INTERVIEW

30代になった酩酊シンガーてらがRibet townsと鳴らす家族の歌

MUSIC 2020.01.29 Written By 峯 大貴

大阪在住のシンガー・ソングライターてら。フォークギター担いでへらへらステージに現れては、小気味よい口調で観客をくすぐりながら歌う。酒と共にあるヘベレケの生活の中で起こったことや家族のことなど、見たもの聞いたものを曲にしていくコテコテの彼の歌は、言うなればエピソードトーク・ブルース。酒には日々飲まれてるし、音源は過剰にくぐもったエフェクトがかかっているし、ふいにライブ活動を休止して映画に俳優として出てみたり、ラジオ配信で人気を集めたり。『こち亀』の両津勘吉かと突っ込みたくなるような行き当たりばったりに思える行動をとっても、屈託のないキャラクターによって全部与太話に変えてしまうから、彼の周りはいつだって面白い出来事と人たちに溢れていた。

 

30歳を迎えた昨2019年は、配信シングルを3作リリース、6月から毎月企画イベント『月刊さわ歌会』を開催するなど、いつになく先を見据えた前のめりの活動を行った。京都の12人組ポップ・オルケスタRibet townsを迎えた最新シングルである“フードコート”の詞には「ゲロ安ボトルワイン」と独特のクセのあるワードも登場するが、描かれているのは愛する娘のために奮闘する父としての彼の姿であり、「タバコ吸えて飲酒できれば もうどこでも良かった俺たちが」とこれまでのだらしない日々はもう過去に葬り去っている。そんな歌を支えるジグのリズム・アレンジはこれぞRibet towns印。小楽団による華やかなサウンドはNHK みんなのうたでかかる場面も想像できる楽曲に仕上がっている。

 

酩酊シンガーてらの歌に対する向き合い方が切り替わっている。そう確信した筆者はその目論見を聞くためこのタイミングで彼への取材を決行。インタビューにはRibet townsから、てらとも同い年であるあさいげん(Dr / 作曲 / エンジニア)も同席してもらった。てら史上最も突き抜けた普遍性を携え、「家族の曲シリーズの完結」とまで豪語する本曲について、彼のこれまでも踏まえながら話を聞いた。

アルコールの権化、てらの20代

──

2019年のてらさんは配信シングルを3枚リリースしたり、奇妙礼太郎さん、下津光史さん(踊ってばかりの国)、小原凌斗さん(Tempalay)、濱野夏椰さん(Gateballers)など豪華な顔ぶれを呼んで毎月企画イベントを開催するなど、すごく精力的な活動でしたね。

てら

2019年は忙しかったけど充実してたなぁ。ちょうど30歳になる年で、大御所の人たちともライブをやらせてもらって、これまでと自分のモードを切り替えられた。これまでの話から入ると、自分が「お米」名義で歌い始めたのはあふりらんぽが大好きで、ピカチュウさん(Dr / Vo)のギター弾き語り名義のムーン♀ママを見て、こんなんやりたいなぁと思った。それが18歳くらいかな。

──

へぇ!初めて聞きました。ムーン♀ママのどういう部分に惹かれて歌いたいと思いました?

てら

すごくストレートでシンプルな歌やけど、グワっと胸にくるものがあって。あふりらんぽの「あかん このまま 帰さない~」と叫びまくっているイメージとのギャップもあってすごく刺さったんよ。「お母さん、愛しています」、「女の子の気持ちはいつも揺れてる」みたいな家族のことや自分の気持ちについて歌っている曲が多かったから「こんな真っ直ぐで良いんや!」って、初めて作った曲が“とーさん”

──

てらさんの父親が病気で臥している状況について歌ったシリアスな曲ですよね。

てら

まだ当時は生きていて病院におったから、今歌っているものとは歌詞が違ったんやけど。それで歌い始めた頃にピカさんに「20代のうちは自分ができることは全部自分だけでやってみ。てらくんはマイペースを保った方が良い」とアドバイスをもらった。2018年までは一人でいけるところまでやってみるか〜って模索していた感じ。

──

ピカさんからのアドバイス通り、一人でやることを貫いた20代までだったのですね。

てら

あと学生時代に下津(光史)と出会ってしまったのは何より大きいなぁ。銀杏BOYZしか知らんかった僕に色んな音楽を教えてくれた。そこから自分でも好みの幅が広がって音楽の基軸がサイケとポップな歌モノになっていって。そんな20代までを総括する作品として作ったのが前のマスタリングもしていないデモ音源を集めたアルバム『歌葬』(2018年)やった。

──

つまり30代に向けて自分のモードを切り替える準備をしていたということ?

