清水煩悩が新Music Video“シャラボンボン”を公開
京都生まれ、和歌山育ちのシンガーソングライター清水煩悩。2月にMV“大天国”の完成・公開についてアンテナでも取り上げたばかりだが、怒涛のペースで2ndアルバム『ひろしゅえりょうこ』(2018年)から新たなMV“シャラボンボン”が到着した。
“大天国”は7分13秒に及ぶ摩訶不思議なドラマ作品であったが、一転今回の“シャラボンボン”は全編アニメーションとなっている。制作したのはNHK Eテレ<シャキーン!>で放送されていたPolaris“風に聞く”の映像も手掛けた、アニメーション・フィルム作家の幸洋子。豊かな色彩感とブラウン管テレビから流れる映像の質感が、新たな煩悩ワールドを引き出す作品に仕上がっている。
以下は筆者 峯大貴が本動画に寄せている解説コメント。
縄文時代から現代までの歴史も、ペンギンから独裁者に天才漫画家までの種別や身分も、全部ごった煮にしてしまう、フラットでミクスチャーなその言語感覚。スリーコードが繰り返されるシンプルなメロディの弾き語りだが、耳をそばだてるとライター、シェイカー、鳥の鳴き声など様々なパーカッションが茶々を入れてくるその遊び心。多重録音、エフェクターの導入、各地の民族音楽への興味・接近など通して、今急速に音風景を拡張しているシンガー・ソングライター清水煩悩の大器を予見させるエレメントが、この“シャラボンボン”には詰まっている。
プロフィール
京都府生まれ和歌山県出身。
2016年11月:活動開始。
2017年3月:初めての自主制作盤『みちゅしまひかり』発売(現在廃盤)。水曜日のカンパネラ・コムアイが「天才じゃない?」と賞賛。TENSAIBANDⅡ・奇妙礼太郎主催「同じ月を見ている」出演。
2018年4月:P-VINE流通協力の元、2ndアルバム『ひろしゅえりょうこ』が、SNEEKER BLUES RECOREDSから全国リリース。帯コメントには、奇妙礼太郎。
2018年6月:元たま・石川浩司との2マンライブ『稀代の変哲』が代官山にて開催。
2018年12月:フジテレビオンデマンド『PARK』にてライブ・インタビュー動画がメディア初公開。
2019年1月、5月:風知空知にてMusicVideo「大天国」大画面上映会、「シャラボンボン」大画面上映会と称した、ワンマンショウとトークショーを連続で開催し大成功を収める。
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WRITER
- 峯 大貴
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1991年生まれ。大阪北摂出身、東京高円寺→世田谷線に引っ越しました。
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ANTENNAに在籍しつつミュージックマガジン、Mikikiなどにも寄稿。
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関西インディーズの水先案内人。音楽ライターとして関西のインディーズバンドを中心にレビューやインタビュー、コラムを書いたりしてます。
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