COLUMN

お歳暮企画 | ANTENNAとつくる、2024年なんでもベスト1 Part.1

今年もANTENNAをご覧いただきありがとうございました。年の瀬恒例記事『お歳暮企画』で2024年を締めくくりたいと思います。

 

5年目となる今回のテーマは前回に引き続き“あなたの2024年を最も彩った「●●」ベスト1”。本年、ANTENNAの記事に協力していただいた方を中心にコメントを募、総勢55名が参加!また登場した記事のリンクボタンも設置していますので、2024年のANTENNAハイライトとしてご覧いただければ幸いです。

 

Part.1ではまず50音順「あ〜さ行」の方々を紹介します。あなたの2024年はどんな年でしたか? 来年もANTENNAをどうぞよろしくお願いします。

OTHER 2024.12.29 Written By 峯 大貴

愛はズボーンが選ぶ、2024年ベスト1

金城昌秀(Gt / Vo)が選ぶ、2024年「脳内映像共有した人」ベスト1

【えす郎】

2024年は映像作家のえす郎とMVを一緒に5本作らせてもらいました。その度にお互いの脳内の映像をなんとか言語化して作り上げていく過程はすごく刺激的でした。また、バンドのツアーやフェスにもついてきてくれて、ライブ映像もたくさん作ってとらいました。ぼくの2024年を振り返ると割と多めにえす郎が登場したので堂々のランキング1位です。おめでとうございます。

 

Instagram : @esu.etc

愛はズボーンのギター・ボーカル、バンドのアートワークやMV製作も行っており、自身のバンド以外にも多数のアーティストのアートワークや映像作品に携わっている。

 

X (旧Twitter): @kaneshir000

Instagram : @kaneshir000

GIMA⭐︎KENTA(Vo / Gt)が選ぶ、2024年「衝撃を受けた出来事」ベスト1

【息子誕生】

初体験ずくしの2024年。その中でも一番衝撃を受けたのは「息子誕生」です。愛はズボーン(I WAS BORN)というバンドで活動している中で、こんなにも愛はズボーンしたのは初めてです。いざ誕生の瞬間を迎えると現実は想像を一瞬で超え、1秒が永遠に感じるほど重く、生きることの素晴らしさを真正面から受け止めることができました。

Instagram:@gimakenta_lovewasborn

X(旧Twitter):@gimakenta

全員が「ヤバい」と思える音楽に向かって – 愛はズボーンが語る、理想とパーソナルがにじみ出た『MIRACLE MILK』

ivy(ANTENNA)が選ぶ、2024年「神輿」ベスト1

【神田松富町会】

この仕事をしていると、声を出したり、身体を動かしたりという場面はあまりないんですが、どうやらそうしているとストレスがたまる体質のようです。日々のストレス発散として一番私が楽しみにしているのは祭りで神輿を担ぐこと。

 

地元が東京の神田ということもあり、幼い頃から祭りには参加してきました。今年は地元もよその神輿も合わせて7つの祭りに飛び込んだので、ハイシーズンの夏場はほぼ毎週祭りに出ていたと思います。

 

そんな中のベストはやはり原点にして頂点、神田祭です。秋葉原電気街を神輿が埋め尽くす圧巻の光景と大量のギャラリー、地鳴りのような掛声のアンサンブル……。これに勝る高揚感はなかなかありませんね。踊る阿呆に見る阿呆……となんて言いますが、やっぱり祭りは傍から見ているよりも参加したいものです。

東京都外神田出身在住。都内アパレル会社でインハウスのクリエイティブ制作を行う傍ら個人の執筆も手掛ける。後ろ向きな音楽と苦い珈琲が好き。旅の行き先は何もないけど、何かが起きる場所。

 

Instagram:@ivy.bayside

X(旧Twitter):@eyechang1997

 

Akane Streaking Crowdが選ぶ、2024年ベスト1

立本純嗣(Dr /Cho)が選ぶ、2024年「訪れた都市」ベスト1

【ブラチスラヴァ】

縁あって海外を訪れる機会に恵まれた2024年。せいぜいヨーロッパ内の数カ国を巡っただけとはいえ、様々な教会や城、美術館を、これでもかとスケジュールに詰め込み駆け回った2週間ほどは、とにかく楽しかった。

 

もちろん足を運んだそれぞれの都市がそれぞれに記憶に残っているけれども、独特の相貌をもって思い出されるのがスロバキアの首都、ブラチスラヴァ。西に少し行けばオーストリア、東の国境はウクライナと接している、中・東欧の国。観光地ではあるが、どこか寂しげで、故郷でもないのにノスタルジーを腹の底から無理やり引きずり出してくるかのような街だった。もともと知っていたからというだけなのかもしれないけれど、やはり社会主義の残り香がするような、退廃した雰囲気が、どこに行ってもある。そんな意味で一番印象的だった。

 

いわゆる「西欧」にも、そんな場所があるのかな。もっと色んなところに行ってみたい。あのなんとも言えない空気感が僕は好きだが、スカスカの動物園に行ったときとも違う、深夜の寺町通を歩いている時とも違うあの感じ…うーん、やっぱり僕には言語化が難しい。すんません、とりあえず皆様も機会があったら是非、行ってみては。

Akane Streaking CrowdのDrs.Cho.です。他にもサポートで叩いたりしてます。

 

X(旧Twitter):@AtsuiAtsuiAtsu

北里有(Ba / Vo)が選ぶ、2024年「アルバイト」ベスト1

【着ぐるみ】

2023年の夏にそれまで2年弱続けたバイトを辞めた。それから今日まで“定職“に就かず、バイト先を転々としながら2024年が終わろうとしている。それぞれの場所でそれなりの強度の根を張っている友人らの様子と己の現状を比較しながら、「タイミーが流行っているのはZ世代がとことん『対峙すること』を避けているからだ」などというSNS上で見た言説が思い出される。少々の劣等感や後ろめたさみたいなものを感じながら、今日も俺は件の「タイミー」や、登録している派遣先からの案内メールに目を通す。

 

というわけで2024年は色々なアルバイトを経験した年だった。交通整理、皿洗い、ホテル清掃、引越し作業、スーパーの品出し、コンサート会場の設営……。中でも印象的だったのは「着ぐるみの中に入る」バイトである。もし前文で夢を壊された方がいたなら申し訳ないが、休日のショッピングモールや公園などで行われているイベントでよく見かけるのは「可愛いゆるキャラ」ではなく「可愛いゆるキャラのガワを被った人間」であり、つまり俺がそのガワを被ってお金を貰ってた人間ってワケ。

 

ガワ被った俺は11月某日滋賀県某ショッピングモールでのイベントに堂々出演。楽屋からイベント会場(1階の広場)へ向かうまでの道中好奇の目を向けられ、お返しに愛想を振りまいてみれば「可愛い〜!」「〇〇くん(“ガワ“の名前)が手を振ってくれた!」と阿鼻叫喚。なんという高揚感。ああ、俺がバンドを続けているのはこの喝采に飢えているからなのだ。

 

皆さんと次にお会いするのはライブハウスではなく、あなたの街のショッピングモールかもしれません。

Akane Streaking CrowdというバンドでBa.Vo.と作詞作曲をしています。

 

X(旧Twitter):@tyhfbv

『Fight Club vol.1』- ぶつかり合う、拳の先に見えたもの

自由のために、自由に踊れ!日常を生きるために生まれた祭り – 京都学生狂奏祭2024

足立毅が選ぶ、2024年「本業でないのに全力投球したこと」ベスト1

【資源がくるりプロジェクト】

私は普段、京都リサーチパーク(株)(KRP)で働いています。KRPとは元大阪ガスの京都工場があった場所の都市開発でできたサイエンスパークで、レンタルラボやオフィスのある産業集積地になります。今年まちびらき35年、おかげさまでKRP地区はご入居者510社、就業人口6千人を超える街になりました。2018年くらいからKRPのある「梅小路エリアのまちづくり活動」に地域の若造事業者と取り組んでいます。ひとつの転機は2020年に、梅小路公園で京都音楽博覧会を主催している「岸田繁さん(くるり)」との出会い。当時KRPで月1回の「音楽ライブ」を企画していた私と、岸田さんは意気投合し「いつか梅小路を、KRPと梅小路公園から“音が染み渡る”エリアにしましょう」となりました。

