EVENT

東西のうたを紡ぐ『うたのゆくえ』第二回

12月28日(金)開催&第一弾出演者発表

「“東京”と“京都”の『うた』を紡ぐ」というテーマのもと、2018年3月に渋谷・O-nestで開催された音楽イベント「うたのゆくえ」の第二回が、2019年3月30日(土)・31日(日)に、会場を京都三条VOXhallに移して開催が決定した。

 

前回東京開催時は2つのステージが用意されO-nestにはバンドセット・アクトが出演。1つ上6階のラウンジでは弾き語りの演者が観客と同じ目線でライヴを行い、また松永良平・岡村詩野というそれぞれ東京・京都在住の音楽評論家によるトーク・セッションなども行われた。日本随一のライヴハウス文化が活況を見せる2大都市を拠点とする演者そろい踏みの様相。スタートを飾った石指拓朗の弾き語りから、トリのラッキーオールドサンのバンドセットまで終始観客が溢れかえり大盛況であった。また今になって振り返れば折坂悠太、中村佳穂、カネコアヤノ、本日休演、キイチビール&ザ・ホーリーティッツなど、この2018年にリリースされた作品によってライヴハウス・シーンを超える様な飛躍を遂げた若き音楽家たちの集結と言える顔ぶれであり、現行日本の音楽の一つのハイライトとも言える日であった。

 

今年は二日間開催となり、またテーマも「東西の『うた』を紡ぐ」にスケールアップ。東京を中心とした“東”と、京都を中心とした“西”で活動する気鋭の歌い手が一堂に会する。

 

第一弾出演者も発表されており、東からは前回に引き続き石指拓朗、折坂悠太、ラッキーオールドサンに加えて柴田聡子、すばらしか、東郷清丸、そして田中ヤコブ率いるスリーピースバンド・家主らの出演が決定。

 

西からは開催地である京都組のギリシャラブ、台風クラブ、バレーボウイズ、西村中毒バンドに加えて、国内外でも高い評価を得ているオジマサイリ(neco眠る、CASIOトルコ温泉)と足立大輔からなるポップユニット・EMERALD FOURがバンドセットで、そして大阪から注目のガットギター弾き語りのシンガー・黒岩あすからの出演が発表された。

 

まだまだ出演者は追加されるようだが、この時点でも新時代を彩る歌い手たちが続々名乗りを上げる群雄割拠、東西入り乱れての戦国歌合戦になること必至。

1月30日(水)第二弾出演者発表

本日第二弾出演者が11組が発表された。

 

昨年発表されたアルバム『AINOU』の余波が未だに広がり続けている中村佳穂、前回はひとりキイチビールとして弾き語りでの出演であったキイチビール&ザ・ホーリーティッツ、そして京都からの本日休演は昨年に引き続いての出演。

 

初出演としてはUlulUやEasycomeといったこれからの東・西ライヴハウスシーンの芯を担うであろう新鋭から、マーライオン、mmm(ミーマイモー)、西洋彦といったソロシンガーまで実に多彩。そしてなんといっても驚くべきは京都から吉田省念、姫路からゑでぃまぁこん、山本精一は新バンド「山本精一&THE SEA CAME」でのステージと、ベテラン勢の参加も発表されたことだろう。東西の距離だけでなく世代も超えた一層華やかなイベントになりそうだ。

2月16日(土)第三弾出演者発表

第三弾出演者2組が発表された。

 

まずは前回に引き続いての出演となるカネコアヤノ<バンドセット>。昨年のアルバム『祝祭』以降快進撃を続け、5月には自身最大規模となる恵比寿LIQUIDROOMでのワンマン公演も控えている中での出演決定だ。もう1組は倉内太、のもとなつよ(Solid Afro/ex.昆虫キッズ)、岡山健二(classicus/ex.andymori)らによるニューバンド・ウエル。ここ数年姿を潜めていたシンガーソングライター倉内太がついにカムバック!昨年末から徐々にライヴ活動を再開していたがついに東京外で、ウエルとしても初のライヴハウスでのステージがこの場所となる。これは見逃せないだろう。