てら

そう。このまま音楽を続けていても何も状況が変わらなかったら意味がないし、ある程度限界もわかったから、全部一人でやるのはやめようと決めた。それで2019年に30歳になって、色んな人と音楽を作りたいなぁと思って。大阪のバンドCoughsと“おやすみ”、清水煩悩と“ぼくのはこにわ”、そして今回Ribet townsと“フードコート”と連続でシングル3曲を共作してみることにした。

Ribet townsとの出会いと活動休止

──

そこで今回はRibet townsのあさいげんさんにも来ていただいて一緒にお話を伺いますが、なぜ彼らをフィーチャリングをしたいと思ったのですか?

てら

Ribet townsは2年くらい前にライブで見て知ったんやけど、1曲目のイントロが鳴った瞬間に一目惚れ。いちころ。高校生の頃からThe Pogues(ザ・ポーグス)とかFlogging Molly(フロッギング・モリー)みたいなアイリッシュ・パンクのバンドは先輩の影響で大好き。当時日本のアイリッシュ・バンドがいっぱい出るイベントに行った時の印象が強くて。チェックのスカート履いて、サングラスかけたスキンヘッドのおっさんが枯れた声で叫んでいて。客席はみんなポケットにウイスキーの小っこい瓶入れて、ライブハウスの演出なんかタバコの煙なんかわからんくらいにフロアがスモークでもっくもく。床びっちゃびちゃ。みんな親おらへん家で育ったんかと思った。

あさいげん(以下 げん)

偏見がすごい(笑)。

てら

でも目の前で演奏しているこのアイリッシュは女性ボーカルのバンドで、かわいくて、すごくJ-POPだったからもう衝撃。その日のライブの帰り道から「いつか一緒にやりたい!」と思ってた。

──

なるほど、逆にげんさんがてらさんを知ったのは?

げん

てらくんが自分たちを見たのは2017年末にバレーボウイズが企画したイベント『ブルーハワイ』やったと思う。1曲目に“キャラバン”を演奏し始めたら、5秒後くらいにめっちゃかき分けて前まで来た酔っ払いがいて。

──

てらさんが見ていたこと気づいていたんだ!

げん

入り時間の都合でその日、自分はてらくんの出番を見られなかったんだけど、ライブが終わって喋りかけてくれたからよく覚えている。当時活動開始して間もなくて、まだ周りに知り合いも多くなかったから、フレンドリーに話せて単純に嬉しかった。

てら

人数も多いし、誰がどうやってこのバンドをまとめているんだろうとか色々聞いてたら、ドラムのげんくんがまとめてるん!?作詞だけするメンバー(ホリエアイコ)がおんの!?バンドの方針にだけ関わるメンバー(フジノジュンスケ)がおんの?!?とかどんどん気になるところが出てきて。

げん

うちのバンドのややこしいところやね(笑)。

──

ではげんさんもそこで知り合ってから、てらくんの音楽を知ることになるんですね。

げん

そうそう。その次、2018年3月に(Livehouse)nanoでてらくんとかたしょくん(片山翔太)企画のイベントにRibet townsを呼んでもらって。ようやくてらくんのライブが見れると思っていたんやけど、そこでてらくんはギター壊していて。

てら

その日、磔磔でバレーボウイズとかキイチビール&ザ・ホーリーティッツが出ているイベントがあって、お客さんの層ががっつり被っていたから、集客がすごく少なかった。土龍さん(Livehouse nano店長)にも「しゃあない。まぁ飲め」と慰められたんやけど、アホやから鵜呑みにしてもてガバガバ酒飲んでいたら、出番の時にはギターが弾けないくらいに酔っぱらってた。もう自分にも腹立ってきてギターを殴ったらバキッ!!って(笑)。「俺、いま人前に出たらあかんやつやん……」て落ち込んでしもて、ライブ活動を休止した。

げん

ベロベロのてらくんが「どうしよう……」となっている姿だけ見て、結局ライブは見られずに休止しちゃった(笑)。

──

今のところげんさんにとっては、やばい人というイメージしかないですよね(笑)。休止した後てらさんはどうなるのでしょうか?