 

そして2022年、コロナの影響で3年振りに梅小路公園で開催される音博に向け、新しいアイデアを出し合う会にジョインさせてもらう 機会があり、採用されたのが「音博会場から出る“食品残さ”を回収して梅小路公園に設置するコンポストで肥料を作って公園で使う 小さな資源循環のプロジェクト」。「資源がくるりプロジェクト」です。今年で3回目という事もあってか、地域の資源循環に関わる事業者からのコラボ希望もあり会場内の特設ブースの企画も拡大しそうな雰囲気。ただ、今年の私は本業が特別忙しく、かつ音博当日の10月は地元の学区民運動会と重なっていて今年は体育振興会の町委員(京都の方だけわかるやつ)なのでそちら優先。まともな準備調整期間が持てないまま音博を迎え、できる範囲の参加と個人的にはなりました……。

 

そんな中で取材してもらったANTENNAの「資源がくるりプロジェクトレポート」はとても丁寧に書いてくれていて自分が「これ本業でないのに、なんでこんなに全力投球してるのか?」をあらためて気づかせてくれるものになりました。来年も頑張りますよ、みなさん!

大阪出身、京都在住。1991年に大阪ガス株式会社に入社。2017年より京都リサーチパーク株式会社(以下、KRP)にてブランディングと地域開発事業に携わる。その事業の一環として、梅小路エリアを中心としたまちづくりを推進することになり、2020年に14の事業者が出資し株式会社梅小路まちづくりラボを設立。現在もKRPで職務を行いながら、メンバーとともにアート、テック、食文化を軸としたクリエイティブタウン構築を目指し、梅小路エリアのまちづくりのために活動を行っている。

 

X(旧Twitter):@adctke

京都リサーチパーク株式会社:https://www.krp.co.jp/

株式会社梅小路まちづくりラボ:https://www.umekoji-labo.com/

『京都音楽博覧会』を糧に、可視化された京都のサーキュラーエコノミー-資源が“くるり”プロジェクトレポート

池城安邦(aieum)が選ぶ、2024年「謎セレクション」ベスト1

【Coriandre(旧CD屋)】

私の音楽観に多大な影響を与えてる「Coriandre(旧CD屋)」というレコード屋from沖縄があります(※LEDGEという古着屋にSHOP in SHOPという形で営業中!)。そこで展開されてる【謎セレクション】で購入したレコードのベスト1です。

 

「Nenad Jelic & Laza Ristovski – Opera」

 

⚫︎その他購入した謎シリーズ
THIS HEAT – Repeat / Metal
Saint Abdullah & Jason Nazary – Evicted In The Morning
Moon – Drenched
R.ELIZABETH – EVERY AND ALL WE VOYAGE ON

来年も刺激的な音楽に出会えますように!

沖縄を拠点に活動する4人組バンド。ポストロックを軸にヒップホップやダブ、エレクトロニカ等を通過したジャンルレスなサウンドを身上とする。2024年2月28日、同郷のHOMEからSei(Vo)を迎えたシングル“Pause and Pursue”を、同曲を含むEP『sangatsu』を3月20日にリリースした。

 

Instagram:@aieum_info

X(旧Twitter):@aieum_info

aieum『sangatsu』―絶えず姿形を変え動き続ける、その音の正体は果たして

いちやなぎが選ぶ、2024年「袋麺」ベスト1

【チキンラーメン】

カップ麺に比べて面倒な手続きがいる袋麺に手を出すことはあんまり多くなかったのだけれど、今年はよく食べた。気がする。

 

理由は二つあって、たけとんぼというバンドをやっている平松という男に振舞ってもらった白髪ねぎ(彼はそのために専用器具を買っていた)を散らしたピリ辛味噌ラーメンが絶品だったのと、スーパーマーケットでたまたま買った棒袋麺の「赤龍」がとっても美味かったからだ。

 

まるでお店みたいだわ、というのと家庭感の塩梅が心地良く、ほんのちょっこしの個性をだすことができる(出しすぎるのは厳禁)のがいい。カップ麺だってなんでも足せるには違いないけれど、あれはもう既に完成品なわけで蛇足になる場合が多く、袋麺には余白が残されているのだ。ちなみに僕はかいわれ大根を乗っけるのが好き。

 

あれこれ食べて、自分でもびっくりなのは、チキンラーメンが一番美味かったことで、正直これをベストに挙げている人を見たことがない。小さい頃CMを見てまんまと食べたくなって親に作ってもらったのだが、味が地味で期待外れだった。その後二十年に渡り、何度か挑戦したがイメージ変わらず、だったのに。

 

今年の袋麺マイブームに乗っかってチキンラーメン選手、幾度目かの挑戦、あれ、美味い、美味いぞ、すぐ美味しいし、すごく美味しい。とっても美味しい。卵をのっけると尚のこと美味いし、見た目が良い!見事優勝を成し遂げたのだった。

 

何故なんでしょう?ただ単に歳をとったからでしょうか。

京都在住、弾き語りを中心にバンド形態でもライブ活動を展開する歌うたい。2018年に『naked.』、2021年に初のバンドサウンドによる作品『album』、2021~22年にかけては「夜間飛行」など多数のシングルをリリース。またCMへの楽曲提供(Champion / JA共済 / 第一電機工業)や文芸誌『群像』への寄稿など、多岐に渡る活動を行っている。2024年4月に1stフルアルバム『IRAHAI』を発表。

 

X(旧Twitter):@ichiyanagi_info
Instagram:@ichiyanagi_info
note:https://note.com/10245891/

いちやなぎがアルバム『IRAHAI』を配信とCDでリリース。初の短編集『さりとて裸でちくわ笛』も発売決定!

乾和代(ANTENNA)が選ぶ、2024年「ベースボーカリスト」ベスト1

【北里有(Akane Streaking Crowd)】

今年のANTENNAの活動を振り返ると、大きな変化は京都を中心に若手の新しいアーティストに出会うことが多かったこと。自分が編集で関わった、ライター竹内咲良によるRock Communeの記事で出会った、コロブチカ、THE HAMIDA SHE’S、ときめきポメラニアンをはじめ、ANTENNA初となる自主企画『Fight Club』に携わったのも大きかった。いろんな現場に顔を出すと見知った顔に出会えるのは、新しい音楽が自分に馴染んでいくのと似た感覚で、それが自分のライブレポートなどを起点としてつながっていくということを肌で感じることができたこともよかったのではないだろうか。

 

今年、出会った若手アーティストの中で個人的に一番刺さったのは、Akane Streaking Crowdの北里有だ。ポップなメロディと難解なリズムが絶妙に混じり合う楽曲のセンス。ボーカルなのに複雑なベースライン、ベースの楽器としてのポテンシャルを弾き出すアプローチ。そして、試行錯誤を感じるライブパフォーマンス。ライブを見るたびに違う顔を見ることができたのもよかったが、衝撃的だったのが熊野寮で行われた『京都学生狂奏祭2024』でのこと。思いがけずだったので、どの曲のタイミングだったのかは頭から吹っ飛んでしまったのだが、彼が間奏で披露した「背ベース」だ!これまで、いろいろなライブに行ってきたが、ギタリストの背ギターは何度も目撃してたが、ベースは初。(ほかにもいるよーって、ベースに詳しい有識者がいらっしゃったらぜひご教授を)というわけで、想定外の衝撃に弱い私は完全に持ってかれたのだ。そんなベースボーカルが在籍する京都のバンド「Akane Streaking Crowd」。来年は新曲のリリース、大阪、東京、京都でのライブの開催もアナウンスされたので、要注目です。