 

そして日割りも発表。30日(土)は自身の生き様を色濃く刻みこむような、人懐っこさと普遍性、そして強度のある「うた」の世界。一方31日(日)はこれまでの概念を拡張する、進化し続ける「うた」の世界。あえて顔ぶれからコンセプトを想像するとそんな光景が見えてくる。

 

引き続きアンテナでは「“うたのゆくえ”のゆくえ」を追っていきます!

3月11日(月)『うたのゆくえ』主催 須藤朋寿 特別インタビュー

いよいよ今月末30日(土)、31日(日)に迫った『うたのゆくえ』。二日間の通し券は完売間近と早くも大盛況が予測されるが、アンテナではここで主催者である須藤朋寿にインタビューすることに成功。普段はA&Rでありながら、本イベントをたった一人で運営している彼に開催の動機やコンセプト、ここでの「うた」とはなんなのか語ってもらった。

──

昨年2018年3月の東京に続いて今回は京都で開催されるイベント『うたのゆくえ』ですが、須藤さんは普段、台風クラブやラッキーオールドサン、UlulUなどを担当されているA&Rです。『うたのゆくえ』を開催する動機はなんだったのでしょうか?

須藤

まず地域性というのが大きいですね。東京ってすごくライヴイベントは多い。それ以外の場所とは動員の数も含めて大きな差があるなと感じていて。だけど他の地域にもいいバンドはいる。京都とか松本、名古屋……他にもそれぞれで盛り上がっています。でもどうしてもその地方の中だけで、局地的な盛り上がりや評価に終始してしまっている部分も感じていて。それはもちろん独自のカルチャーとしていいことでもある。ただせっかくいいシーン、アーティストがいるのに、そこから外に面白さが伝わっていくような開かれている感じがなくってもどかしさを感じていたんです。今の京都が面白いっていうことはようやく全国的にも伝わって来たとは思いますけど、まだ東京が中心であることに対してそれぞれの地方のシーン、というような「東京」とその他「地方」という極端な構図に違和感がありました。だからそういう「地域」や「場所」を並列に対比するような音楽イベントをするというのは面白いなと。

──

東京とそれ以外の地域との差に着目されたのはいつからなのでしょうか?

須藤

A&Rとして台風クラブとかラッキーオールドサンと一緒にツアーで色んな地域を回るようになってから特に思うようになりましたね。でも原体験としては自分も青森という地方の出身というのがあるかも。『夏の魔物』(AOMORI ROCK FESTIVAL)の主催の成田大致くんは、フェスをする前から『青森爆裂都市(AOMORI BURST CITY)』という風にうたって、青森からロックを盛り上げようっていうイベントをやっていて。まだインディーで音源を出したくらいの時期のTHE BAWDIESとか毛皮のマリーズ、ワッツーシゾンビとかが出ていて結構豪華。でも全然お客さんがいなくって、いつも同じような人がいるっていう(笑)。でもその後自分が東京に出てきたらどのバンドにもめちゃめちゃお客さんがついていて人気なんですよ。やっぱ違うんだなぁって。

 

あとは上京して前職がタワーレコードのインディーコーナーのバイヤーをやっていたんです。北九州の魚座とか名古屋のシラオカ、岐阜の夕食とか大好きで。でも展開しても東京であまりライヴをやっていないバンドだと、あまり響かなくって。そういうのが悔しかったというのもあります。

──

では前回、東京と対比させる地域として京都を取り上げたのはなぜでしょうか?