てら

むっちゃ暇。だから映画監督、映像クリエイターの篠田知典くんがバレーボウイズが主題歌を歌う『下鴨ボーイズドントクライ』という映画を作る話を聞いて、「あいつライブせんと何しとんねん」となるだけでも面白いから、オーディションに参加しに行ったり。そしたら受かって「受かるんかい!」てみんなに突っ込まれて(笑)。2018年は役者が楽しくなって他にも3本やらせてもらった。

──

俳優をやっていきたいと思っていたということ?

てら

いや、何も考えてない。「演技も楽しいな~」というだけ。そうしている内に愛はズボーンがやっているイベント『アメ村天国』に「まだ活動休止なんですかね?」って誘ってくれた。また同じ時期に劇団ヨーロッパ企画で作家をやっている左子(光晴)が俺のギターを修理する費用を出すからKBS京都の『京都インディーズジョーンズ』という番組で、復活ドキュメント映像を作らせてほしいと言われて。嬉しくて、あっさり復活。

げん

周りの人に恵まれているよね。

てら

なんでこんな俺に色んな人が声かけてくれるんやろと思う。本当に支えられている。あと暇やったから、ラジオ配信が出来るアプリの『SPOON』を始めたのも、活動再開の理由として大きい。普通におしゃべりしたり、弾き語りしているところを配信してたんやけど。そしたら段々ファンの人が増えていって、多い時には100人くらい聴いてくれるようにまでなった。ツイキャスとかインスタライブは自分のフォロワー以外には届きづらいんやけど、SPOONをしている人は不思議と音楽が好きかどうかに関わらず、ランダムに色んな配信を聴いているのよ。聴いてくれた人が自分の配信で広めてくれたりして、活動を休止しているのがアホらしなってきた。それで復活して今1年ちょっとくらいかな。

家族シリーズの完結編となる“フードコート”

──

じゃあげんさんがてらさんのライブを見たのも、復活したここ1年くらいのことなんですね。

げん

そうそう。休止中もSPOONで弾き語りをやっていたのも少し聴いていたし、復活後にようやくライブも見て面白いシンガーだなと思っていた。それで復活してしばらくして出たアルバム『歌葬』を聴いた時にびっくりして。めちゃめちゃ色んな音が入っているし、アレンジが弾き語り主体のライブの時とは全然違うから。

てら

弾き語りでアルバムを作るんだったらライブの録音でええし、せっかく音源を作るんだったら別のものを作りたいと思っていて。これまでの作品は全て宅録だけど、自分にとってはプラモデルを作っている感覚。

げん

どういうこと?

てら

本来弾き語りの曲にアイデアのパーツを取りつけて遊んでいる感じ。だから全部の曲が色々足し過ぎている(笑)。

──

その時てらさんの中で、完成形はイメージできているの?

てら

全くイメージできてない。これ以上音を足しても、一緒やな、キリないわ!と思えるタイミングまでやる。しかも一人で作業しているからお酒飲んでるし、三半規管バグりたおして曲いじってるからもうグチャグチャ。でも今まで誰に評価されたいとか、完璧な作品を作りたいというのが全くなかったから、それでよかったんよ。歌も自分の身の回りことしか歌っていないし、歌えないし。だから今はこれまでの音源は聴けたもんじゃないと思っている。今まで聴いてくれていた人には本当に申し訳ないけどね。

──

『歌葬』は歌詞が聴き取れないほど声にエフェクトがかかっていたり、過剰なアレンジだったんですね。そのやりすぎな感じがてらくんの面白さだと思っていましたが。誰に評価されたい、完璧な作品を作りたいという気持ちがないと仰いましたが、てらさんはどういう音楽がやりたくて、どういうことが歌いたいのでしょう?

てら

うーん……メンタルが弱い人間やから、なんとか自分を肯定してやりたいとか、似た境遇の人に寄り添っている音楽がやりたいんやと思う。人に頑張れよとは歌えない。「こんな失敗してしもてん、君もそんなことない?」みたいな聴いてくれる人に語り掛けている感じかな。ずっと底辺にいる自分のことを歌ってきた。でも子どもが出来てからは、そんなだらしないお父さんは嫌やなという感情も出てきたなぁ。