ライター
奈良県出身。京都在住。この街で流れる音楽のことなどを書き留めたい。

『Fight Club vol.1』- ぶつかり合う、拳の先に見えたもの

自由のために、自由に踊れ!日常を生きるために生まれた祭り – 京都学生狂奏祭2024

これまでの軌跡をつなぎ、次なる序曲へ – 『京都音楽博覧会2024』Day2ライブレポート

AIRCRAFTが選ぶ、2024年ベスト1

石川翔理(Vo / Gt)が選ぶ、2024年「1番記憶に残った体験」ベスト1

【オードリーの若林さんにCDを渡したこと】

今年1番記憶に残った体験は大好きな芸人、オードリーの若林正恭さんに僕たちのCDを手渡せたことです。ひょんな理由でテレビ出演をすることになったのですが、(理由は聞かないで)それがなんと、若林さんがメインMCを務める番組でした。僕はオードリーの大ファンで、『オードリーのオールナイトニッポン』を毎週聴くほどのヘビーリスナーでした。それもあって、若林さんに会えるということが、自分の中ですさまじい衝撃体験だったのです。 もしかしたら、若林さんが僕たちの音楽を聴いてくれているかもしれない、少し好きになってくれたかもしれない。そんな妄想もはかどる体験でした。

大阪を拠点に活動するバンドAIRCRAFTの石川翔理(Vo/Gt)作曲を頑張っている ラーメンが好き。

田中優衣(Vo / Ba)が選ぶ、2024年「一番記憶に残った映画」ベスト1

【ボーはおそれている(原題:Beau Is Afraid)】

今年の3月頃、映画館で鑑賞しました。Beauという男の人としての在り方、他人に形成されているような人生、そして何より「Beau」という名前。最後まで観て、なぜ彼がそのような名を与えられたかを考えると、言葉に表せないような不快感を覚えました。3時間の長尺ながら、色々と思考を巡らせながら鑑賞しました。とても疲れたけど、映画を観てこんなに疲れるってなかなかないことだから、一度観ただけでも忘れられない衝撃的な作品でした。また観たいけど、もう観たくない気持ち。物事の名前には間違いなく何かしらの意味が与えられていることを実感して、音楽を作り上げる私にとって、いかにタイトルや言葉の意味が重要か、ということを改めて思い知らされた映画でした。

大阪を拠点に活動するバンドAIRCRAFTの田中優衣(Vo / Ba)。真っ直ぐでみずみずしい歌声と共に、どっしりとしながらも華やかなベースラインを奏でる。2024年12月にはメインボーカルを務める“光線”が配信リリースされ、MVも注目を集めている

今はまだ夢の途中 – AIRCRAFTが語る『MY FLIGHT』までの轍

EDA(KIDDER)が選ぶ、2024年「刺激的だったこと」ベスト1

【バンド活動】

『刺激的だった事』ナンバー1ですが。そのKIDDERってバンドの『バンド活動』でした。コロナのせいでバンド活動から疎遠になって生活してましたが。今年は4年ぶりにしっかりバンドをおこなうことができました。音源2作品、自主企画6本。年初にバンドをやり切ろう!と意気込んでたんですが目標達成できたかと。

 

自分にとってバンドとは生活に欠かせないものだなと再確認できたし。不思議なもんでバンドで忙しくしてる方が、仕事やプライベートもやる気が出るんですよね。今年はかなり満足の一年間。楽しかったな。自主企画の醍醐味ですが、新しい出会いが多かったのも刺激的でした。

 

WETNAP、Texas3000、CONGRATULATIONS、Forbear、Serotonin Mist、TIALA、Sorry No Camisole、Hoach5000、NOUGAT、POWER、schedars、BISING、WAR/ZIT。企画に出てくれた共演バンドはどれも格好よかった。

 

あと最後に。バンドに誘ってくれたタナベには感謝している。『暇してるならギター弾いてくださいよ』ってコロナ真っ只中、元気がなくなってたオレに声かけてくれて。バンドに誘われるって人生でそうそうないからとても嬉しい!メンバーのマルちゃん、ヤスコちゃんもありがとう。

 

また来年も面白くしていきたいな色々。それでは。

奇妙なポストパンク4人組バンドKIDDERのギター。

 

Instagram:@kidde__r

X(旧Twitter):@_ed_ed_ed

Like A Fool Recordsが放つ鋭く、深く突き刺さる、東京インディーズ四つ巴。Kidder / Forbearリリースパーティー『Lesson No.1』

小野雄大が選ぶ、2024年「バイブス」ベスト1

【施設の庭から見ていた男の子】

今年は例年にも増して運転して、遠征をし、たくさんの人と交流しました。子どもから大人まで素直で自由で個性的な人たちがたくさん。いつも楽しませてもらってます。

 

運営コスト節約のため、家から少し離れたところに駐車場を借りている。先日、駐車場へ向かう道を歩いていたところ、産毛と空気の間にある見えない膜がピリッとするような感覚を得て、気配を感じたほうを見てみると、道沿いにある施設の庭から男の子がこちらを見ていた。目があった。一瞬のはずだけど、なんだか永遠のような……。

 

じっと見つめてしまった、とすぐにハッとして前に進んだが、見られている感覚は消えない。そしてもう数歩進むと、「うー!」という声が聞こえた。不思議と“自分のことを呼んでいる”と感じて振り返った。すると、さっきの男の子がこちらに手を振っている。なんだか安心して、微笑んで手を振りかえした。そしてじんわりあったかい気持ちが広がっていくのを感じながら駐車場へ向かった。

 

歌を歌っていると、「今の表現できちんと届いているのだろうか」と悩むことが多々あります。この時、届けることの本質を教えてもらったような気がします。自分に向けられているとこちらがわかるような訴え。ピュアな信号とでもいうのでしょうか。間違いなくあの時彼と繋がったと思えた体験でした。

 

12月に新しいアルバムを出して、新しい曲を歌い始めたこの頃。来年も繕わず、飾らず、素直で自由な魂を震わせて歌を届けていきたいと思います。「超無敵バイブス」ツアーと名付けた今ツアーは2月まで続きます。このタイミングでありがたい体験を彼がくれたように、自分も気を引き締めて聴いてくれるみなさんに純度の高い熱を送り、送り返され、また送り、と共振の旅を続けたいと思います。来年もよろしくお願いいたします。

1990年生まれ、新潟県出身のシンガーソングライター。畑、寺、教会、居酒屋、神社、ガソリンスタンド、美容室など演奏場所は多岐に渡り、その「魂に触れる声」で徐々にリスナーを増やしている。 7月発売、菅田将暉の3rdアルバム『SPIN』にて共作曲“スモア”収録。 2024年12月、2ndフルアルバム『SPECTRUM』全国発売。リリースツアー「超無敵バイブス」ツアーファイナルが2月20日(木)に渋谷〈WWW〉にて開催!

