棚木竜介と図書館が浮遊感のあるオルタナフォーク“黄昏”を配信リリース
2013年結成、東京を拠点に活動する4人組バンド、棚木竜介と図書館が2024年3月27日(水)にシングル“黄昏”を配信リリースした。
現在制作中のアルバムからの先行発表となる隔月シングルリリースの第3弾。第1弾“波紋ベイベー”、第2弾“かなで”とはガラッと作風の違う、浮遊感のあるインディーフォークな楽曲に仕上がっている。
ほぼ一発録りで録音された小気味良くシャッフルしていくリズムとバンドサウンドはほどよく力が抜けていて、春の黄昏時に見る夢のような酩酊感だ。そこにリラックスした棚木竜介(Vo / Gt)のボーカルに、不知火庵(Ba / Cho)、きむらさとし(Dr / Cho)、中嶋佑樹(Gt / Pf / Cho)のコーラスの虹がかかる。全員特色のある声色を持ったボーカリストである棚図書ならではのハーモニーが本曲でも堪能できる。全編に渡ってチルでのんびりとしているが、なぜかダークな余韻が残るエンディング。一筋縄ではいかないポップな仕掛けもこのバンドの重要な魅力だ。
前2曲に引き続き坂本慎太郎やOGRE YOU ASSHOLEなどの作品のエンジニアとしても知られる中村宗一郎(PEACE MUSIC)がミックスとマスタリングを担当。さて、『スーベニール』(2018年)以来となる2ndアルバムはいよいよ5月中旬に発表されるそうだ。2024年は棚図書の年になるぞ。
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黄昏
アーティスト:棚木竜介と図書館
仕様:デジタル
発売:2024年3月27日
レーベル:図書
配信リンク:
収録曲
1.黄昏
棚木竜介と図書館
棚木竜介(Vo / Gt)
不知火庵(Ba / Cho)
きむらさとし(Dr / Cho)
中嶋佑樹(Gt / Pf / Cho)
2013年、東京にて結成。メンバーチェンジを経て、現在のプリミティブな4人編成に至る。4人のバラバラな個性から生まれる自由でオルタナティブなアンサンブルが魅力。棚木の書く歌詞も心を撫で時にえぐり温める。ゆらゆら帝国や坂本慎太郎作品のエンジニアとして知られる、中村宗一郎氏がミキシングを担当した配信シングル“Camel”がSpotify公式プレイリスト『edge!』にインする等、活躍の場を広げている。各所で棚図書(たなとしょ)中毒者増殖中。
Webサイト:https://linktr.ee/tanatosho
X(旧Twitter):@tanakiss43
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WRITER
- 峯 大貴
-
1991年生まれ。大阪北摂出身、東京高円寺→世田谷線に引っ越しました。
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ANTENNAに在籍しつつミュージックマガジン、Mikikiなどにも寄稿。
過去執筆履歴はnoteにまとめております。
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- 乾 和代
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奈良県出身。京都在住。この街で流れる音楽のことなどを書き留めたい。
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