──

“三十路”から徐々にてらさんの歌が変わり出した気がします。「こんな僕にも娘が生まれ 一端の父をやりながら」と歌にも娘さんが登場しだす。

てら

“三十路”は子どもが出来た瞬間に作った曲。その時々の自分の感情じゃないと作れないものを曲にしたいというのはあるかも。日記みたいな感じ。

──

今回の“フードコート”もお子さんとの日々が描かれている曲で、今のてらさんでしか書けない曲だと思いました。

てら

せやねー。特にこの曲は歌詞も口ずさみやすくて耳なじみのよさを意識した。「タバコ吸えてお酒飲めれば」じゃなくて「タバコ吸えて飲酒できれば」にした方が耳に残るなとか、ちゃんと歌ってもらえる曲にしようと。あとはRibet townsとやることを前提に作った曲だから、みんなのサウンドが入る余地も考えながら作って。今まではただ思いつきで作っていた感じやったから、こんなに向き合うことはなかったな。

──

なぜこの曲はここまでこだわることが出来たのでしょうか?

てら

なんでやろう……。でもこの曲の大枠が出来た瞬間に、いい歌詞書けたなぁ思て。自分の家族の関係性を歌うことはずっとやってきたから、いつか“チキンライス”(浜田雅功と槇原敬之)みたいな名曲をずっと作りたかった。最初に親父の死について綴った“とーさん”、実家の居酒屋崩壊を歌った“さわ”があって、子どもが出来た“三十路”、そして娘と一緒に過ごしている“フードコート”。自分が父になったこの曲で家族シリーズが一種完結した感じもあって、名曲に届くような気がしたからだと思う。

──

自分もこの曲にはてらさんの成長が見えてちょっと泣けてきます。今まで泥酔している曲ばかりだったけど、“フードコート”に出てくるてらさんは娘のために頑張る父親の姿で、飲酒のワードは出てくるけど、曲の中で飲んでないんですよね。

げん

ほんとだ。やっぱりてらくんは必死さや生々しいところもさらけ出して、自分のこれまでを全部肯定しようとした音楽だと思う。だから色んな人が付いてくるんやと思う。

──

げんさんは今回アレンジやレコーディングも担当されていますが、フィーチャリングするにあたって、どういうところを意識しましたか?

げん

Ribet townsにとっては去年東京のバンドのyuleと共作企画をして楽曲制作でコラボする手ごたえを感じていた中で、次はてらくんが誘ってくれた。でもyuleとは絶対に違うコラボになるだろうし、てらくんと自分たちのよさの掛け合わせにならないと意味がないなと思っていて。“フードコート”の弾き語りの音源と歌詞を最初にもらって聴いた時に今言ったてらくんの魅力の「全肯定」をテーマにしようと思いました。だから歌とコード進行は全て手を加えずに踏襲して、それ以外の演奏部分をグッと自分たちのフォーマットでポップに引き寄せるというイメージ。

Ribet townsとyuleの共同プロジェクト“Movement”

てら

梅田の立ち飲み屋でゲンくんと打ち合わせをしたんだけど、歌詞と弾き語りの音源を渡して、盛り上げたいと思っているポイントを伝えただけ。1か月くらいでデモを作ってもらったけど何も言うことがなかった。自分のやってきた音楽の中で今までにないくらいJ-POPな仕上がりになったけど、その分色んな人に聴いてもらえる曲になったと思う。

げん

てらくんの歌とアサヨ(Vo)のコーラスの組み合わせもよかったよね。

てら

アサヨちゃんがサビで「ゲロ安ボトルワイン」とか「血眼」と歌っているのも面白い。今回インストverも配信したから、アサヨがピンで「ゲロ安ボトルワイン」と歌ってるのも聴けます(笑)。絶対カラオケに入れる。

げん

なんで今時インストも入れたんかなと思ってたけど、そこが狙いか!(笑)。

てら

あと今回のレコーディングはほぼデータのやり取りだけで完結したけど、自分の歌だけ俺が働いているtide pool(難波にあるレンタルスペース)にげんくんが京都から機材を持ってきてくれて録りました。それでここはテンションをもっとあげた方がいいとか、もう2秒伸ばそうみたいな、自分じゃ絶対気づかないディレクションをしてくれたのもすごくよかった。これまでずっと一人で作っていたから、人に指示してもらいながら、歌に集中できる環境で録音したらこんないい仕上がりになるんやと感動した。

30代の幕開けとなるてら×Ribet townsコラボの目論見

──

お話聞いていると、てらさんの今後の音楽を作るスタンスにも影響するような充実した楽曲になったことが見受けられます。

てら

本当に今までの作品のクオリティが恥ずかしくなってくるくらい。これからもっと聴きやすい音楽にしていきたい、もっとちゃんとしないとあかんなとも思った。本当にRibet townsには感謝してる。

──

今後シンガーソングライターとしてどういう風になりたいとかはあります?