須藤

高田渡さんとかオクノ修さんが大好きですし、ロックンロールの聖地としても憧れがありました。村八分、裸のラリーズ、ちぇるしい、騒音寺とか。でも4年くらい前に台風クラブと出会って、担当するようになったのが直接的かもしれませんね。行く機会が増えて本日休演、バレーボウイズ、中村佳穂……自然と同時代の京都にすごく好きな音楽が増えていって。そしたら彼らの周りにもいいバンドとかシンガーがいて繋がっていくのが、面白いなぁと。だから京都と自分の住んでいる街としての東京、というのでまず第一歩をやろうとしたのが前回ですね。

──

京都、ひいては関西の音楽の特色は関東から見てどのように感じますか?

須藤

いや、これというよりもむしろ雑多で、音楽のジャンルとかスタイルとか全然違うミュージシャン同士が自由に繋がっているところが面白いと思います。もちろん東京でもそういう風通しの良さや自由さを感じることもあるんですが、東京の方がよりシーンごとに区画整理されている印象。しいて言うならば、個人的には関西ゼロ世代を直撃で聴いていて大好きなんですけど、やっぱり丸裸な気がしますよね。いい意味で雑味を残していて着飾っている気がしない。

──

地域で音楽を絞ると共に、「うた」に絞っているというのもこのイベントの大きな特徴だと思います。このコンセプトの意図はなんでしょう?

須藤

イベントとして音楽でテーマが一つないといけないと思ったんです。自分自身も、関西であればgoat、空間現代、Madegg、in the blue shirt……いわゆる「非・うたもの」でも、めちゃくちゃ好きな人たちいっぱいいます。でも音楽の垣根を全部取っ払ってやるイベントこそ今いっぱいあるじゃないですか。それこそ京都だとボロフェスタがある。じゃあそこと違うことをやらないと意味がないなと思ったんです。あとお客さん視点に立ってもテーマを絞って提案しないと、目当てのアーティスト以外になかなか興味を持ってもらいにくいかなと。だからアーティストが軸ではなく、「うた」を軸にして楽しんでもらうものにしようとしました。

 

例えば、折坂悠太目当てで来た人が中村佳穂の歌聴いたら絶対感動する、そういう確信も持っていますし。ここに無理やり文脈を無視したオルタナティブなものをいれるのではなく、テーマを絞ることで、感覚的な敷居を下げたかった。そういう視点で出演者を考えてお声がけしていったら全てのピースが上手くはまったんですよ。ここが叶わなかったらやっていなかったですね。

──

その「うた」にも様々なものがありますが、どういう「うた」を歌っている人に出てもらおうとしたのでしょうか?今回の出演者に通じているものというか。

須藤

自分が好きな「うた」を歌っている人たちということに尽きるのですが、うーんなんだろう……。音楽に人となりが感じられる人ですかね。自分たちの思想や生活から生まれた想いとかをどうしても歌わずにはいられない人たち。

──

そのニュアンス、よくわかります。またすごいと思ったのが今回2日間に規模を拡大しているところで。

須藤

昨年東京で開催する段階から次は京都でやるということまではセットで考えていたので、前回の出演者にも先に軽く話はしていて。でも同じことを京都でやるのは面白くないし。っていうのと前回から1年経った今、すごくいいことなんですけどみんな大きな規模感で活動しているし、同じ顔触れでやったらいわゆる「今旬なアーティストを集めました」感が出てしまうと思ったんです。あくまで個人的な感覚ですけどそれはダサい、やりたくない。だから「うた」っていうコンセプトがちゃんと維持できる形で、東京と京都という図式も同じなのはちょっと面白みに欠けるので東と西と広げたら、一緒に出てほしい人がもっといっぱいいる!ということで2日間にしました。

──

開催日も呼ぶ地域も拡大と。

須藤

あと複数ステージをぱんぱんにつめたくないんです。全部のステージを見たい人が苦渋の決断で断念して欲しくないし、ちょっと疲れた人はどちらかのステージをふらっと観にいくなり、休んでもらえるなり、そんなゆったりしたものにしたいから、なので2日間。でも3月末の気候がいい時だと思うから、2日間ともずっと会場にいる必要もないし、京都の街も楽しんでもらえればいいです。高瀬川に桜とか咲いていたらもう最高ですね。

