
【2026年5月】今、東日本のライブハウス店長・ブッカーが注目しているイベント
「東日本のインディーシーンってどんな感じ?」「かっこいいバンドはいるの?」「熱いイベントはどこでやっているの?」
今聴いておきたい、ライブを観ておきたい注目のアーティストが出演するイベントを紹介していただきます。
今月の紹介者は以下の方々です。
下北沢THREE:io
下北沢BASEMENTBAR:クックヨシザワ
青山 月見ル君想フ:中村亮介
下北沢THREE:ioの注目イベント
甘美 vol.2
こんにちは、下北沢THREE制作スタッフのioです!
今回ご紹介するのは、私がブッキングを担当いたしました、6月3日(水)開催の『甘美 vol.2』です♪
イベントタイトルの『甘美』という言葉は、「心地よくうっとりとした気持ちにさせること」や「甘く快く感じられること」という意味を持っており、その意味に沿うような心地よく美しい音楽を集めた素敵な日を作りたいと思い、昨年の6月にこのイベントを始めました。
『甘美』という言葉を私なりに解釈してブッキングを考えており、心地よい環境の中で、音楽の持つパワーを感じて貰えるようなイベントにしたいと考えております。
また、当日はテーマを表現するために装飾や写真やアートの展示も考えております。
私自身、「表現」や「アート」全般に非常に興味があり、音楽を始めとして、写真・絵・グラフィックデザイン・文章など、様々な「表現」がこの世に存在する中で、もっと多くのものに触れていきたい、複数の「表現」が混在し融合されたアート空間に包まれたいという想いが膨らんでいきました。
ライブハウスにいらっしゃる方は、少なからず「音楽」という「表現」や「アート」を愛していると思うので、これらへの興味や関心が深いと感じております。
ただ、美術館や写真展へハードルの高さを感じ、なかなかこれらに触れていない人もいるのではないでしょうか。そこで、「ライブ×表現」という空間をもっと近いものにしたいという想いから、このイベントをライブハウスで始めようと思いました。
また自分自身は、インプットする機会は多くありつつも、いざ自分が「表現」や作品を作るとなると、ハードルの高さを感じてしまい、なかなかできずにいました。例えば編み物や縫い物、ネイルなども一つの表現手段であり、アートには無限に幅があると思います。またプロの写真家や、デザイナー、アーティストなどには及ばずとも、もう少し大衆的に自由に「表現」をしたり、作品を展示したりできる環境はあってもいいと思ったことも、きっかけになりました。
昨年に引き続き私も何名かに被写体をお願いし、写真作品を鋭意準備中です。1回目の開催から1年経っての開催となりましたが、素敵な空間を作れるよう、準備を進めてまいりますので、お気軽に足をお運びいただけたら嬉しいです。また同じような想いを抱えている人がいたら、次回以降の出展をお待ちしております。
さて、イベントへの想いが長くなってしまいましたが、ブッキングや作品制作を進めて行く中で、「儚さと強さ」といったものが今回のテーマとなっていったように感じます。私は特に「儚さが持つ美しさ」を女性に対して感じることが多く、写真作品の被写体は女性にお願いし、ブッキングさせていただいたバンドも女性ボーカル4組となりました。
出演していただくバンドを紹介させていただきます。
1組目は、ザ・みゅ〜。東京・大阪2拠点で活動する、ノスタルジックでドリーミーな2人組ユニット。バンド編成のライブには、ベースとドラムをサポートとして迎え、4ピースバンドとして活動している。どこか寂しさを感じられる歌詞の内容と、明るさを感じられる言葉選びや楽曲のバランス感が、人間味を思わせる。唯一無二の世界観は中毒性があり、歌詞を口ずさみたくなる。
2組目は、エダワカレ。奈良発・関西を拠点に活動するハートフルコアバンド。人間らしさと人間の脆さを感じられる叙情的な歌詞と、繊細かつ芯のある楽器の音が美しい。愛にひたむきに向き合って書かれた歌詞のように思える。感情のこもったボーカルと、力強く芯のある演奏が見事にマッチし、爆発力のあるライブも魅力。
3組目は、UlulU。東京を拠点に活動する3ピースバンド。等身大な表現の中に文学的で独自性のある歌詞と、力強く衝動的な演奏に心惹かれる。壮大なライブパフォーマンスには圧倒され惹き込まれると共に、どこへでも連れて行ってくれるような気がする。演奏を観ていると、今この瞬間や、一瞬一瞬を大切にしているように感じられる。刹那的な美しさもあり、かっこいい。
4組目は、LIGHTERS。東京を拠点に活動するインディーロックバンド。正規メンバーでの3ピースを基本としながら、ギターを迎えた4ピース、さらに鍵盤も迎えた5ピースでの編成を披露することもある。テーマ性のある写真集やZINEの発売や、自主企画での世界観の作り方など、一表現者らしい様子が、今回のコンセプトにも親近感の湧くアーティスティックなバンド。洗練された演奏に惹き込まれると共に、表情のある楽曲たちが非常に美しい。
この日は、四者四様のパフォーマンスがパズルのピースのように集まり、一つの大きな「表現」にもなる予感がしています。
甘美 vol.2
| 日時 | 2026年6月3日(水) |
|---|---|
| 会場 | 下北沢THREE |
| 料金 | 前売り ¥2,800 / 当日 ¥3,300(+1drink) |
| 出演 | ザ・みゅ〜 / エダワカレ / UlulU / LIGHTERS |
| 予約 |
io
下北沢THREE制作 / EverBrighteller マネージャー / デザイナー
下北沢BASEMENTBAR:クックヨシザワの注目イベント