歌う理由が年々増えていくー小野雄大が山田丈造と語るアルバム『SPECTRUM』

音楽かいとが選ぶ、2024年「便利すぎやろ!」ベスト1

【今年買い替えたテレビ】

「便利すぎやろ!」とつい叫んでしまった。何に対して叫んだのかというと、新しく買い換えたテレビにだ。

 

2024年12月23日、引っ越しのタイミングで買い換えたテレビを開封し電源をつけた。面倒な初期設定を突破し、いざ操作。なんとリモコンにNetflixのボタンがあるではないか。ポチッと押してみる。「ドゥどぅーん♪」と新居にNetflixの起動音が響き渡る。次に「便利すぎやろ!」と私の声が新居に響き渡る。買い換える前の、10年以上使っていたテレビにそんな機能はなく、毎度HDMIでノートパソコンを繋げていた。Fire TV Stick買えよ!と言われるかもしれないが、代用が利くのに買うのはもったいないと思ってしまう。それが関西人なのである。

 

正直、こんなに便利ならもっと早くテレビを買い換えるか、Fire TV Stickを買えば良かった。2025年は「もったいない」より「便利」を優先したい。

現在大学4年生のSSW・音楽プロデューサー。高校時代、ビクター内のレーベル《CONNECTUNE》からCDデビュー。自身の活動以外にも楽曲提供や編曲を多数行っている。

 

Instagram:@ongaku_kaito

『Fight Club vol.1』- ぶつかり合う、拳の先に見えたもの

Kazutoshi Lee (LAIKA DAY DREAM) が選ぶ、2024年「緊張した自身の公演」ベスト1

【地元京都市での人生初公演】

京都市の北大路という中規模な街で育った私Kazutoshi Leeですが、大学進学を利用し上京後にLAIKA DAY DREAMを結成したため、京都どころか東京以外で公演をしたことがありませんでした。

 

今春に3rdアルバム『Shun Ka Shu Tou』をリリースし、そのツアーで故郷へ帰ることができました。

 

〈駄菓子屋 美と屋〉、〈ビデオインアメリカ〉、〈大垣書店 北大路旧本店〉、〈快速9番〉……青春時代のフィードバックに包まれながら、良いライブができたと思っています。

 

Turntable Filmsの井上さん、谷さん、田村さん、岩城さん。〈Live House nano〉の皆さん。手伝ってくれた晋平と川嶋くん。そして何よりもご来場いただいた皆様、本当にありがとうございました。

 

一生忘れません。

京都市北大路出身のミュージシャン。ロックバンドLAIKA DAY DREAMのボーカルギター、そして全楽曲のソングライターを担当し、計3枚のアルバムをリリースしている。胸に刻まれている京言葉は、「北大路VIVRE」と「カナート洛北」。

 

Webサイト:https://laikadaydream.tumblr.com/

X(旧Twitter):@laikadaydream

Instagram:@laikadaydream

孤独な青年の思春期が終わった、 LAIKA DAY DREAMなりのグランジ作品『Shun Ka Shu Tou』

久保憧真(CISSE)が選ぶ、2024年「お出かけ」ベスト1

【福井県でのタコパ】

今年はとにかく日本国内いろんな土地へ行きました。那覇、京都、熱海、松本……。残されたわずかな大学生活を惜しみなく全うすべく、持て余した時間と体力をフル活用して月一回以上はライブや旅行で県外へ行きました。そんな中で今年最も印象に残っているお出かけを紹介します。

 

残暑の九月、金沢から車を走らせて福井県へ。バンドをやっている友人から「タコパ(タコスパーティー)やるからおいでよ」と誘われ、いざ向かってみると、そこは小さな漁港でした。周囲にはコンビニも見当たらない、こんなところでパーティーが?と思いつつ、出迎えてくれた友人の案内で会場へ向かうと、車も入れないような入り組んだ路地の先に民家が。どうやら参加者の一人のおじいちゃん家のようでした。十人ほど集まって、ゆるやかな雰囲気でパーティーは始まりました。友人が前日から腕によりをかけて仕込んでくれたタコスは、それはもう絶品でした。ひとしきりタコスを楽しんだらみんなで弾き語りをして、入り江から海を眺め(生憎天気は悪かったのですが)、また家に戻って朝まで酒を飲みました。あまり大人数で飲み食いするのは得意ではないのですが、そこで過ごした時間はなぜかとても居心地よくて、その空間だけ他と違う時間が流れているような、ゆたかなひとときでした。あの漁港のことは忘れないでしょう。またみんなでタコス食いたいな。

2001年石川県金沢市生まれ。金沢大学の軽音楽サークルにてロックバンド・CISSEを結成、作詞曲とGt/Voをつとめる。

 

Lit.link:https://lit.link/cisse

倉坂直樹(南堀江Knave)が選ぶ、2024年「リスクをとる覚悟」ベスト1

【2025年3月1日(土)のリスクをとる覚悟】

友人に「倉坂さんはもっとリスクをとりましょう」とアドバイスされたことがあります。リスクね。なるほど。

 

2024年ってどんな年だったかな…?と振り返ってみたのですが、自分的にはコロナ禍から続く停滞期からまだ抜けだせきれない……。「やっと光が見えてきた気はするけど、足がすくわれて上手く前に進めない」そんな1年だった気がします。って、めちゃ暗い文章を書いてるな。ごめん。

 

もちろん新しい出会いもたくさんあったし、ANTENNAさんで今年からコラムを書かせてもらえたり、良い事もいっぱいあったんですけどね。

 

来年の話ですが、2025年3月1日(土)に大阪の堀江4会場を使ってサーキットイベントを久しぶりに開催します。そろそろサーキットイベントをまたやりたい…と思い続けて早数年。やっと「リスクをとる覚悟」が出来て重い腰が上がりました。

 

そういう意味で、今年はこの「来年 3月1日(土)のリスクをとる覚悟」をするための一年だったのかもしれません。宣伝みたいな内容ですいません……と思いつつ。今年も一年ありがとうございました。来年もよろしくお願いします。

南堀江knaveでブッキング/イベント制作をしています。

南堀江Knaveに人が集まる理由 – 真面目と誠実さが生んだライブハウスの在り方

クララズが選ぶ、2024年「行きずりの人」ベスト1

【中国人のQさん】

神保町の道端に佇んでいたところ、慎重に私に近づいてくる人がいた。その人はスマホの画面を私に見せてきて「婦人服店は近くにありますか?」と翻訳アプリで中国語→日本語に訳して尋ねてきたのだ。中国語だ!と興奮した。私はちょうどその2ヶ月前に台湾を旅していたこともあり、中国語を学ぶ気持ちが高まっていたからだ。自分の覚えた言葉を使えるかもしれないと思い、それはもう喜んで協力した。彼女は中国から旅行に来ていた。私の親ぐらいの年齢だろうか。身なりがきちんとしていて品のある人。歩きながら「実は私、中国語を勉強しているんですよ」と話した。

 

困ったことに神保町はスーツ販売店かスポーツ用品店ばかりで、婦人服の店はない。しかし一軒だけ可能性のある店が浮かんだ。小さなレトロ雑貨店で、洋服もわずかにあった気がした。店まで案内すると、店頭に婦人服が並んでいた。よかった〜と彼女は喜んでいた。話が弾み、店の前にいながらも立ち話を続けた。私は中国本土に行った経験がないことや、彼女の住んでいる地域の名前、その魅力など。彼女は「もし中国に遊びに行くことがあれば連絡ちょうだい。住んでる街を案内したい。上海から電車で行ける場所にあるから。ご飯が美味しいからご馳走するよ!」と言い、名前と電話番号を教えてくれた。中国に行く予定は当分ないが、あなたに聞いてよかったと言われて嬉しかった。

 

ちなみにここまでの会話は中国語ではなく、99%が片言の英語だった。私が話せた中国語といえば「右です」ぐらいで、会話をするにはまだまだ先だと思い知った。Qさんとは”行きずりの人”で終わるのか続きがあるのかはさておき、言語を学ぶ中で訪れる会話のチャンスはドキドキして、楽しい。今年は勉強に夢中だった。来年はもっと話せるようになりたい。

1人でも100人でもクララズ。作曲家としての活動を経て、宅録制作から始まったソロユニット。魅力あるメロディと風景をとらえるような歌詞を、カラッとした歌声で描く。また日常や旅先で起きた出来事を細かに記録し、日記も公開している。

 