──

あと今回驚いたのはゑでぃまぁこん、吉田省念、山本精一といったずっと関西に根付いて活動してきた年長者組も出演される点ですね。

須藤

若手の登竜門みたいな形のイベントに見えるのもえらそうだから避けたくって(笑)。それにやっぱり若かろうが、年を重ねてようが、素晴らしいものは素晴らしい。瑞々しいものは瑞々しいので。「うた」というコンセプトの下で他の出演者ともしっかり絡み合いそうな方をお呼びしました。

──

世代も広がったことによって「うた」というコンセプトはより絞られて際立った顔ぶれが揃ったと思います。今後も「うたのゆくえ」というイベントは続いていくのでしょうか?

須藤

構想段階ですけど続けていけたらいいですね。でも同じことはやりたくないんですよ。定型に収まった形で物事を進めていきたくなくって。自分が完全に一人でやっているイベントですし、予測できないはみ出した雑味も残しながらやっていきたいですね。

──

雑味とおっしゃいましたが、出演者は豪華だけど興行っぽくない感じはその須藤さんの精神によるものかもしれませんね。またご自身がイベンターという職業ではないからこそ。

須藤

そうですね、自分のレーベルは滞りなく一本筋を通した制作をするのが一番大切ですが。でも「うたのゆくえ」は今後も場所にはこだわっていこうと思っていて。前回東京で今回は京都ですけど、次は別の地域でやってもいいなとは思っています。そういう各地域に種をまいていくようなものに、このイベントがなれればいいなって。

タイムテーブル

日時

2019年3月30日(土)、31日(日)
open 12:00 / start 13:00

会場

京都三条VOXhall (ホール/屋上/4F「十八番」)

出演(五十音順)

最終発表出演者:NEW!!

【3月30日(土)】

・Easycome
・石指拓朗
・ウエル(石川真平、岡山健二、倉内太、関口萌、のもとなつよ) 
・UlulU
・キイチビール&ザ・ホーリーティッツ
・柴田聡子
・四万十川友美&best friends
・台風クラブ
・西洋彦
・西村中毒バンド
・バレーボウイズ
・牧野ヨシ
・家主
・ラッキーオールドサン<バンドセット>

・〔Closing Act〕Sheeps5(ex.星のクズさまたち) NEW!!

 

【3月31日(日)】
・ゑでぃまぁこん
・EMERALD FOUR<バンドセット>
・折坂悠太(重奏)

・カネコアヤノ<バンドセット> 
・ギリシャラブ
・黒岩あすか
・すばらしか
・東郷清丸
・中村佳穂
・本日休演
・マーライオン
・mmm
・山本精一&THE SEA CAME
・吉田省念

・〔Opening Act〕小川さくら NEW!!

 

○出店

・七輪(石塚淳(台風クラブ)、伊藤祐樹(THE FULL TEENZ)、矢野裕之(ラブワンダーランド/ex.バレーボウイズ)ら)
・gingembre bake

料金

前売 2日通し券 \7,800 

   1日券(3/30,31) 各\4,200

当日 各\4,700(+1drink料)

※学生のみ1drink無料(受付にて要学生証提示)

 

チケット取り扱い(12/28〜):

イープラス、ローソンチケット【Lコード:53323】、京都三条VOXhall店頭

 

※イープラスチケットURL:
1日券(3/30)

1日券(3/31)