こんにちはこんばんは。いつもお世話になっております、BASEMENTBAR店長クックヨシザワです。
今月は31周年アニバーサリーマンスリー!(誕生日は1995年5月12日)ということで、昨年の30周年を年末まで引っ張ってしまったおかげで、今年はあっっという間に周年月間を迎え、バタバタワイワイと楽しく過ごさせてもらっています。
毎年思うし毎年言うのですが、周年じゃない月や週でもいつもスペシャルなエブリデイを我々BASEMENTBARは作っていますよ!と自負しております。
さて、そんな中今回おすすめするイベントは2つ!初めての試み、最終日5月31日(日)が週末ということで昼と夜に2つのスペシャルイベントを組みました。
お昼は心地よく体を揺らすような感じで朗らかに乾杯。夜は激しくダンスダンスダンス!で汗かいてホットドッグ食べて乾杯。お互いに出会ってそうで出会ってない、そんな組み合わせ。スペシャルに相応しい、好きな人たちに集まってもらいました。
丸一日、ベースメントバーで遊んでもいいんだよ!両方遊びに来た人にはドリンク奢ります。ぜひともお待ちしています。そして32周年に向けて、BASEMENTBARの今後にも期待していてください。何卒よろしくお願いいたします。
BASEMENTBAR 31th Anniversary "Present"
| 日時 | 2026年5月31日(日) open 12:00 / start 12:30 |
|---|---|
| 会場 | 下北沢BASEMENTBAR |
| 出演 | ヤスエでんじゃらすおじさん / Hooloos / Tocago |
| 料金 | 前売り ¥3,100 / 当日 ¥3,900 (+1drink ¥600) U29 ¥2,400 (+1drink ¥600) |
| チケット |
下北沢ベースメントバー三十一周年記念公演- 「心から心」
| 日時 | 2026年5月31日(日) open 18:30 / start 19:00 |
|---|---|
| 会場 | 下北沢BASEMENTBAR |
| 出演 | 【LIVE】
【FOOD】 |
| 料金 | 前売り ¥3,100 / 当日 ¥3,900 (+1drink ¥600) ※ザ・ヒーローズ限定手売りチケット有り 10代 ¥600 (Without drink) |
| チケット |
クックヨシザワ
BASEMENTBAR 店長 / ミートザホープス キャプテン&ボーカル
青山 月見ル君想フ:中村亮介の注目イベント
永Q結社自主企画「永Q時刻」
6月4日(木)に開催する永Q結社自主企画「永Q時刻」を紹介します。
ホストを務める永Q結社は、2024年より活動を開始した結成間もないバンド。J-ROCKをベースに、HIP HOP、エレクトロ、ブルースなど多様なジャンルを融合させたミクスチャーロックを鳴らしています。メンバーにDJがいて、単なるバンドサウンドの枠を超えた、歪でありながらポップで中毒性のある音楽が魅力です。
また、メンバーそれぞれのバックグラウンドも非常にユニーク。ボカロP、クラシックの作曲家、ラッパーなど、一見まったく接点のなさそうな音楽歴を持つメンバーたちが集まり、独自のサウンドを生み出しています。そんなバラバラな背景を持つ者同士が鳴らす音楽、気になりませんか?
彼らがバンドとして初めてライブ出演した公演を僕はたまたま観に行ってました。もちろん音楽も素晴らしかったのですが、それ以上に印象的だったのが彼らの佇まいです。襟付きの黒シャツ、メイド服、スーツといった衣装で演奏する姿からは、アニメやネットカルチャーからの影響を感じさせつつ、各々の嗜好や世代感を飛び越え、多用なカルチャーからの引用をナチュラルに取り込んでいました。その感覚に“今っぽさ”を強烈に感じて衝撃を受けたのを覚えています。なんと、その当時の彼らはまだ10代だったそうです(現在は結成当初とメンバーが変わっています)。
現時点では配信などでもリリース作品はまだありませんが、SoundCloudではdemo音源をいくつかチェックすることができます。ぜひ聴いてみてください。
イベントの話題に戻りますが、企画のゲストには、日本の童謡や伝統芸能から着想を得た注目の和風オルタナティブロックバンド「ひゅ〜どろん」、そして5人組インストバンド「MCNI」が出演します。彼ららしいカオティックな組み合わせのパーティー!
気になった方は是非 月見ルにご来場ください!
永Q結社自主企画「永Q時刻」
| 日時 | 2026年6月4日(木) |
|---|---|
| 会場 | |
| 出演 | 永Q結社 |
| 料金 | 前売り ¥3,300 / 学割 ¥2,300(+1drink) |
| チケット |
中村亮介
1988年生まれ 広島出身。2016年より「四ツ葉ミュージック」の屋号で広島でマイペースに音楽イベントの企画を開始。2018年より〈広島クラブクアトロ〉のアルバイトスタッフとして勤務し、いくつかのイベントの企画制作に携わる。
2021年 青山〈月見ル君想フ〉入社に伴い、コロナ渦真っ只中に上京。不定期開催のイベントシリーズ『JUST RIGHT!!』『Do Not Disturb!』『AXE』などを担当。
音楽経験は皆無でリスナー感覚で携わってたら、いつの間にか東京にいました。
You May Also Like
WRITER

- 副編集長
-
1991年生まれ。大阪北摂出身、東京高円寺→世田谷線に引っ越しました。
OTHER POSTS
ANTENNAに在籍しつつミュージックマガジン、Mikikiなどにも寄稿。
過去執筆履歴はnoteにまとめております。
min.kochi@gmail.com