清水煩悩がバンドセットでのライブ音源作品『2023年12月13日7人編成(Live)』をリリース
和歌山県出身の音楽家・清水煩悩が、2024年1月24日(水)にライブ音源『2023年12月13日7人編成(Live)』を配信リリースした。1stアルバム『みちゅしまひかり』(2017年)、2ndアルバム『ひろしゅえりょうこ』(2018年)、ANTENNAでもアルバム制作前後の2回にまたいでインタビュー記事を掲載した3rdアルバム『IN,I’M PRAY SUN』(2020年)と、素っ頓狂で鬼気迫りながらも力の抜けたストレンジなポップソングを生み出してきた稀代の変哲。コムアイや奇妙礼太郎、Sundayカミデたちからも評価を受けながらも、ここ数年ほどはイラストの方に注力し、音楽活動は断続的に。しかし昨年より徐々にライブを再開している。
約3年半ぶりのリリースとなる本作は、2023年12月13日に〈下北沢THREE〉で行なわれた演奏の模様を収めたライブ音源。参加メンバーは清水煩悩に加え、盟友ゴルゴス(Gt / Cho)が率いるバンド・チャンポンタウンが全面サポート。ケン・アカマツ(Key / Cho)、こまるあかね(Ba)、kiarayui(Cho)、ムラカミダイスケ(Sax)、漂泊亭俳太(Dr)を加えた全7人特別編成でのステージだ。煩悩本人が自らの楽曲では初めてとなるミックスを手がけ、ケン・アカマツがマスタリングを担当している。
ミニアンプから流れる鳥の鳴き声や川のせせらぎから演奏は始まり、アンビエントや民族音楽の要素を取り入れながら、ダイナミックで繊細にサウンドをデザインしていく16分に及ぶ大曲“まほう”を幕開けとする大迫力の4曲。宅録が主体で密室的な音像だった清水煩悩の楽曲が、この特別編成によりSigur Rós、Animal Collectiveなどにも通じる広大な世界にエスケープして生まれ変わっている。
唯一4曲目の“橋の上”はチャンポンタウンの楽曲(未発表)だ。ゴルゴスのフェイバリットであるBO GUMBOSの“夢の中”にも通じた、ニューオーリンズの香りがしてくる名演である。
今年はフルアルバムの制作も予定しているという煩悩。直近では4月26日(金)に大阪〈心斎橋CONPASS〉で、チャンポンタウンとのツーマンライブが開催される。復活した悪童、新たな体制で世にはばかる。
2023年12月13日7人編成(Live)
アーティスト:清水煩悩
仕様:デジタル
発売:2024年1月24日
レーベル:natsuyasumiazi
配信リンク:https://friendship.lnk.to/December13_2023
収録曲
1.まほう(Live)
2.大天国(Live)
3.リリィ(Live)
4.橋の上(Live)
チャンポンタウンと清水煩悩
日時 | 2024年4月26日(金) |
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会場 | |
出演 |
チャンポンタウン / 清水煩悩 |
料金 | 前売り ¥3,500 / 当日 ¥4,000(+1ドリンク代別途) |
チケット |
清水煩悩
和歌山県出身。2016年末から活動をスタート。ダイナミックで丁寧なサウンド・デザイン、素朴なメロディとフォーキーさを軸に、アンビエントや民族音楽、ノスタルジックな要素を取り込んだ楽曲を制作、演奏する。
X(旧Twitter):@shimizubonnou
Instagram:@shimizubonnou
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1991年生まれ。大阪北摂出身、東京高円寺→世田谷線に引っ越しました。
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ANTENNAに在籍しつつミュージックマガジン、Mikikiなどにも寄稿。
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