2日通し券 

WRITER

RECENT POST

REVIEW
今度のコンセプトは教祖!?音楽だけに収まりきらないロックンロール・クリエイティビティーゆうやけしはす…
REVIEW
これはただの弾き語りフォーク・アルバム第一集ではないー井上園子『ほころび』
REVIEW
出会い別れ、痛み哀しみ喜びを意地でもポップスに昇華する、美しくも生々しい4作目-路地『わかりあえない…
REVIEW
東京であぐねる一人の社会人による暮向の記録-砂の壁『都市漂流のために』
INTERVIEW
あがた森魚による音楽集会『タルホピクニック』とは何だったのか?
INTERVIEW
こぼれ落ちてゆくものに眼差しを向けるーリクオがこの世界で想像力を維持していくための『リアル』
REPORT
『春一番 2024』後編 ー 福岡風太が命を燃やしている
REPORT
『春一番 2024』中編 ー 継承しながらそれぞれの道を行く、二代目たちの群像
REPORT
『春一番 2024』前編 ー 福岡風太が生きてるうちは、この野外コンサートをやり通す
INTERVIEW
新たな名曲がベランダを繋ぎとめた。 新作『Spirit』に至る6年間の紆余曲折を辿る
COLUMN
【2024年4月】今、東京のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
REPORT
台湾インディーバンド3組に聞く、オリジナリティの育み方『浮現祭 Emerge Fest 2024』レ…
REPORT
観音廟の真向かいで最先端のジャズを。音楽と台中の生活が肩を寄せ合う『浮現祭 Emerge Fest …
INTERVIEW
孤独な青年の思春期が終わった、 LAIKA DAY DREAMなりのグランジ作品『Shun Ka S…
REVIEW
この先鋭的なバンドサウンドは、2020年代の京都音楽シーンを代表する-YUNOWA『Phantom』
INTERVIEW
Ribet townsは12人組プロジェクトチーム!? 現代社会を楽しく生き抜く処世術を歌う、新作に…
REVIEW
松井文『窓から』-歌い手としての自分を見つめ直した、3枚目の1stアルバム
REVIEW
畠山拓郎“September”-KANの遺伝子も感じるニューポップスターによるソウルバラード
REPORT
発令!アジアに向けた日本からの開国宣言-BiKN shibuya 2023 クロスレポートNo.1
INTERVIEW
「日本とアジアを混ぜっ返すんだ!」アジアン・ショーケース『BiKN shibuya』に至る衝動
REVIEW
劇伴音楽を経て、本格的にバンドとなったロマンたっぷりのロックサウンド-KiQ『空想』
INTERVIEW
「おせっかい」な京都のスタジオ、マザーシップ。エンジニア野村智仁が語る、人付きあいと音作り
REVIEW
Tocago『Wonder』- 沖ちづるの音楽にかける熱意に再び火が灯るまで
INTERVIEW
歌うたいは人たらし。小野雄大が仲間と共に自分の歌を見つけるまでの道程
COLUMN
〈Penguinmarket Records〉作品ガイド
INTERVIEW
「Music has no borders」を掲げ、京都から世界へ-Penguinmarket Re…
REVIEW
多様な可能性のごった煮状態という意味での“GUMBO”- 砂の壁『GUMBO』
INTERVIEW
ソー・バッド・レビューから続く道。 シンガーソングライター&ピアニスト / 翻訳家 チャールズ清水…
REPORT
『春一番 2023』後編 ー 平和を夢見る福岡風太が仕掛けた、音楽による革命の実験場
REPORT
『春一番 2023』前編 ー 「祝」でも「終」でもない、大阪名物野外コンサートのゆくえ
INTERVIEW
「大阪を代表するバンドになりたい」ショーウエムラ(アフターアワーズ)が語る、地元に育てられたバンドマ…
REVIEW
生活の設計『季節のつかまえ方』 ー 「自分の音楽ってこれかも!」と辿り着いた喫茶ロック作品