てら

ちょっと話ずれるけど、18歳の時に弾き語りを初めて3回目のライブやったかな。50代くらいの知らないおばちゃんに声かけられて「私、占い師やねんけど、あんた30まで絶対売れへん。でも30まで続けたら売れるわ」って言われて。俺、見ず知らずのババアの占いをずっと信じてしまってここまできた。だからこれから色んな人に聴いてもらえるようになりたい。あとはやっぱり娘が歌ってくれるような音楽を作りたいよね。(缶チューハイを取り出す)

げん

あ、お酒出てきた。

てら

そろそろこのインタビューも締めかなって。

──

もう飲んでいいですよ(笑)。今回のRibet townsとのコラボの次の展開などはありますか?

てら

曲を作っている時からRibet townsとてらをセットで呼んでくれるようなイベントが増えればいいなと思っていて。「この2組が揃っているということは“フードコート”がバンド編成で聴ける!」と期待してもらえるようになりたい。DODDODOとneco眠るが揃ったら“猫がニャ~て、犬がワンッ!”をやるんじゃないか、みたいな。まずは4月5日にnanoの『LOVEFESTA』で一緒に出られることが決まったから、楽しみ。

げん

Ribet townsは人数多いけど、ライブハウスだけじゃなくって飲み屋とかバーでのアコースティック編成も出来るような体制になってきたし、今後も二組で色々出来るといいね。“フードコート”まだ一度も一緒に合わせたことないから練習しないと。

日時

2020年4月5日(土)
OPEN11:30 / START12:00

会場

Live House nano

出演

Lainy J Groove / mothercoat / 突然少年 / Ribet towns / 踊る!ディスコ室町 / 浪漫革命 / てら / アフターアワーズ / Word, one, no key. / YOLVE / 浮かむ瀬 / DoReMi
PA:俺akaモグラ

料金

前売・当日 2,500円(no drink)

