歪で繊細なソウル・チューンを生む大石晴子が1stアルバム『脈光』発表、先行シングル“発音”が配信開始
大石晴子、本格的に再始動。1stアルバム『脈光』を4月27日にリリースすることを発表した。
シンガーソングライターとして2019年に活動開始し、1st EP『賛美』(2019年)や配信シングル『ランプ/巡り』(2020年)のリリースが注目を集めた。ANTENNAでもその際のインタビューを掲載しているので是非ご覧いただきたい。その後、2020年には土岐麻子出演ライブのオープニングアクトとして演奏。2021年に入るとs**t kingzの楽曲“足取り”の作詞と歌唱を担当。また4人組バンドmogsanとのユニットTATEANASとして『NHK北の縄文プロジェクト』キャンペーンソング“おやすみの国へ”を発表するなど活動の場を広げる。その一方で、コロナ禍においてライブ出演は一度のみ、目立った動きのない期間が続いていた。
満を持して約2年ぶりのリリースとなる本アルバムは、その間に生まれた未発表曲を詰め込んだものとなっている。BREIMENの高木祥太やBialystocksの菊池剛、折坂悠太(合奏)など多方面で活躍するパーカッショニスト宮坂遼太郎らが参加し、大石の楽曲や歌声がもつ包容力や表現力を強く後押ししている。またミックス・レコーディングはこれまで同様、折坂悠太、さとうもかなどの作品を手がける中村公輔が担当。
点を打つように日々を繰り返すうち、それが生活の線になり、絡まりながら継がれながら延長を続ける。それで、私たちはどう生きようか。大石晴子が今を挑んだ本アルバムが、聞き手の元に打たれる一つの点となることを願う。
アルバムの情報解禁に合わせ、3月2日には先行シングル“発音”が配信開始。誰かが発した音が質量をもったように私たちに降る。それに意味を求めず、ただ音として愛しんだ楽曲となっている。どうか寛いで、ウッドベースやピアノ、歌声が織りなす響きを存分に迎えてほしい。
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脈光
アーティスト:大石晴子
仕様:CD / デジタル
リリース:2022年4月27日(水)
収録曲
1. まつげ
2. 港に船
3. 手の届く
4. 季節を渡れ
5. 菜の花
6. さなぎ
7. echo
8. 立ち合い
9. 発音
大石晴子
大阪生まれ神奈川育ち。生活の機微を、美しくも不思議な響きのメロディで歌うシンガーソングライター。早稲田大学のソウルミュージックサークルで出会ったR&Bフィーリング、お笑いラジオ番組のヘヴィーリスニングで体得した鋭利な言語感覚、愛犬家。
個性的且つ芳醇な匂いを醸し出す楽曲群。繊細さと強さ、ポップとブルース、相反するものが揺れ動く歌声は聴く人の胸を打つ、祝福。
Webサイト:https://oishiharuko.com/
Twitter:https://twitter.com/haru_014
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WRITER
- 峯 大貴
-
1991年生まれ。大阪北摂出身、東京高円寺→世田谷線に引っ越しました。
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ANTENNAに在籍しつつミュージックマガジン、Mikikiなどにも寄稿。
過去執筆履歴はnoteにまとめております。
min.kochi@gmail.com
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映画と本、食べることと誰かと楽しくお酒を飲むことが好き。
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