REVIEW
屋敷『仮眠』 – のんびりとした虚無感、幻想的だが後味の悪さもある、積層的なフォーク作品
REVIEW
FALL ASLEEP#3 全曲レビュー
REVIEW
幽体コミュニケーションズ『巡礼する季語』 – 言葉とサウンドをコラージュ的に組み合わせ、季節を描く京…
INTERVIEW
スーパーノアが語る、『ぬくもりはたしかに』に込めたリズムと歌の最適解
INTERVIEW
年鑑 石指拓朗 2022-世田谷ほっつき歩き編
REVIEW
Eri Nagami『ど​ち​ら​か​と​い​う​と​そ​う​思​う(Moderately Agre…
REVIEW
岡林風穂『刺激的な昼下がり』 – 岐阜拠点のシンガーによる、こそばゆい刺激に惹きつけられる作品
REPORT
ボロフェスタ2022 Day4(11/6)- クリープハイプ、リベンジ。過去2年を取り戻す気概の最終…
INTERVIEW
マーライオン、変わる!-もっとみんなに喜ばれる音楽をつくるための模索と研鑽
INTERVIEW
生活は変われど、再び日々を鳴らし始めた路地の『KOURO』
REVIEW
ヨットヘヴン『健康快樂』 – 今を楽しく生きようとする生活者の歌
REVIEW
ガリザベン『ほっぺのかんじ』 – シャイとユーモア、関西に息づくブルースが香り立つうた
COLUMN
たけとんぼ 平松稜大・きむらさとしに影響を与えたアルバム5選
INTERVIEW
伝道と更新を目指すアコースティック・サウンド – たけとんぼインタビュー
REVIEW
kiss the gambler “ベルリンの森” – 自分の心の居場所はどこにある?
REVIEW
KiQ『FuU』ー多彩な仲間と共に漂着した、退屈な日々を彩るフォーク・ロック
INTERVIEW
音楽のアーキビスト、金野篤が体現する「売りたいモノは自分で作る」という生き方
REVIEW
kiss the gambler “台風のあとで” – 折り合いのつかない喪失感を歌う素直さに胸が打…
INTERVIEW
大石晴子が探る、これからの生きていく道とは ー『脈光』インタビュー&全曲解説
REVIEW
伏見◎Project “Dawn-town” – 京都伏見を冠するニュー・コンボによるムーディーな楽…
REVIEW
みらん『Ducky』 – 22歳の今しか表現できないことを歌っている、理想的なデビュー作
REVIEW
徳永憲『今バリアしてたもん』何重にもねじれたユーモアが満載、歌とアコギが主体の12作目
REVIEW
国でも建てるつもりなのか – グッナイ小形
REVIEW
NEKOSOGI – NEKOSOGI
REVIEW
たまき – 門脇沢庵
REVIEW
夢の日々 – ミチノヒ
COLUMN
お歳暮企画 | ANTENNAとつくる2021年の5曲 Part.2
COLUMN
お歳暮企画 | ANTENNAとつくる2021年の5曲 Part.1
INTERVIEW
年鑑 石指拓朗 2021-武蔵野散歩編
REVIEW
FALL ASLEEP#2 全曲レビュー
INTERVIEW
ぶっちゃけ上京ってどう?-ベランダ×ギリシャラブ×Crispy Camera Club 京都発・東京…
INTERVIEW
いちやなぎとひらまつ-平成6年生まれ、ウマが合う歌い手の2人
COLUMN
「シーン」から「モード」に移ろいゆく – 京都音楽私的大全
REPORT
峯大貴が見たボロフェスタ2021 Day3 – 2021.10.31
REPORT
峯大貴が見たボロフェスタ2021 Day2 – 2021.10.30
COLUMN
“ニュー・ニート”ゆうやけしはすが目論む、ローカルから興すロック・ルネッサンス
INTERVIEW
グローバルな視野を持って、ローカルから発信するーリクオが『リクオ&ピアノ2』で打ち出す連帯の姿勢
REVIEW
ズカイ – たくさん願い溢れて
INTERVIEW
みらんと話した日ー兵庫在住シンガー・ソングライターによる互いの気持ちを尊重する歌を探る
INTERVIEW