WRITER

RECENT POST

INTERVIEW
あの頃、下北沢Zemでリトル・ウォルターを聴いていた ー武田信輝、永田純、岡地曙裕が語る、1975年…
REVIEW
今度のコンセプトは教祖!?音楽だけに収まりきらないロックンロール・クリエイティビティーゆうやけしはす…
REVIEW
これはただの弾き語りフォーク・アルバム第一集ではないー井上園子『ほころび』
REVIEW
出会い別れ、痛み哀しみ喜びを意地でもポップスに昇華する、美しくも生々しい4作目-路地『わかりあえない…
REVIEW
東京であぐねる一人の社会人による暮向の記録-砂の壁『都市漂流のために』
INTERVIEW
あがた森魚による音楽集会『タルホピクニック』とは何だったのか?
INTERVIEW
こぼれ落ちてゆくものに眼差しを向けるーリクオがこの世界で想像力を維持していくための『リアル』
REPORT
『春一番 2024』後編 ー 福岡風太が命を燃やしている
REPORT
『春一番 2024』中編 ー 継承しながらそれぞれの道を行く、二代目たちの群像
REPORT
『春一番 2024』前編 ー 福岡風太が生きてるうちは、この野外コンサートをやり通す
INTERVIEW
新たな名曲がベランダを繋ぎとめた。 新作『Spirit』に至る6年間の紆余曲折を辿る
COLUMN
【2024年4月】今、東京のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
REPORT
台湾インディーバンド3組に聞く、オリジナリティの育み方『浮現祭 Emerge Fest 2024』レ…
REPORT
観音廟の真向かいで最先端のジャズを。音楽と台中の生活が肩を寄せ合う『浮現祭 Emerge Fest …
INTERVIEW
孤独な青年の思春期が終わった、 LAIKA DAY DREAMなりのグランジ作品『Shun Ka S…
REVIEW
この先鋭的なバンドサウンドは、2020年代の京都音楽シーンを代表する-YUNOWA『Phantom』
INTERVIEW
Ribet townsは12人組プロジェクトチーム!? 現代社会を楽しく生き抜く処世術を歌う、新作に…
REVIEW
松井文『窓から』-歌い手としての自分を見つめ直した、3枚目の1stアルバム
REVIEW
畠山拓郎“September”-KANの遺伝子も感じるニューポップスターによるソウルバラード
REPORT
発令!アジアに向けた日本からの開国宣言-BiKN shibuya 2023 クロスレポートNo.1
INTERVIEW
「日本とアジアを混ぜっ返すんだ!」アジアン・ショーケース『BiKN shibuya』に至る衝動
REVIEW
劇伴音楽を経て、本格的にバンドとなったロマンたっぷりのロックサウンド-KiQ『空想』
INTERVIEW
「おせっかい」な京都のスタジオ、マザーシップ。エンジニア野村智仁が語る、人付きあいと音作り
REVIEW
Tocago『Wonder』- 沖ちづるの音楽にかける熱意に再び火が灯るまで
INTERVIEW
歌うたいは人たらし。小野雄大が仲間と共に自分の歌を見つけるまでの道程
COLUMN
〈Penguinmarket Records〉作品ガイド
INTERVIEW
「Music has no borders」を掲げ、京都から世界へ-Penguinmarket Re…
REVIEW
多様な可能性のごった煮状態という意味での“GUMBO”- 砂の壁『GUMBO』
INTERVIEW
ソー・バッド・レビューから続く道。 シンガーソングライター&ピアニスト / 翻訳家 チャールズ清水…
REPORT
『春一番 2023』後編 ー 平和を夢見る福岡風太が仕掛けた、音楽による革命の実験場
REPORT
『春一番 2023』前編 ー 「祝」でも「終」でもない、大阪名物野外コンサートのゆくえ
INTERVIEW
「大阪を代表するバンドになりたい」ショーウエムラ(アフターアワーズ)が語る、地元に育てられたバンドマ…
REVIEW
生活の設計『季節のつかまえ方』 ー 「自分の音楽ってこれかも!」と辿り着いた喫茶ロック作品
REVIEW
屋敷『仮眠』 – のんびりとした虚無感、幻想的だが後味の悪さもある、積層的なフォーク作品
REVIEW
FALL ASLEEP#3 全曲レビュー
REVIEW
幽体コミュニケーションズ『巡礼する季語』 – 言葉とサウンドをコラージュ的に組み合わせ、季節を描く京…
INTERVIEW
スーパーノアが語る、『ぬくもりはたしかに』に込めたリズムと歌の最適解
INTERVIEW
年鑑 石指拓朗 2022-世田谷ほっつき歩き編
REVIEW
Eri Nagami『ど​ち​ら​か​と​い​う​と​そ​う​思​う(Moderately Agre…
REVIEW
岡林風穂『刺激的な昼下がり』 – 岐阜拠点のシンガーによる、こそばゆい刺激に惹きつけられる作品
REPORT
ボロフェスタ2022 Day4(11/6)- クリープハイプ、リベンジ。過去2年を取り戻す気概の最終…
INTERVIEW
マーライオン、変わる!-もっとみんなに喜ばれる音楽をつくるための模索と研鑽
INTERVIEW
生活は変われど、再び日々を鳴らし始めた路地の『KOURO』
REVIEW