Linktree:https://linktr.ee/clalas

KENT VALLEYが選ぶ、2024年「最も聞いたアルバム」ベスト1

【Calibou『Honey』】

最近は「ドラマチックさのダイナミックレンジが自分のテンションに近しい音楽を探している気がしていて、その中でこのアルバムは曲、テンション、音色、テンポ、展開、音数など全て今年の私にハマりました。全部良い。マジすごい。来日行きたかった…。Calibouみたいな少しベテランが、ここに来てド名盤ばかり連続で出していて、ライブもずっと”そのまま”深化していっている感じはめちゃくちゃ格好良いと思いますし、自分の音楽活動の励みになります。今年は第一子が生まれたり、もはや記憶がないくらいに日々に追い回され振り回されていたのですが、本作品にすごくエネルギーとモチベーションを貰いました。ただし新生児に聴かせたら泣かれました。かなしい。

京都出身のミュージシャン。Turntable Films、Superfriendsのメンバーとしても活動中。2020年リリース『Momentary Note』は国内海外各プレイリストに選出され100万回を超える再生数を記録。2024年は納豆との新曲をリリースしたり台湾のフェスに出たりしました。

 

X(旧Twitter):@kentani11tf
Instagram @kentani11tf

ホステルとライブ。ゆるやかなつながりが面白さを生み出す『Morning View』【きょうもどこかで音楽が Vol.2】

下町ノ夏が選ぶ、2024年「尋常じゃなく褒められたマイク」ベスト1

【BEHRINGER Ultravoice XM8500】

マイクの定番「SHURE SM58」を7~8年愛用していたが、リハやライブで「なんか声小さくない?」と言われ、ついに声量が落ちたのかと落ち込んでいた。しかし「いや、マイクのせいだ!」と、長年の相棒に責任を押し付け、罪悪感を覚えつつ予算内で同等のマイクを探すことに。

 

そこで見つけたのが、BEHRINGERのUltravoice XM8500。「ウルトラボイス」という怪しい名前と3,980円という破格に惹かれ、サブマイクとして購入。年末ライブで使うと、PAさんが驚き「これ何ですか?」と駆け寄り、「声に合ってる」と大絶賛。「今年一番の衝撃」とまで言われ、私も自信が湧いた。少し恥ずかしい名前ながらも、これからメインマイクとして活躍してくれそうな一本だ。

東京都足立区出身のシンガーソングライター。東京出身だからこそ書ける都会の喧騒や、内面的な感情を歌詞に込め、シティポップを軸に幅広いジャンルで活動。歌声と温かみのある生音にこだわり、聴く人の心を動かす。

 

Webサイト:https://shitamachinonatsu.com/

コロブチカが選ぶ、2024年ベスト1

北原圭悟(Vo / Gt)が選ぶ、2024年「Tシャツ」ベスト1

【And ProtectorのTシャツ】

Tシャツ集めが好きだ。特にバンドTシャツは普段着としてのみならず、ライブ時のボルテージを上げるステージ衣装としても大事にしていて、ライブ前の「今日はどのバンドのTシャツを着よう…」と悩む時間を心から愛しく感じている。

 

今年入手したTシャツの中で特に愛着があるのは、静岡・三島のロックバンド・And ProtectorのTシャツだ。4月、大阪でライブを観た際に手に入れた。

 

色褪せたグレーのボディに、蜂と養蜂家のモチーフ。どことなく漂う古着のような雰囲気がツボ。プリントの色味も絶妙だ。紫、黄、白、黒の4色が使われているが、このTシャツの印刷に用いられているであろうシルクスクリーンという技法では、浮世絵のように色ごとに版を用意して手作業で刷る必要があるため、4色も使うには根気もコストもかなり必要だと思う。

 

バンドのこだわりやDIY精神がTシャツからも感じられる。今後も大事に着続けたい一着だ。

平田歩(Ba)が選ぶ、2024年「景色」ベスト1

【地球の丸く見える丘展望館からの景色】

今年はコロブチカとしてツアーやEPリリースをはじめ、『ボロフェスタ』や『MINAMIWHEEL』への出演、〈BIGCAT〉に立つなど盛りだくさんな1年となりました。そんな1年を通して、私自身様々な景色に出会うことができました。そんな中で特に印象的なのが千葉県銚子市の〈地球が丸く見える丘展望館〉からの景色です。

 

今年の7月、私が最も敬愛するバンド・UNISON SQUARE GARDENの武道館公演を観に行ったついでにここを訪れました。千葉県銚子市という町には縁もゆかりも無く、綺麗な水平線が見えるとの情報だけを頼りに訪問しましたが実際見ると想像以上。どこまでも続く青が空と交差するように伸びていて見ているだけで吸い込まれるようでした。私は海沿いの町で育ったのですが、いつも海の向こうには淡路島と紀伊半島があるため、中々水平線というものに縁がなかったのもあって大興奮でした。

 

来年はどんな景色に出会えるのか今から楽しみです。

2023年活動開始。立命館大学の音楽サークル「ロックコミューン」にて結成。北原圭悟(Vo / Gt)、平田歩(Ba)を中心に、サポートメンバーを迎えて関西圏をメインに活動中。

『Fight Club vol.1』- ぶつかり合う、拳の先に見えたもの

ゼロ年代から続く邦楽ロックの末裔たちが作り上げた一作-コロブチカ『ワンダーアラウンド 』

揺るがない「好き勝手」でアップデートしていく Rock Communeの現在地

ボロフェスタ2024 Day1(11/2) ‐ 収まり切れないからここにいる、次なる新星を生む街の底バースト

サトウ(エレガンスハイツポピー)が選ぶ、2024年「デニム」ベスト1

【リーバイス】

今年はデニムをたくさん購入しました。デニムって奥が深くて、超面白いんです。主にリーバイスのデニムなんですが、「何年頃」「どこで」つくられたものなのかとか、シワとか汚れとかから当時どんな履き方をされていたのかなんかを考えるのがワクワクするんです。

 

一つ一つに個性があるので、買っても買ってもどんどん欲しくなってしまいます。来年も新しいデニムにたくさん出会うだろうなー。

都内を中心に活動しているトリオバンド「エレガンスハイツポピー」。壮大なスケールのUKサウンドに乗せた飾りのない歌詞が魅力。

 

X(旧Twitter):@elegancehaitsu
Instagram:@elegancehaitsu

ANTENNAとTHREEが伝えたい、これが関東インディーミュージックで今一番見せたい4組だ!―Fight Club Vol.2

白川大晃(Bagus! / Love Letter Revue)が選ぶ、2024年「ラヴァーズロック」ベスト1

【Shin Hantae & the Reggae Soul “How can i live without you”】

2024年、日本では珍しく、ラヴァーズロックの香りが漂う作品のリリースが続いた。asuka ando『DOUBLE HAPPINESS』、qimygo『航海薄明』、Natsu Summer『オレンジ通信』、そして手前味噌ではあるが、Bagus!『THIS LOVE IS MELLOW』。

 

また、近年はサブスクリプションサービスで聴けるラヴァーズロックのタイトルも増え、今では手に入りにくいレコードの再販も多く、ラヴァーズロックファンとしては嬉しい限りである。と言うわけで、もちろん私が紹介するのは、私的今年のベスト1なラヴァーズロックだ。その作品はお隣韓国のレゲエバンド、Shin Hantae & the Reggae Soulによる“How can i live without you”。

巨船に乗っているような心地よいグルーブと可愛らしいボーカル(個人的には韓国語であることも響きがキュートで可愛さポイントアップ)、ウェットなサウンドが魅力的な一曲である。ミックスは日本の2shantiだ。

 

日本も少し肌寒くなってきた頃に、海の向こうから届いた恋のメロディは、私の心に美しい初雪を降らせてくれた。私にとっては、今年一番ロマンティックなラヴァーズロック・チューンであったのだ。