つくるひとが二人、はみ出す創作を語る-井戸健人×畠山健嗣 対談
REVIEW
秘密のミーニーズ – down in the valley
REVIEW
ラッキーオールドサン – うすらい
COLUMN
ご当地ソングからはみ出る方言詞|テーマで読み解く現代の歌詞
REVIEW
ベルマインツ – MOUNTAIN
INTERVIEW
もどかしくもシンプルを求めトガっていく。シャンモニカが語る『トゲトゲぽっぷ』
INTERVIEW
シンガーソングライターという自覚の芽生え – ぎがもえかインタビュー
REVIEW
たけとんぼ – 春はまだか / 旅の前
REVIEW
いちやなぎ – album
REVIEW
ショーウエムラ – 大阪の犬
INTERVIEW
2020年をポジティブに転化するために - 中川敬(ソウル・フラワー・ユニオン)が語る新作『ハビタブ…
REVIEW
かさねぎリストバンド – 踊れる
COLUMN
従来のイメージを跳ね返す、日本のフォークの変革 - 『#JAPANESE NEWEST FOLK』前…
INTERVIEW
年鑑 石指拓朗 2020
COLUMN
編集部員が選ぶ2020年ベスト記事
COLUMN
〈NEWFOLK〉作品ガイド
INTERVIEW
音楽のすそ野を広げる、影の歌の送り手 - 〈NEWFOLK〉主宰 須藤朋寿インタビュー
INTERVIEW
自分の言葉を持つ人の歌が、心に入ってくる - 浮(BUOY) インタビュー
REVIEW
クララズ – 台風18号
INTERVIEW
“2023”で次の扉を開いた3人のハイライト – ベルマインツ インタビュー
REVIEW
岡林信康 – 岡林信康アルバム第二集 見るまえに跳べ
REVIEW
田中ヤコブ – おさきにどうぞ
REVIEW
上田正樹と有山淳司 – ぼちぼちいこか
REVIEW
ザ・ディランⅡ – きのうの思い出に別れをつげるんだもの
REVIEW
Bagus! – 恋はうたかた
REVIEW
ベルマインツ – ハイライトシーン
REVIEW
ヤユヨ – ヤユヨ
INTERVIEW
清水煩悩との雑談(後編)– 天川村から新たな船出『IN,I’M PRAY SUN』
REVIEW
小野雄大 – 素粒子たち
INTERVIEW
覚悟が決まった第二章 – Easycome『レイドバック』インタビュー
INTERVIEW
生きている日が歌になる – ダイバーキリン『その美しさに涙が出る』インタビュー
REVIEW
のろしレコード – のろし
REVIEW
松井文 – ひっこし
REVIEW
gnkosaiBAND – 吸いきれない
REVIEW
イハラカンタロウ – C
REVIEW
折坂悠太 – トーチ
REVIEW
西洋彦 – fragments
REVIEW
クララズ – アメリカン
REVIEW
阿佐ヶ谷ロマンティクス – 独り言
REVIEW
平賀さち枝とホームカミングス – かがやき / New Song
REVIEW
TATEANAS-縄文人に相談だ/君と土偶と海岸で
REVIEW
ズカイ – 毎日が長すぎて
INTERVIEW
30代になった酩酊シンガーてらがRibet townsと鳴らす家族の歌
INTERVIEW
年鑑 石指拓朗 2019-『ナイトサークル』リリースインタビュー
INTERVIEW
年鑑 石指拓朗 2018
REPORT
峯大貴が見たボロフェスタ2019 3日目
INTERVIEW
キタが語る、オルタナティヴ・バンドthanの正史ー2ndアルバム『LINES』リリース・インタビュー
REPORT
峯大貴が見たボロフェスタ2019 2日目
REPORT
峯大貴が見たボロフェスタ2019 1日目
INTERVIEW
はちゃめちゃなエンタテインメントがやりたいーチャンポンタウン“Giant step”リリース・インタ…
INTERVIEW
3人で歌の本質を確かめる場所―のろしレコード(松井文、夜久一、折坂悠太)『OOPTH』リリース・イン…
INTERVIEW