ヨットヘヴン『健康快樂』 – 今を楽しく生きようとする生活者の歌
REVIEW
ガリザベン『ほっぺのかんじ』 – シャイとユーモア、関西に息づくブルースが香り立つうた
COLUMN
たけとんぼ 平松稜大・きむらさとしに影響を与えたアルバム5選
INTERVIEW
伝道と更新を目指すアコースティック・サウンド – たけとんぼインタビュー
REVIEW
kiss the gambler “ベルリンの森” – 自分の心の居場所はどこにある?
REVIEW
KiQ『FuU』ー多彩な仲間と共に漂着した、退屈な日々を彩るフォーク・ロック
INTERVIEW
音楽のアーキビスト、金野篤が体現する「売りたいモノは自分で作る」という生き方
REVIEW
kiss the gambler “台風のあとで” – 折り合いのつかない喪失感を歌う素直さに胸が打…
INTERVIEW
大石晴子が探る、これからの生きていく道とは ー『脈光』インタビュー&全曲解説
REVIEW
伏見◎Project “Dawn-town” – 京都伏見を冠するニュー・コンボによるムーディーな楽…
REVIEW
みらん『Ducky』 – 22歳の今しか表現できないことを歌っている、理想的なデビュー作
REVIEW
徳永憲『今バリアしてたもん』何重にもねじれたユーモアが満載、歌とアコギが主体の12作目
REVIEW
国でも建てるつもりなのか – グッナイ小形
REVIEW
NEKOSOGI – NEKOSOGI
REVIEW
たまき – 門脇沢庵
REVIEW
夢の日々 – ミチノヒ
COLUMN
お歳暮企画 | ANTENNAとつくる2021年の5曲 Part.2
COLUMN
お歳暮企画 | ANTENNAとつくる2021年の5曲 Part.1
INTERVIEW
年鑑 石指拓朗 2021-武蔵野散歩編
REVIEW
FALL ASLEEP#2 全曲レビュー
INTERVIEW
ぶっちゃけ上京ってどう?-ベランダ×ギリシャラブ×Crispy Camera Club 京都発・東京…
INTERVIEW
いちやなぎとひらまつ-平成6年生まれ、ウマが合う歌い手の2人
COLUMN
「シーン」から「モード」に移ろいゆく – 京都音楽私的大全
REPORT
峯大貴が見たボロフェスタ2021 Day3 – 2021.10.31
REPORT
峯大貴が見たボロフェスタ2021 Day2 – 2021.10.30
COLUMN
“ニュー・ニート”ゆうやけしはすが目論む、ローカルから興すロック・ルネッサンス
INTERVIEW
グローバルな視野を持って、ローカルから発信するーリクオが『リクオ&ピアノ2』で打ち出す連帯の姿勢
REVIEW
ズカイ – たくさん願い溢れて
INTERVIEW
みらんと話した日ー兵庫在住シンガー・ソングライターによる互いの気持ちを尊重する歌を探る
INTERVIEW
つくるひとが二人、はみ出す創作を語る-井戸健人×畠山健嗣 対談
REVIEW
秘密のミーニーズ – down in the valley
REVIEW
ラッキーオールドサン – うすらい
COLUMN
ご当地ソングからはみ出る方言詞|テーマで読み解く現代の歌詞
REVIEW
ベルマインツ – MOUNTAIN
INTERVIEW
もどかしくもシンプルを求めトガっていく。シャンモニカが語る『トゲトゲぽっぷ』
INTERVIEW
シンガーソングライターという自覚の芽生え – ぎがもえかインタビュー
REVIEW
たけとんぼ – 春はまだか / 旅の前
REVIEW
いちやなぎ – album
REVIEW
ショーウエムラ – 大阪の犬
INTERVIEW
2020年をポジティブに転化するために - 中川敬(ソウル・フラワー・ユニオン)が語る新作『ハビタブ…
REVIEW
かさねぎリストバンド – 踊れる
COLUMN
従来のイメージを跳ね返す、日本のフォークの変革 - 『#JAPANESE NEWEST FOLK』前…
INTERVIEW
年鑑 石指拓朗 2020
COLUMN
編集部員が選ぶ2020年ベスト記事
COLUMN
〈NEWFOLK〉作品ガイド
INTERVIEW
音楽のすそ野を広げる、影の歌の送り手 - 〈NEWFOLK〉主宰 須藤朋寿インタビュー
INTERVIEW
自分の言葉を持つ人の歌が、心に入ってくる - 浮(BUOY) インタビュー
REVIEW
クララズ – 台風18号
INTERVIEW
“2023”で次の扉を開いた3人のハイライト – ベルマインツ インタビュー
REVIEW
岡林信康 – 岡林信康アルバム第二集 見るまえに跳べ
REVIEW
田中ヤコブ – おさきにどうぞ
REVIEW
上田正樹と有山淳司 – ぼちぼちいこか
REVIEW
ザ・ディランⅡ – きのうの思い出に別れをつげるんだもの
REVIEW
Bagus! – 恋はうたかた
REVIEW
ベルマインツ – ハイライトシーン
REVIEW
ヤユヨ – ヤユヨ
INTERVIEW
清水煩悩との雑談(後編)– 天川村から新たな船出『IN,I’M PRAY SUN』
REVIEW
小野雄大 – 素粒子たち
INTERVIEW
覚悟が決まった第二章 – Easycome『レイドバック』インタビュー
INTERVIEW
