama.jp
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関西インディーズの水先案内人。音楽ライターとして関西のインディーズバンドを中心にレビューやインタビュー、コラムを書いたりしてます。
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