※ラヴァーズロックとは、1970年代にUKで生まれたレゲエのサブジャンル。ロマンスをテーマにする曲が多く、洗練されたサウンドが特徴。

和歌山市出身、大阪市在住。1989年1月生まれ。
ラヴァーズロックバンド”Bagus!”のフロントマン兼メインソングライターとして活動しつつ、ラヴァーズロックのプロダクションチーム”Love Letter Revue”にソングライターとして参加。趣味は街歩き。好きな食べ物は、皿うどん。

 

Instagram:@shirakawakayama

鈴木雄三(路地)が選ぶ、2024年「やり残したコト」ベスト1

【窓ふき】

冬休み、家族が「大掃除」に精を出す中、何もしないのは肩身が狭い。しかし、アレコレ掃除する気にはなれず、どうせやるなら一発で「大掃除をした人」になってしまいたい。

 

そういうことで、気づけば水がひんやりと気持ちよく感じられる夏場に「窓ふき」をし、それをもって早々に「大掃除をした人」になるのがここ数年の私の慣例だ。

 

しかしどうしたことか、今年はとうとう「窓ふき」をせずに年末を迎えようとしている。このままでは、家族の目を気にせず安穏と冬休みを過ごせないではないか。

 

思い返せば今年の夏は大変に忙しかった。何せ、私が所属するバンド「路地」のニューアルバム『わかりあえないことから』のリリースがあったのだから。そう、「窓拭き」はやらなかったのではない。失念せざるを得なかったのだ。(アルバムについては、ぜひサブスクリプションサービスをチェック頂くとともに、ANTENNAのレビュー記事もご一読頂きたい)

 

今、一年分の砂埃を纏った窓が、恨めしそうな視線を私に向けている。洗ってやりたいのはやまやまだ。しかし、今はもう冬なのだ。もはやホースからジャバジャバ水を出す季節ではない。断腸の思いで、今年の「窓ふき」は諦めることとする。

 

来年もまたついつい「窓ふき」を失念してしまうくらい、素晴らしい音楽制作体験をしたいものである。

多摩田園都市を拠点に活動する音楽グループ。 メインストリートから一つ角を曲がったその先で、 自由気ままなポップスを紡ぐ。

 

Instagram:@roji_band
X(旧Twitter):@rojiband

Lit.Link:https://lit.link/rojiband

出会い別れ、痛み哀しみ喜びを意地でもポップスに昇華する、美しくも生々しい4作目-路地『わかりあえないことから』

砂の壁が選ぶ、2024年ベスト1

マオ(Ba)が選ぶ、「銀座の15分ランチ」ベスト1

【太常うどん】

私の職場では、お昼食べない派も多いのですが、お昼食べたい派の私は、少し肩身の狭さを感じながらもできる限りランチに出かけます。今年間違いなく一番通ったのが、太常うどん。銀座っ子の中では言わずと知れた名店です。

 

先ず以て、八百屋さんが始めたうどん屋さんなので野菜が美味しい。お好みのうどんに天ぷら等をセルフでトッピングする、はなまるスタイルです。早い時間帯に訪店すると種類豊富な天ぷらを選び放題で、まさに楽園。また店内に製麺所があり、うどんはいつも打ちたて。よりコシを楽しめる”冷”がおすすめです。

 

ランチタイムは多少込み合いますが、素晴らしい提供スピード、十分な席数、高い回転率により入店から退店まで大体15分です。ベスト1の所以はここにあり。

 

最近は店員さんとも馴染みになり、私が選んだ鶏天が小さいからと言って、大きいのを選び直してくれました。2025年もお世話になります。

青木(Key)が選ぶ、2024年「ぽこピーコンテンツ」ベスト1

【ぽこピー ナノブロック】

ピーナッツくん、甲賀流忍者ぽんぽこさんは自主制作ショートアニメ『オシャレになりたい!ピーナッツくん』のキャラクターから始まり、2Dアニメに3Dモデル、着ぐるみにパペットと2次元・3次元問わずマルチな活躍を見せるVtuber。

 

そんなぽこピーのお二人の2024年は、リアルイベントツアー『ぽこぴーの回覧板』、〈SHIBUYA TSUTAYA〉とのコラボ『POPIYA』、極楽湯コラボなどなど、リアルコンテンツがさらに充実した濃密な一年でした。

 

そして今年末を印象付けたのはやはり、ぽこピーランド Tamagotchi Uni(たまごっちユニ)コラボ。ゲーム内で見られるパレードでは、笑顔のキャラクターたちのドット絵にBGMは名曲“言の葉のうた”、筆舌に尽くしがたい感動です。そんな様々なコンテンツの中で自分がベストに選びたいのは、ぽこピー ナノブロック。デフォルメも愛らしく、組んで飾って見て楽しめる非常に素敵な逸品です。今後の活躍からも目が離せません。

オボ(Vo / Gt)が選ぶ、2024年「出会い」ベスト1

【Guild T-100】

2024年は2nd EP『都市漂流のために』をリリースし、後半は精力的にライブを行っていました。そんな中で、そろそろ砂の壁として2本目のギターが欲しくなったのが今年の夏頃。ayU tokiOの猪爪東風さんにもアドバイスをもらいながら、数ヶ月ネットを漁り、都内の楽器屋にも通いながらようやく迎え入れることを決めた1本です。

 

「T-100」は、1958年生まれのフルアコースティックギター。優しいのにどの弦も明瞭に聞こえて、手元の技術がそのまま音に出るので、自分の未熟さに震えています。なのでまだ仲良しではないのですが、不器用な優しさを感じてとても好きです。

 

2025年はこいつともっと演奏したいし、こいつがきっかけで出来ている曲もリリースできるよう、一歩ずつゆっくりでも前に進みたいと思います。今年もありがとうございました。

神戸の大学にて出会い、東京で結成。2020年4月より現行の4人となる。
フォークやロックなど様々な音楽を受け継ぎ、キーボードとギターのダブルリード編成で表現する。
研究職、システムエンジニア、コンサルタント、コピーライターとそれぞれの職業を持ちながら、音楽活動を行う。

 

X(旧Twitter):@sunanokabe
2nd EP『都市漂流のために』:https://big-up.style/nN8jWXiJdr

東京であぐねる一人の社会人による暮向の記録-砂の壁『都市漂流のために』

住田悠真(Live House Pangea)が選ぶ、2024年「休日」ベスト1

【岐阜 郡上八幡】

2023年10月頃からPangeaでの業務と並行してmogariというバンドのマネジメントもしています。普段は大阪を拠点に活動しているバンドなのですが遠征することも度々ありまして、名古屋→空き日→東京 の行程でDrのサダの実家が岐阜 郡上八幡にあるので空き日をそこで過ごすことになりました。

 

何も知らずに向かったのですがまさかの観光地ど真ん中。郡上八幡城や国の重要伝統的建造物群保存地区に指定された趣のある古い町並み、全国名水百選の宗祇水、日本の滝100選の阿弥陀ヶ滝など素晴らしい景観に囲まれた街で身も心も浄化されました(朝から銭湯ピザ滝の三連続で完全に溶けました)。サダのご家族や地域の皆さんが売れっ子アーティストかのように接してくれてサイン会、撮影会が開かれていたのも最高でした。またちゃんと売れて来たい。郡上八幡、人も場所も温かい土地でした!是非!

