NABOWAがリモート制作したEP第二弾『EXCITE』を配信リリース
京都を代表するインストゥルメンタル・バンド、NABOWAが5月5日に<1週間ぶりの>デジタルEP『EXCITE』をリリースした。4月17日にjizueとの共同制作アルバム『Sketch』、4月27日に3曲入りEP『RELUX』と怒涛の制作が続いている彼ら。本作も引き続きメンバーそれぞれの自宅やスタジオなどにとどまって作曲をする完全リモート形式で制作されている。
前作(と言うのも不思議な心地だが)『RELUX』はいずれもワイワイとしたムードが漂い、肩の力を抜いて楽しめるリラックス・チューンだったが、一転本作はダンサブルでアッパーな3曲が収録。複雑に入り組んだ4人の放つサウンドがうねりを上げて展開し、グルーヴを形成していくNABOWAのライブの醍醐味が詰まっている。
特筆すべきは“pulseman”。“pulse”(2012年作『Sen』収録)のリアレンジ、いや進化系と言った方がよいだろう。ライブではクライマックスに“aurelia”とメドレー形式に融合したアレンジでクライマックスに披露されることが多く、通底するフレーズを軸に各パートがソロを取っていく長尺ファンク・チューン。本作ではグッとタイトに5分半でまとめ上げられ、ソリッドな展開で魅せてくれる。
ハイペースでありながら決してインスタントな仕上がりではない、ますます彼らのライブを味わいたくなってしまうではないか。
NABOWA
京都を拠点に活動している4人組インストゥルメンタル・バンド。2019年4月に発売した『DUSK』を含め、現在までに6枚のアルバムをリリース。国内外大型フェスへの出演や、近年は、台湾3都市ツアー、香港ワンマンを行うなどライブアクトとしてアジアでも高い評価を獲得している。
Member|YU KAWAKAMI (Dr / Key), KANADE KAGEYAMA (Gt), HIRAKU YAMAMOTO (Violin), ITARU HORIKAWA (Ba)
Webサイト:http://www.nabowa.com/
Instagram:https://www.instagram.com/nabowa_jpn
Twitter:https://twitter.com/nabowa
Facebook:https://www.facebook.com/nabowa
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WRITER
- 峯 大貴
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1991年生まれ。大阪北摂出身、東京高円寺→世田谷線に引っ越しました。
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ANTENNAに在籍しつつミュージックマガジン、Mikikiなどにも寄稿。
過去執筆履歴はnoteにまとめております。
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奈良県出身。京都在住。この街で流れる音楽のことなどを書き留めたい。
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