清水煩悩との雑談(前編)-新MV“まほう”・“リリィ”を公開&クラウドファンディング始動
REVIEW
アフターアワーズ – ヘラヘラep / ガタガタep
REVIEW
河内宙夢&イマジナリーフレンズ – 河内宙夢&イマジナリーフレンズ
INTERVIEW
休日に音楽を続ける人たちのドキュメント-松ノ葉楽団3rdアルバム『Holiday』リリースインタビュ…
INTERVIEW
日常に散らばった、ささやかな幸せを愛でるー大石晴子 1st EP『賛美』インタビュー
REVIEW
THE HillAndon – 意図はない
REPORT
リクオ『Gradation World』スペシャル・ライヴat 代々木・Zher the ZOO レ…
REVIEW
Ribet towns – メリーゴーランド / CRUSH / みまちがい
REPORT
峯大貴が見た祝春一番2019
INTERVIEW
今また初期衝動に戻ってきた – リクオ『Gradation World』リリースインタビュー–
REVIEW
HoSoVoSo – 春を待つ2人
REPORT
峯大貴が見た第2回うたのゆくえ
INTERVIEW
ここから踏み出す、ギリシャラブの“イントロダクション” – 2nd Album『悪夢へようこそ!』リ…
INTERVIEW
その時見たもの、感じたことを記録していく – ダイバーキリン『忘れてしまうようなこと』リリースインタ…
REVIEW
チャンポンタウン – ごきげんよう
REVIEW
宵待 – NAGAME
INTERVIEW
cafe,bar & music アトリ
REVIEW
てら – 歌葬
REPORT
【峯大貴の見たボロフェスタ2018 / Day3】ULTRA CUB / Gateballers /…
REPORT
【峯大貴の見たボロフェスタ2018 / Day2】Homecomings / Moccobond /…
REPORT
【峯大貴の見たボロフェスタ2018 / Day1】ベランダ / Crispy Camera Club…
INTERVIEW
KONCOS:古川太一 × ボロフェスタ主催 / Livehouse nano店長:土龍対談 - 音…
REVIEW
ローホー – ASIA MEDIA
REVIEW
影野若葉 – 涙の謝肉祭
REVIEW
Pale Fruit – 世田谷エトセトラ
REVIEW
原田知世 – music & me
REVIEW
Traveller – Chris Stapleton

LATEST POSTS

REPORT
地域のライブハウス、フェスはどうやって生き残る?アジア各国での取り組みーTRENDY TAIPEIパネルディスカッション

2024年9月9日(日)、台北ミュージックセンターで開催された東・東南アジアのイノベーション×音楽の…

REPORT
台北都市型フェス“Jam Jam Asia”はアジア音楽の“今”を見るショーケース―TRENDY TAIPEI 2024前編

2024年9月8日(土)、9日(日)に都市型音楽イベント『JAM JAM ASIA』が台北ミュージッ…

REVIEW
今度のコンセプトは教祖!?音楽だけに収まりきらないロックンロール・クリエイティビティーゆうやけしはす『ロックンロール教団』

ロックンロールに依存し、ロックンロールに魂を売り、ロックンロールに開眼する。彼の活動を追っていると、…

COLUMN
【2024年9月】今、京都のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト

「現在の京都のインディーシーンってどんな感じ?」「かっこいいバンドはいるの?」「今」の京都の音楽シー…

COLUMN
【2024年9月】今、大阪のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト

「大阪のインディーシーンってどんな感じ?」「かっこいいバンドはいるの?」「今」の京都の音楽シーンを追…