Live House Pangeaのブッカー。mogariのマネジメントもしてます。修行中です。

【2024年12月】今、大阪のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト

Part.2(た~わ行)はこちら

WRITER

RECENT POST

COLUMN
お歳暮企画 | ANTENNAとつくる、2024年なんでもベスト1 Part.2
INTERVIEW
歌う理由が年々増えていくー小野雄大が山田丈造と語るアルバム『SPECTRUM』
REPORT
日本とアジアの音楽をつなぐ祭典であり運動体、再び-BiKN shibuya 2024 クロスレポート…
INTERVIEW
あの頃、下北沢Zemでリトル・ウォルターを聴いていた ー武田信輝、永田純、岡地曙裕が語る、1975年…
REVIEW
今度のコンセプトは教祖!?音楽だけに収まりきらないロックンロール・クリエイティビティーゆうやけしはす…
REVIEW
これはただの弾き語りフォーク・アルバム第一集ではないー井上園子『ほころび』
REVIEW
出会い別れ、痛み哀しみ喜びを意地でもポップスに昇華する、美しくも生々しい4作目-路地『わかりあえない…
REVIEW
東京であぐねる一人の社会人による暮向の記録-砂の壁『都市漂流のために』
INTERVIEW
あがた森魚による音楽集会『タルホピクニック』とは何だったのか?
INTERVIEW
こぼれ落ちてゆくものに眼差しを向けるーリクオがこの世界で想像力を維持していくための『リアル』
REPORT
『春一番 2024』後編 ー 福岡風太が命を燃やしている
REPORT
『春一番 2024』中編 ー 継承しながらそれぞれの道を行く、二代目たちの群像
REPORT
『春一番 2024』前編 ー 福岡風太が生きてるうちは、この野外コンサートをやり通す
INTERVIEW
新たな名曲がベランダを繋ぎとめた。 新作『Spirit』に至る6年間の紆余曲折を辿る
COLUMN
【2024年4月】今、東京のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
REPORT
台湾インディーバンド3組に聞く、オリジナリティの育み方『浮現祭 Emerge Fest 2024』レ…
REPORT
観音廟の真向かいで最先端のジャズを。音楽と台中の生活が肩を寄せ合う『浮現祭 Emerge Fest …
INTERVIEW
孤独な青年の思春期が終わった、 LAIKA DAY DREAMなりのグランジ作品『Shun Ka S…
REVIEW
この先鋭的なバンドサウンドは、2020年代の京都音楽シーンを代表する-YUNOWA『Phantom』
INTERVIEW
Ribet townsは12人組プロジェクトチーム!? 現代社会を楽しく生き抜く処世術を歌う、新作に…
REVIEW
松井文『窓から』-歌い手としての自分を見つめ直した、3枚目の1stアルバム
REVIEW
畠山拓郎“September”-KANの遺伝子も感じるニューポップスターによるソウルバラード
REPORT
発令!アジアに向けた日本からの開国宣言-BiKN shibuya 2023 クロスレポートNo.1
INTERVIEW
「日本とアジアを混ぜっ返すんだ!」アジアン・ショーケース『BiKN shibuya』に至る衝動
REVIEW
劇伴音楽を経て、本格的にバンドとなったロマンたっぷりのロックサウンド-KiQ『空想』
INTERVIEW
「おせっかい」な京都のスタジオ、マザーシップ。エンジニア野村智仁が語る、人付きあいと音作り
REVIEW
Tocago『Wonder』- 沖ちづるの音楽にかける熱意に再び火が灯るまで
INTERVIEW
歌うたいは人たらし。小野雄大が仲間と共に自分の歌を見つけるまでの道程
COLUMN
〈Penguinmarket Records〉作品ガイド
INTERVIEW
「Music has no borders」を掲げ、京都から世界へ-Penguinmarket Re…
REVIEW
多様な可能性のごった煮状態という意味での“GUMBO”- 砂の壁『GUMBO』
INTERVIEW
ソー・バッド・レビューから続く道。 シンガーソングライター&ピアニスト / 翻訳家 チャールズ清水…
REPORT
『春一番 2023』後編 ー 平和を夢見る福岡風太が仕掛けた、音楽による革命の実験場
REPORT
『春一番 2023』前編 ー 「祝」でも「終」でもない、大阪名物野外コンサートのゆくえ
INTERVIEW
「大阪を代表するバンドになりたい」ショーウエムラ(アフターアワーズ)が語る、地元に育てられたバンドマ…
REVIEW
生活の設計『季節のつかまえ方』 ー 「自分の音楽ってこれかも!」と辿り着いた喫茶ロック作品
REVIEW
屋敷『仮眠』 – のんびりとした虚無感、幻想的だが後味の悪さもある、積層的なフォーク作品
REVIEW
FALL ASLEEP#3 全曲レビュー
REVIEW
幽体コミュニケーションズ『巡礼する季語』 – 言葉とサウンドをコラージュ的に組み合わせ、季節を描く京…
INTERVIEW
スーパーノアが語る、『ぬくもりはたしかに』に込めたリズムと歌の最適解
INTERVIEW
年鑑 石指拓朗 2022-世田谷ほっつき歩き編
REVIEW
Eri Nagami『ど​ち​ら​か​と​い​う​と​そ​う​思​う(Moderately Agre…
REVIEW
岡林風穂『刺激的な昼下がり』 – 岐阜拠点のシンガーによる、こそばゆい刺激に惹きつけられる作品
REPORT
ボロフェスタ2022 Day4(11/6)- クリープハイプ、リベンジ。過去2年を取り戻す気概の最終…
INTERVIEW
マーライオン、変わる!-もっとみんなに喜ばれる音楽をつくるための模索と研鑽
INTERVIEW
生活は変われど、再び日々を鳴らし始めた路地の『KOURO』
REVIEW
ヨットヘヴン『健康快樂』 – 今を楽しく生きようとする生活者の歌
REVIEW
ガリザベン『ほっぺのかんじ』 – シャイとユーモア、関西に息づくブルースが香り立つうた
COLUMN
たけとんぼ 平松稜大・きむらさとしに影響を与えたアルバム5選
INTERVIEW
伝道と更新を目指すアコースティック・サウンド – たけとんぼインタビュー
REVIEW
kiss the gambler “ベルリンの森” – 自分の心の居場所はどこにある?
REVIEW
KiQ『FuU』ー多彩な仲間と共に漂着した、退屈な日々を彩るフォーク・ロック
INTERVIEW
音楽のアーキビスト、金野篤が体現する「売りたいモノは自分で作る」という生き方
REVIEW
kiss the gambler “台風のあとで” – 折り合いのつかない喪失感を歌う素直さに胸が打…
INTERVIEW
大石晴子が探る、これからの生きていく道とは ー『脈光』インタビュー&全曲解説
REVIEW
伏見◎Project “Dawn-town” – 京都伏見を冠するニュー・コンボによるムーディーな楽…
REVIEW
みらん『Ducky』 – 22歳の今しか表現できないことを歌っている、理想的なデビュー作
REVIEW
徳永憲『今バリアしてたもん』何重にもねじれたユーモアが満載、歌とアコギが主体の12作目
REVIEW
国でも建てるつもりなのか – グッナイ小形
REVIEW
NEKOSOGI – NEKOSOGI
REVIEW
たまき – 門脇沢庵
REVIEW
夢の日々 – ミチノヒ
COLUMN
お歳暮企画 | ANTENNAとつくる2021年の5曲 Part.2
COLUMN
お歳暮企画 | ANTENNAとつくる2021年の5曲 Part.1
INTERVIEW
年鑑 石指拓朗 2021-武蔵野散歩編
REVIEW
FALL ASLEEP#2 全曲レビュー
INTERVIEW
ぶっちゃけ上京ってどう?-ベランダ×ギリシャラブ×Crispy Camera Club 京都発・東京…
INTERVIEW
いちやなぎとひらまつ-平成6年生まれ、ウマが合う歌い手の2人
COLUMN
「シーン」から「モード」に移ろいゆく – 京都音楽私的大全
REPORT
峯大貴が見たボロフェスタ2021 Day3 – 2021.10.31
REPORT
峯大貴が見たボロフェスタ2021 Day2 – 2021.10.30
