はいからはくちプレゼンツ『おたく、はいからですねぇ~』
大阪拠点の4人組ロックバンドはいからはくちが、8月8日(木)に大阪・梅田シャングリラで自主企画『おたく、はいからですねぇ~』を開催する。2019年現在において<ロックのあるべき姿勢>なんて在りし日のノスタルジーか、ロック警察の妄言だ。しかし彼らのサイケでヒッピーな風貌でしなやかに暴れたおすステージには、そんな形骸化した<あるべき姿勢>を再定義していく気概が感じられる。今年は祝春一番2019にも初出演。演者の中でもひと際若い彼らを初めて見る観客も多い中で、“ダラダラのブルース”では片山祥希(Vo)が客席中央に設置されたステージまで飛び出して、イギー・ポップや甲本ヒロトさながらのステップを踏みながら、ブルースハープを吹く姿は強烈な印象を残した。
そして6月14日には2ndアルバム『コンフント』もリリースし波に乗る彼らによる自主企画イベントは、いずれも大阪を拠点に活動している顔ぶれが揃った。祝春一番に同じく出演した<転んでないのに泥だらけ>を標榜するスリーピースバンド、アフターアワーズ。カントリー、ブルースとアメリカン・ルーツに傾倒したサウンドと三木康次郎(Vo / Gt)の一度聴いたら忘れられないしゃがれたボーカル・スタイルで徐々に関西で頭角を示すTHE HillAndon。この若き3組には70年代の憂歌団やウエスト・ロード・ブルース・バンド、上田正樹とサウス・トゥ・サウスなどによる関西ブルース、ソウル・バンドの活況を彷彿とさせる。
そこにダメ押しとして出演するのがAZUMI。はいからはくちが今年の祝春一番で出会って心酔し、呼ぶに至ったというブルース・シンガー。河内音頭から、あべのぼる、石田長生、チャック・ベリーに月亭可朝とあらゆる故人がAZUMIに憑依していく“アズミ説法”など、今なお表現は進化し続けているアズミ・ワールドにぶちのめされてほしい。
関西の新たなブルース・サミットと言えるようなこの4組の共演を見逃すな!
日時 | 2018年8月8日(木)OPEN 18:30 / START 19:00 |
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場所 | |
出演 | はいからはくち AZUMI アフターアワーズ THE HillAndon |
料金 | 前売り 2,500円 / 当日 3,000円(+1Drink) |
公式HP |
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WRITER
- 峯 大貴
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1991年生まれ。大阪北摂出身、東京高円寺→世田谷線に引っ越しました。
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ANTENNAに在籍しつつミュージックマガジン、Mikikiなどにも寄稿。
過去執筆履歴はnoteにまとめております。
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- 乾 和代
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奈良県出身。京都在住。この街で流れる音楽のことなどを書き留めたい。
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