生きている日が歌になる – ダイバーキリン『その美しさに涙が出る』インタビュー
REVIEW
のろしレコード – のろし
REVIEW
松井文 – ひっこし
REVIEW
gnkosaiBAND – 吸いきれない
REVIEW
イハラカンタロウ – C
REVIEW
折坂悠太 – トーチ
REVIEW
西洋彦 – fragments
REVIEW
クララズ – アメリカン
REVIEW
阿佐ヶ谷ロマンティクス – 独り言
REVIEW
平賀さち枝とホームカミングス – かがやき / New Song
REVIEW
TATEANAS-縄文人に相談だ/君と土偶と海岸で
REVIEW
ズカイ – 毎日が長すぎて
INTERVIEW
年鑑 石指拓朗 2019-『ナイトサークル』リリースインタビュー
INTERVIEW
年鑑 石指拓朗 2018
REPORT
峯大貴が見たボロフェスタ2019 3日目
INTERVIEW
キタが語る、オルタナティヴ・バンドthanの正史ー2ndアルバム『LINES』リリース・インタビュー
REPORT
峯大貴が見たボロフェスタ2019 2日目
REPORT
峯大貴が見たボロフェスタ2019 1日目
INTERVIEW
はちゃめちゃなエンタテインメントがやりたいーチャンポンタウン“Giant step”リリース・インタ…
INTERVIEW
3人で歌の本質を確かめる場所―のろしレコード(松井文、夜久一、折坂悠太)『OOPTH』リリース・イン…
INTERVIEW
清水煩悩との雑談(前編)-新MV“まほう”・“リリィ”を公開&クラウドファンディング始動
REVIEW
アフターアワーズ – ヘラヘラep / ガタガタep
REVIEW
河内宙夢&イマジナリーフレンズ – 河内宙夢&イマジナリーフレンズ
INTERVIEW
休日に音楽を続ける人たちのドキュメント-松ノ葉楽団3rdアルバム『Holiday』リリースインタビュ…
INTERVIEW
日常に散らばった、ささやかな幸せを愛でるー大石晴子 1st EP『賛美』インタビュー
REVIEW
THE HillAndon – 意図はない
REPORT
リクオ『Gradation World』スペシャル・ライヴat 代々木・Zher the ZOO レ…
REVIEW
Ribet towns – メリーゴーランド / CRUSH / みまちがい
REPORT
峯大貴が見た祝春一番2019
INTERVIEW
今また初期衝動に戻ってきた – リクオ『Gradation World』リリースインタビュー–
REVIEW
HoSoVoSo – 春を待つ2人
REPORT
峯大貴が見た第2回うたのゆくえ
INTERVIEW
ここから踏み出す、ギリシャラブの“イントロダクション” – 2nd Album『悪夢へようこそ!』リ…
INTERVIEW
その時見たもの、感じたことを記録していく – ダイバーキリン『忘れてしまうようなこと』リリースインタ…
REVIEW
チャンポンタウン – ごきげんよう
REVIEW
宵待 – NAGAME
INTERVIEW
cafe,bar & music アトリ
REVIEW
てら – 歌葬
REPORT
【峯大貴の見たボロフェスタ2018 / Day3】ULTRA CUB / Gateballers /…
REPORT
【峯大貴の見たボロフェスタ2018 / Day2】Homecomings / Moccobond /…
REPORT
【峯大貴の見たボロフェスタ2018 / Day1】ベランダ / Crispy Camera Club…
INTERVIEW
KONCOS:古川太一 × ボロフェスタ主催 / Livehouse nano店長:土龍対談 - 音…
REVIEW
ローホー – ASIA MEDIA
REVIEW
影野若葉 – 涙の謝肉祭
REVIEW
Pale Fruit – 世田谷エトセトラ
REVIEW
原田知世 – music & me
REVIEW
Traveller – Chris Stapleton

LATEST POSTS

INTERVIEW
あの頃、下北沢Zemでリトル・ウォルターを聴いていた ー武田信輝、永田純、岡地曙裕が語る、1975年のブルース

吾妻光良& The Swinging BoppersをはじめブレイクダウンやBO GUMBOS、ペン…

COLUMN
【2024年11月】今、東京のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト

「東京のインディーシーンってどんな感じ?」「かっこいいバンドはいるの?」京都、大阪の音楽シーンを追っ…

REPORT
これまでの軌跡をつなぎ、次なる序曲へ – 『京都音楽博覧会2024』Day2ライブレポート

晴天の霹靂とはこのことだろう。オープニングのアナウンスで『京都音博』の司会を務めるFM COCOLO…

REPORT
壁も境目もない音楽の旅へ‐『京都音楽博覧会2024』Day1ライブレポート

10月12日(土)13日(日)、晴れわたる青空が広がる〈梅小路公園〉にて、昨年に引き続き2日間にわた…

REPORT
自由のために、自由に踊れ!日常を生きるために生まれた祭り – 京都学生狂奏祭2024

寮生の想いから生まれたイベント『京都学生狂奏祭』 …