COLUMN
“ニュー・ニート”ゆうやけしはすが目論む、ローカルから興すロック・ルネッサンス
INTERVIEW
グローバルな視野を持って、ローカルから発信するーリクオが『リクオ&ピアノ2』で打ち出す連帯の姿勢
REVIEW
ズカイ – たくさん願い溢れて
INTERVIEW
みらんと話した日ー兵庫在住シンガー・ソングライターによる互いの気持ちを尊重する歌を探る
INTERVIEW
つくるひとが二人、はみ出す創作を語る-井戸健人×畠山健嗣 対談
REVIEW
秘密のミーニーズ – down in the valley
REVIEW
ラッキーオールドサン – うすらい
COLUMN
ご当地ソングからはみ出る方言詞|テーマで読み解く現代の歌詞
REVIEW
ベルマインツ – MOUNTAIN
INTERVIEW
もどかしくもシンプルを求めトガっていく。シャンモニカが語る『トゲトゲぽっぷ』
INTERVIEW
シンガーソングライターという自覚の芽生え – ぎがもえかインタビュー
REVIEW
たけとんぼ – 春はまだか / 旅の前
REVIEW
いちやなぎ – album
REVIEW
ショーウエムラ – 大阪の犬
INTERVIEW
2020年をポジティブに転化するために - 中川敬(ソウル・フラワー・ユニオン)が語る新作『ハビタブ…
REVIEW
かさねぎリストバンド – 踊れる
COLUMN
従来のイメージを跳ね返す、日本のフォークの変革 - 『#JAPANESE NEWEST FOLK』前…
INTERVIEW
年鑑 石指拓朗 2020
COLUMN
編集部員が選ぶ2020年ベスト記事
COLUMN
〈NEWFOLK〉作品ガイド
INTERVIEW
音楽のすそ野を広げる、影の歌の送り手 - 〈NEWFOLK〉主宰 須藤朋寿インタビュー
INTERVIEW
自分の言葉を持つ人の歌が、心に入ってくる - 浮(BUOY) インタビュー
REVIEW
クララズ – 台風18号
INTERVIEW
“2023”で次の扉を開いた3人のハイライト – ベルマインツ インタビュー
REVIEW
岡林信康 – 岡林信康アルバム第二集 見るまえに跳べ
REVIEW
田中ヤコブ – おさきにどうぞ
REVIEW
上田正樹と有山淳司 – ぼちぼちいこか
REVIEW
ザ・ディランⅡ – きのうの思い出に別れをつげるんだもの
REVIEW
Bagus! – 恋はうたかた
REVIEW
ベルマインツ – ハイライトシーン
REVIEW
ヤユヨ – ヤユヨ
INTERVIEW
清水煩悩との雑談(後編)– 天川村から新たな船出『IN,I’M PRAY SUN』
REVIEW
小野雄大 – 素粒子たち
INTERVIEW
覚悟が決まった第二章 – Easycome『レイドバック』インタビュー
INTERVIEW
生きている日が歌になる – ダイバーキリン『その美しさに涙が出る』インタビュー
REVIEW
のろしレコード – のろし
REVIEW
松井文 – ひっこし
REVIEW
gnkosaiBAND – 吸いきれない
REVIEW
イハラカンタロウ – C
REVIEW
折坂悠太 – トーチ
REVIEW
西洋彦 – fragments
REVIEW
クララズ – アメリカン
REVIEW
阿佐ヶ谷ロマンティクス – 独り言
REVIEW
平賀さち枝とホームカミングス – かがやき / New Song
REVIEW
TATEANAS-縄文人に相談だ/君と土偶と海岸で
REVIEW
ズカイ – 毎日が長すぎて
INTERVIEW
30代になった酩酊シンガーてらがRibet townsと鳴らす家族の歌
INTERVIEW
年鑑 石指拓朗 2019-『ナイトサークル』リリースインタビュー
INTERVIEW
年鑑 石指拓朗 2018
REPORT
峯大貴が見たボロフェスタ2019 3日目
INTERVIEW
キタが語る、オルタナティヴ・バンドthanの正史ー2ndアルバム『LINES』リリース・インタビュー
REPORT
峯大貴が見たボロフェスタ2019 2日目
REPORT
峯大貴が見たボロフェスタ2019 1日目
INTERVIEW
はちゃめちゃなエンタテインメントがやりたいーチャンポンタウン“Giant step”リリース・インタ…
INTERVIEW
3人で歌の本質を確かめる場所―のろしレコード(松井文、夜久一、折坂悠太)『OOPTH』リリース・イン…
INTERVIEW
清水煩悩との雑談(前編)-新MV“まほう”・“リリィ”を公開&クラウドファンディング始動
REVIEW
アフターアワーズ – ヘラヘラep / ガタガタep
REVIEW
河内宙夢&イマジナリーフレンズ – 河内宙夢&イマジナリーフレンズ
INTERVIEW
休日に音楽を続ける人たちのドキュメント-松ノ葉楽団3rdアルバム『Holiday』リリースインタビュ…
INTERVIEW
日常に散らばった、ささやかな幸せを愛でるー大石晴子 1st EP『賛美』インタビュー
REVIEW
THE HillAndon – 意図はない
REPORT
リクオ『Gradation World』スペシャル・ライヴat 代々木・Zher the ZOO レ…
REVIEW
Ribet towns – メリーゴーランド / CRUSH / みまちがい
REPORT
峯大貴が見た祝春一番2019
INTERVIEW
今また初期衝動に戻ってきた – リクオ『Gradation World』リリースインタビュー–
REVIEW
HoSoVoSo – 春を待つ2人
REPORT
峯大貴が見た第2回うたのゆくえ
INTERVIEW
ここから踏み出す、ギリシャラブの“イントロダクション” – 2nd Album『悪夢へようこそ!』リ…
INTERVIEW
その時見たもの、感じたことを記録していく – ダイバーキリン『忘れてしまうようなこと』リリースインタ…
REVIEW
チャンポンタウン – ごきげんよう
REVIEW
宵待 – NAGAME
INTERVIEW
cafe,bar & music アトリ
REVIEW
てら – 歌葬
REPORT
【峯大貴の見たボロフェスタ2018 / Day3】ULTRA CUB / Gateballers /…
REPORT
【峯大貴の見たボロフェスタ2018 / Day2】Homecomings / Moccobond /…
REPORT
【峯大貴の見たボロフェスタ2018 / Day1】ベランダ / Crispy Camera Club…
INTERVIEW
KONCOS:古川太一 × ボロフェスタ主催 / Livehouse nano店長:土龍対談 - 音…
REVIEW
ローホー – ASIA MEDIA
REVIEW
影野若葉 – 涙の謝肉祭
REVIEW
Pale Fruit – 世田谷エトセトラ
REVIEW
原田知世 – music & me
REVIEW
Traveller – Chris Stapleton

LATEST POSTS

COLUMN
お歳暮企画 | ANTENNAとつくる、2024年なんでもベスト1 Part.2

今年もANTENNAをご覧いただきありがとうございました。年の瀬恒例記事『お歳暮企画』で2024年を…

COLUMN
お歳暮企画 | ANTENNAとつくる、2024年なんでもベスト1 Part.1

今年もANTENNAをご覧いただきありがとうございました。年の瀬恒例記事『お歳暮企画』で2024年を…

COLUMN
【2024年12月】今、大阪のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト

「大阪のインディーシーンってどんな感じ?」「かっこいいバンドはいるの?」今聴いておきたい注目のアーテ…

COLUMN
【2024年12月】今、京都のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト

「現在の京都のインディーシーンってどんな感じ?」「かっこいいバンドはいるの?」「今」の京都の音楽シー…

COLUMN
【2024年12月】今、東京のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト

「東京のインディーシーンってどんな感じ?」「かっこいいバンドはいるの?」京都、大阪の音楽シーンを追っ…